細かくお話すれば低汚染性の強弱、防カビ防藻性の強弱等がありますが、同じ樹脂ならばほぼ同質と考えてよろしいかと思います。
それは、塗料の質は基本的には樹脂によって決定されるからです。
メーカーの違いはそれぞれのメーカーの市場戦略の違いによる製品のそろえ方や力の入れている製品の違いと考えることができます。エスケー化研は上の表から、他社に比べ1つの樹脂に対して多品目の製品があることがお分かりいただけると思います。それらの違いはセラミック複合技術による低汚染性の強弱、防藻防カビ性の強弱となっています。これにより、質と価格のバランスの細かいニーズに応えようとしているメーカーということができるでしょう。
また、日本ペイントや関西ペイントはある特定の樹脂塗料の製品化に力を注いでいるメーカーと考えることができます。
|  |
例えば日本ペイントはシリコン樹脂の屋根用、外壁用の塗料を「シリコン伝説」というブランド名を付け、ホームページ上でもかなり力を入れて公開していることから、他の樹脂の中でもシリコン樹脂塗料に力を入れているメーカーと考えることができます。
そして関西ペイントは溶剤型ウレタン樹脂塗料の「アレスエコレタン」のように他社が2液型*の材料に対し1液型による材料を開発することにより作業性を軽減した材料による製品差別化をはかっています。
最後に、トウペは上記の他社の扱っていないハルスハイブリッド樹脂塗料を製品化していることから推察して、シリコン樹脂よりは質が高く、だからといってフッ素樹脂よりは高価でないといったような他社のない市場を見ているメーカーと考えることができるでしょう。 |