202604/11
建物の崩落を防ぐ
鉄筋爆裂のメカニズムと高強度モルタルによる再生
「爆裂(ばくれつ)」とは、鉄筋コンクリート造の外壁において、シーリング材や表面の撥水機能が失われることで発生する現象です。
内部に雨水が浸透して鉄筋が錆び、その膨張圧力によって表層のコンクリートが押し出されてしまう「鉄筋爆裂」を指します。建物の寿命を左右するこの問題に対し、弊社では以下の手順で的確に対処しております。
【爆裂補修の基本工程】
1.調査・マーキング:打診により、内部で浮きが生じている箇所を特定し、印を付けます。
2.ハツリ除去:工具を用いて浮いたコンクリートを斫(はつ)り取り、錆びた鉄筋を完全に露出させます。
3.鉄筋のケレン・防錆処理:錆を落とした後、再発を防ぐための防錆処置を施します。
4.樹脂モルタルによる埋め戻し:欠損部を専用の補修材で成形し、構造を復元します。
本日は、昨日実施した防錆処理の十分な乾燥時間を経て、ポリマーセメント系モルタルによる成形作業を行いました。打ち放しコンクリート再生において、この爆裂処理こそが最も基本であり、かつ最も重要な工程となります。
今回使用している補修材「NPメガモルタルハード」は、コンクリート構造物の欠損部補修や断面修復に特化した、高品質な再乳化形粉末樹脂混入タイプです。最大60mmまでの一発厚付けが可能でありながら、70N/㎟以上の極めて高い圧縮強度と高付着・低収縮性を備えています。国土交通省の品質基準(告示第1372号)にも適合したこの材料を用いることで、既存の構造物と強固に一体化させ、新築時のような健全な状態へと再生してまいります。











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