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塗料選定について

信頼できる塗料を
責任をもってご提案いたします

人工的に暴露環境を作る「促進耐候性試験」、直接的に自然環境に晒す「屋外暴露試験」

新しく研究開発された一つの塗料が製品として市場に出るためには、その製品が目標とする耐久年数をクリアできるかどうかの試験に合格する必要があります。

試験には、塗装された塗膜が晒される環境を人工的に作りテストする「促進耐候性試験」と、直接的に自然環境に晒す「屋外暴露試験」の2つの方法があります。新商品の開発スピードが速い近年では、屋外暴露試験は結果が出るまで数年かかってしまうため、サンシャインウェザーメーターによる促進耐候性試験が積極的に採用されています。

しかしながら、サンシャインウェザーメーター試験で合格と判断され、期待耐久年数が10年以上と唄われながら、実際には数年のうちに劣化することが後に判明し、販売停止となり市場から消えていく塗料もあります。

実は以前、当社も、大手メーカーによる画期的な新製品を使用したものの、数年のうちに見るも無残な状態となってしまい、再度施工をやり直した経験があります。その際、お施主様は仰いました。

「メーカーが良いというものをそのまま信じ施主に進め、問題が起きた場合は、たとえ塗料に問題があっても、メーカーの情報を鵜呑みにしてしまった施工店の塗料選定ミスと捉えるべきではないか」

安田塗装ではこの言葉を真摯に受け止め、新製品についてはカタログやウェブに表記された情報だけでなく、メーカーの技術部や開発関係者に直接お話を伺い仕様を確認できた塗料、また、自社で使用し耐久年数の実績がある塗料や、繋がりのある同業者と実績を確認し合い信頼できると判断した塗料のみを、お施主様にご提案しております。

塗料の暴露試験

暴露試験場

前述のとおり、塗料の耐久性試験には「促進耐候性試験」と「屋外暴露試験」の2つの方法があり、早期に結果が出る「促進耐候性試験」が多く採用されております。しかしながら、いかに最新の科学技術を用いて自然に近い暴露環境を作り出せる設備と言えども、実際の屋外暴露環境に勝るものが出来ていないのが現状です。

暴露試験場とは、工業材料や工業製品の質的向上を図るため、大気暴露試験、促進劣化試験を行う施設です。塗料の暴露試験場は、紫外線が東京の3倍と言われる沖縄県宮古島や西表島にあり、紫外線や酸性雨、そして海塩粒子を含む塩害による塗膜の劣化状況が観察されます。また、塗料メーカーの暴露試験場では、基材との付着性、色差、光沢保持率、汚染度等様々な観点から観察結果を数値化し、それら数値の変化の要因が検証され、製品の改良や新製品の開発に応用されています。

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