保育園の無垢フローリング床再生
茨城県内の保育園様よりご依頼をいただき、経年劣化によってささくれが生じてしまった無垢フローリングの再生(削り直し)工事を実施いたしました。
無垢フローリングのウレタンクリアー仕上げは、長年の使用にともなう経年変化によってウレタン塗膜が徐々に剥がれてまいります。剥がれかけたウレタンの硬い塗膜が鋭利に変形することに加え、木材自体の油分が抜けて乾燥することも重なり、深刻な「ささくれ(ササクレ)」へと発展します。
園内の無垢フローリングが経年劣化によってささくれ立ち、園児の皆様にケガ人が出てしまっている状況から、安全性を早急に回復するべくご依頼をいただきました。子どもたちが毎日安心して過ごせる安全な床を取り戻すため、徹底的な研磨・改修を行い、無垢材の温もりとやさしい肌触りを引き出す自然塗料で仕上げました。
施工前:経年劣化によるフローリングの木肌
施工後
塗装システム
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フローリングハードクリアオイル
弊社の定番仕様でもある、株式会社プラネットジャパンの自然塗料 「ハードクリアオイル」は、天然の亜麻仁油や桐油を主成分とした自然塗料です。
着色成分には、化粧品や食品の着色にも用いられる天然鉱物系の顔料が使用されており、安全性に配慮された製品として、一般住宅はもちろん、保育園や幼稚園などの施設にも採用しやすい塗料です。
Step1フロアーサンダーによる下地サンディング
まずは、経年によって劣化した表面の古いウレタン塗膜(微細なプラスチック粉)および、ケガの直接的な原因となっているささくれを完全に除去します。
大型のフロアーサンダーに粗目(あらめ)と中目(なかめ)のサンドペーパーを装着し、木材の表層を均一かつ強力に削り落としていきます。
フロアーサンダーによる粗掛け
左:粗掛けによるササクレ除去
1回目の粗掛け研磨よりも細かいサンドペーパーを使用し中掛け研磨
Step2ポリッシャーによる繊細な木肌調整
表層の削り出しを終えた後は、フロアーサンダーの研磨跡をなくして床全体を滑らかにするため、細目(さいめ)のペーパーを装着したポリッシャーを用いて仕上げの研磨を実施いたしました。これにより、ささくれが一切ない、素足で触れても心地よい健やかな木肌へと整えられます。
子どもたちの安全を守るための床の再生工事は、表面的な美観だけでなく、ミリ単位の平滑性と手触りの優しさを追求する職人の繊細な技術が求められます。
ポリッシャー研磨による木肌調整
Step3自然塗料仕上げ
ハードクリアオイルは、木材の表面に硬化作用をもたらし、日々の摩耗から床を保護する艶消しタイプの自然オイル塗料です。木の呼吸を妨げにくく、無垢材本来の風合いを生かしながら、しっとりと落ち着いた仕上がりになります。
また、撥水性にも優れているため、お茶や給食などの飲みこぼしによる染みの発生を抑える効果も期待できます。衛生面や美観の維持が求められる保育園、幼稚園、児童福祉施設などの床仕上げには、とても相性の良い自然塗料です。
職人の手によって一つひとつ丁寧に塗り込まれたハードクリアオイルは、無垢材の温もりとやさしい肌触りを引き出しながら、床をしっかりと保護します。
これにより、園児の皆様が素足で安心して過ごせる、滑らかで安全性に配慮した無垢フローリングへと再生することができました。
ハードクリアオイル
ハードクリアオイル塗装中
余分なオイルの拭き取り



