材料と工法について 材料と工法について

ここでは主に外壁塗替え時の工法についてのご説明を。次ページでは使用塗料(製品)についてのご説明をさせて頂きます。
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外壁塗り替え時の工程は、1)下地処理2)下塗り3)中塗り4)上塗りとなります。
 
下地処理 下地処理
高圧水洗

旧塗膜に付着している汚れを除去するもっとも一般的な方法で、強い圧力によって噴射される水により表面の汚れを除去します。汚れがひどい場合には、環境にやさしい植物性の洗浄剤をうすめて洗う場合もあります。

高圧水洗

高圧水洗
ワイヤーブラシによるケレン

ワイヤーブラシによるケレン
ワイヤーブラシ* によるケレン*

高圧水洗でも落ちない汚れや場所的に高圧水洗が出来ない時にとられる方法で、ワイヤーブラシにより汚れを削り取ります。
Uカッと後ウレタンシーリング充填

構造クラック(幅1ミリメートルが目安)を埋める時に取られる方法です。下地がモルタルの場合、ただ埋めるだけでは近い将来にまた割れてしまうので、伸縮性のあるシーリング材によりクラックを埋めます。
工程は、

1)クラック部のUカット*
2)プライマー* 塗布
3)シーリング材充填
4)パターン補修*

新しい塗膜との密着が重要になるため、ウレタンシーリング材が使用されます。


●語句説明

ワイヤーブラシ…毛の代わりに鋼線を植え込んだブラシ
ケレン…汚れや旧塗膜を落とすこと
Uカット…クラックの幅と深さを広げること
ある程度の幅と深さがないとシーリング材が入りません
プライマー…シーリング材を密着させる材料
パターン補修…シーリング材を充填したところは既存のパターンが消えてしまうため、周りのパターンと合わせて上塗り後に補修したところが判らない様ぼかします
1)クラック部のUカット

1)クラック部のUカット

3)シーリング材充填

3)シーリング材充填
2)プライマー塗布

2)プライマー塗布

4)パターン補修

4)パターン補修
 
下塗り材について 下塗り材について
下塗り材とは、下地材と上塗り材を密着させる材料です。簡単にいうと接着剤のような機能を持つ塗料です。
上塗り材は耐候性、低汚染性、防カビ、防藻性等の機能がありますが、密着力に欠けています。単に上塗り材だけでは塗膜を被せたということでしかありません。
最近ではクラック追従性のある微弾性フィラーが開発され主流になっています。

シーラー

水性と溶剤型があり、溶剤型は水性に比べ浸透力が優れているため、劣化が進み下地との密着力の弱くなった塗膜に使われます。シーラーを浸透させるのは、密着力を回復させるためです。

微弾性フィラー

最近主流になっている下塗り材です。水性のため環境を汚染せず、機能としては微細なクラックを埋めることが出来ます。乾燥後も弾力性が残っているためクラックに追従することが出来ます。
塗り方には、
◆薄塗り…いわゆる一般のローラー(ウールローラー)で塗装します。
◆厚塗り…砂骨ローラーという特殊なローラーにより厚く塗ります。(右図)
の2種類があります。
下塗り材とお家の関係  
よほど劣化の進んだ塗膜には「シーラー(溶剤型)+微弾性フィラー」という塗り方もされます。
微弾性フィラー厚塗り

微弾性フィラー厚塗り
砂骨ローラーによる厚塗りパターン

砂骨ローラーによる厚塗りパターン
既存塗膜

既存塗膜
 
中塗り、上塗り材について 中塗り、上塗り材について
中塗りと上塗りは同じ材料を使います。
一回塗りでは規定の塗膜の厚さを出すことは出来ず、その塗料の耐久性や耐汚染性等の機能が発揮されません。
水性と溶剤型に分類することが出来、その中でも樹脂(塗膜を作る主成分)の分類により以下のように分けることが出来ます。


樹脂の耐久性と価格
Q&A 水性反応型と溶剤型、同じ樹脂ならどちらが優れてる?
もともと外壁に使用される塗料は低汚染性、耐候性等の機能は圧倒的に溶剤型の塗料が優れていました。
近年の環境問題(作業時における匂いの問題、余った塗料の廃棄の問題等)の意識の高まりにより、水性の優れた塗料が開発されてきました。
水性反応型と溶剤型今では水性といっても溶剤型にひけを取らない機能を持っていると言っても過言ではないでしょう。
Q&A バイオ抗菌塗料やセラミック塗料について
バイオ抗菌というのは、左記の上塗り材の中に特殊薬剤を配合することにより防カビ防藻性を強めたものであり、セラミック塗料というのは、上図の材料(樹脂)にセラミック成分を複合化することにより、塗膜の静電気を抑え、低汚染性を強めたものです。何か特殊な樹脂を主成分としているわけではありません。 バイオ抗菌塗料やセラミック塗料について近年では多くの塗料に以上のような機能を持たしています。
あくまでも塗料の質の高低は樹脂であり、セラミックによる低汚染性や、バイオ技術による防カビ性は付加価値となります。
Q&A 価格と質のバランスについて
価格が高ければそれに応じて品質が良いかというとそうではありません。
新しく開発された材料(いわゆる新商品)というのは開発費がかかっているため、広く市場に出回るまでは品質に比べて価格が高いのが特徴です。
例えばフッ素樹脂塗料は確かに耐久性等の機能は一番優れていますが、ウレタンやシリコン塗料に比べて価格が4〜5倍もします。耐用年数が20年とうたわれたりもしますが、10年もすれば汚れるのは避けられないでしょう。現時点では定期的な塗り替えが困難な高層ビルのような場合を除いて、「品質に比べて価格が高い」と言わざるを得ません。
工法(塗装システム)について 工法(塗装システム)について
工法(塗装システム)とは以上の下塗り材と中塗り、上塗り材の組み合わせを言います。
例えば、
 
微弾性フィラー(厚塗り)+水性反応型ウレタン樹脂塗料
微弾性フィラー(薄塗り)+溶剤型シリコン樹脂塗料
 
といったようになります。
大手塗料メーカーはこれらの工法に独自にネーミングをつけています。
関西ペイントのアレスホールド工法、SK化研のメンテサーフシステム、日本ペイントのオーデリウォール工法がそれに当たります。
これらの組み合わせにより、機能(耐候性、低汚染性、防カビ、防藻性)と価格が変わって来ます。これを的確に選択することで価格に伴った質の高い工事をすることが可能になるのです。

工法(塗装システム)について
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