誤解の理由と汚さない正しい施工法を解説
コロニアル面はガイナ2回 鋼板面はガイナ3回
鋼板面のガイナ仕上
断熱塗料ガイナは本当に汚れやすい?誤解される理由
「断熱塗料のガイナは汚れやすい」という噂を耳にすることがあります。しかし、これは大きな誤解です。
誤解が生まれる原因は、ガイナの持つ独特な質感にあります。ガイナの成分は、実に80%が特殊なセラミックです。そのため、一般的な「艶あり塗料」と比べると、仕上がりが少しザラザラとした質感(艶消し)になります。この「ざらつき」を見た方が、「汚れが付きやすいのでは?」と勘違いしてしまうケースが多いのです。
実は汚れに強い!ガイナが持つ本来の防汚性能
本来、ガイナは一般的な塗料よりも汚れに強い特性を持っています。
・静電気を帯びない(帯電性がゼロ):空気中のチリやホコリを寄せ付けません。
・親水性の塗膜:雨水が汚れの下に入り込み、自然と洗い流してくれます。
一般的な塗料は、塗膜の静電気によって空気中の浮遊物を引き寄せて汚れてしまいます。対してガイナは、本来であれば非常に汚れにくい塗料なのです。
ガイナが本当に汚れてしまう「2つの原因」と対策
もし施工後にガイナがひどく汚れてしまった場合、それは塗料の品質ではなく、現場の施工方法(職人の技術)に原因がある可能性が高いです。ガイナは通常、水で0〜20%に希釈し、2〜3回塗り重ねることで適切な厚み(膜厚)を確保します。これにより、耐久性・断熱性・防音性といった本来の性能が100%発揮されます。
しかし、以下のような施工を行うと汚れやすくなってしまいます。
原因:希釈をケチり、2回塗りで終わらせてしまう
たとえば(画像のような)鋼板面の屋根に対して、水の希釈を少なめにして無理に2回塗りで仕上げようとすると、塗膜の凹凸が大きくなり表面が荒れてしまいます(粗面)。
いくら静電気を帯びないガイナであっても、物理的な凹凸が大きすぎると、その隙間に砂埃などの汚れが溜まってしまうのです。
対策:多めの希釈と「3回塗り」で平滑に仕上げる
このような施工不良を防ぐためには、現場の判断が重要です。施工の際、希釈率をあえて多めに設定し、2回ではなく「3回塗り」で丁寧に仕上げることで、表面をツルッとした平滑(へいかつ)な状態に整えることができます。
隙間のないなめらかな塗膜を作ることこそが、ガイナ本来の「汚れにくさ」を引き出すプロの技術です。