
1nm(ナノメートル)= 100万分の1mm(ミリメートル)。
このナノテク技術が塗料の製品化に応用開発された、今までにない新しいタイプの塗料です。
通常、艶ありの塗料は艶の調整はできるものの、艶を落としてしまうと本来の耐久性も劣ってしまうことが欠点でした。
この塗料は、もともとが艶消し(正確には1~2分艶)でありながら、シリコンと同等、もしくはそれ以上の耐久性がある塗料です。
その他、「汚れを雨で洗い流す」セルフクリーニング効果、難燃性等、ナノテクノロジーの画期的な技術に裏打ちされた機能を持つ塗料です。
ナノコンポジットW は下記の点において評価され、日本三大技術賞のひとつである、井上春成賞を受賞しました。この井上春成賞は、我が国の科学技術の発展に貢献した業績を称えるために創設された賞で、塗料ではナノコンポジットW が初めて受賞しました。
※ 実験写真は、水谷ペイント ナノコンポジットW のホームページより引用させて頂いております。
もともと、ジョリパットによるコテ仕上げや和風の仕上げなど、土壁のようなマットな風合いを希望される方にお勧めの塗料です。
この塗料が市場に出るまでは、マットな仕上(艶消し)となりますと
の両極端のどちらかを選択するか、または、シリコンやフッ素樹脂塗料などを3分艶まで落として、本来持っている耐久性を添加剤で落としたものを選択するしかなかったのですが、この塗料の開発によって、費用と耐久性のバランスのとれた艶消し塗料が選択できるようになりました。
外壁のメンテナンスサイクルを10年に一度と計画される場合、費用対効果が非常に高い優れた塗料といえます。
ナノコンポジットW は1~2分艶のマットな仕上げの塗料で、艶を調整することはできませんので、選択肢の一つとしてご紹介させて頂く場合もありますが、この塗料だけがお薦めですとは言いません。
ナノコンポジット樹脂という塗料の性格上、彩度の高い色を調色することができません。
彩度が高くかつ艶を落とした仕上げを希望される場合は、溶剤系のシリコン、または、溶剤系のフッ素で3分艶まで落とす仕上げをお勧めいたします。
ナノコンポジットW は費用対効果のバランスの優れた塗料ですが、価格は別にして、最高の機能を求められる場合は、耐久性でいうならば、2液溶剤型のフッ素樹脂(ファイン4F セラミック)や無機塗料(アプラウドシャラスターMK)、セルフクリーニング効果であれば光触媒超親水性塗料(ハイドロテクトECO-EX)といった高機能の製品がありますので、これらをお勧めさせて頂きます。
延べ床面積30坪、総2階建て、外壁面積150m2の住宅を想定し、ナノコンポジットW で塗り替えた場合のお見積は、下記の通りです。
※ お見積には、仮設足場費用・養生費・消費税は含まれておりません。
外壁塗装仕様 | 面積(m2) | 単価 | 金額 | |
---|---|---|---|---|
下地処理 | 高圧洗浄 | 150 | \250 | \37,500 |
塗装システム | ナノコンポジットシーラー 1回 | 150 | \600 | \90,000 |
ナノコンポジットW 2回 | 150 | \2,000 | \300,000 | |
合計 | \427,500 |
外壁塗装仕様 | 面積(m2) | 単価 | 金額 | |
---|---|---|---|---|
下地処理 | 高圧洗浄 | 150 | \250 | \37,500 |
塗装システム | ナノコンポジットフィラー 1回(砂骨ローラー) | 150 | \900 | \135,000 |
ナノコンポジットW 2回 | 150 | \2,000 | \300,000 | |
合計 | \472,500 |
私たちは、水谷ペイント パートナー施工店です。