202604/09
「見えない下地」が建物を守る
鉄筋爆裂を根底から治す徹底補修
新築時の塗膜やシーリング材が耐用年数を大幅に超過したことで、コンクリート内部へ雨水が浸透。その結果、内部鉄筋に錆が生じ「爆裂」を誘発してしまった状況が伺えます。
こうした内部の不具合は、見積提出時の目視調査だけでは正確に把握することが困難です。そのため、あらかじめ予想される費用を予算計上し、施工後に実費精算をさせていただく形をとっております。これには、お施主様と施工業者の間の強固な信頼関係が何より欠かせません。コンクリート再生において最も重要なのは「下地処理」であり、今回の爆裂補修は以下の手順で進めております。
【爆裂補修の工程】
1.打診調査:打診棒を用い、音の違いから内部の浮きを特定します。
2.ハツリ撤去:ハツリハンマーで、浮きが生じている箇所を徹底的に除去します。
3.鉄筋のケレン清掃:露出した鉄筋の錆を削り落とし、清掃します。
4.鉄筋の防錆処理:外部環境との遮断性と、安定した「黒錆被膜」への転換機能を持つ「ダンジオーラE下塗り」を塗布します。
これらの処置を経て、エポキシ樹脂系またはポリマーセメント系の樹脂モルタルで埋め戻す準備を整えます。
いかに優れた塗料を使用するか以上に大切なのは、「どのように施工するか」という工程そのものです。特に目に見えなくなる下地処理、なかでも爆裂鉄筋を健全化するこのプロセスこそが、建物の寿命を左右する最も肝要な作業であると確信しております。












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