優れた製品の陰にはそこに人生をかけた開発者が存在します。
先月、TBSの「夢の扉+」で放送された『塗る断熱材ガイナ』を本日再度拝見させて頂きました。
素晴らしい製品には、そこに人生をかけた素晴らしい開発者がいます。
「私の子供たちももちろん私の子ですが、ガイナも私の子供のようなものです。」との言葉が耳朶に残ります。
下記に内容を少しご紹介させて頂きます。
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色と熱の関係を調べてみると、白という色が熱を反射をしているのではなく、白色の基となる物質が熱を反射していることを発見する…
この探究心こそが石子社長の最大の武器でした。
もっと良い物質を使えば塗料のような薄い断熱材ができるかもしれない…
夢だった石子社長の「ものづくり」が始まる。
通常、太陽は屋根や壁に溜まり室内を暑くする。
太陽の熱を溜めずに跳ね返す物質はないだろうか…
試行錯誤の末、たどり着いたのは…『セラミック』
一般的にセラミックとは硬い焼き物のこと。
熱を溜めずに放射する特性が利用され、焼き肉屋さんのコンロの網の下に使われ、肉を中まで焼く遠赤外線を放出する材料として使用されていたり、電気ヒーターに使用されることで、そこから熱を放出し体を温める材料としても使用されています。
「この硬いセラミックを滑らかな液体することが出来れば、高性能の断熱材が出来るはずだ。」
石子社長は日々研究を重ねます。
しかし、なかなか塗料のような滑らかなものにならない。
失敗に継ぐ失敗。
その製品間には実に…14年もの歳月を要することとなります。
開発から4年後、ようやく塗る断熱材が完成した。
ローラーはもちろん、スプレーで吹き付けることも出来る。
塗る断熱材は、乾燥すると浮き上がったセラミックが表面に膜を造り、熱気や冷機を跳ね返し、わずか1mmで効果を発揮する。
常識を覆す暑さ1mmの断熱材。
「…きっとみんな驚くに違いない。」石子社長は自信満々で売り込んだ。
ところが…
まるでペテン師扱い、気づくと10年1缶も売れていなかった。
ワラをもすがる気持ちで訪ねたのが大物建築家
「この人に使ってもらえば一気に世間に広がるだろう。」
説明をさいぎられ「断熱材はぶ厚いから効果があるんだ。何を言ってる、この素人が!」
灰皿を投げつけられ、スーツがたばこの灰だらけになる。
「…もうやめようか」
ところが、あきらめかけていたそのとき、一本の電話が入った
昔営業に回ったことのある建築家からだった。
実際に使ってみると通常の断熱材以上の効果があると評判を呼んだ。
ペテン師扱いされ灰皿まで投げつけられた石子社長の発明が10年の歳月を費やし世間にようやく認められます。
そして、ついにはあのジャクサをうならせることとなります。
ロケットが大気圏に突入する際の高熱に耐える高性能の断熱材を開発していたジャクサは、その技術を転用し研究してくれる民間企業を捜し求めていました。
名だたる大企業を押しのけ従業員25人の石子社長の会社が選ばれる。
そして、遂に国を動かすことになる…
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節電の夏、石子社長が子供と呼ぶ塗る断熱材ガイナが日本を涼しく包んでくれる。
そんなお手伝いを私たち安田塗装でもお手伝いさせて頂ければ幸いです。
最後に、DVDを送ってくださいました日進産業 滝川様に心より御礼申し上げます。