202607/04
豊島区で屋根の下塗り
下地に合わせた塗装仕様
地元・豊島区内で進めている外壁改修工事です。
サイディング目地とサッシ周りへのシーリング充填が完了しましたが、すぐに外壁塗装へ移るわけではありません。新しく充填したシーリング材が内部まで硬化するには、気温や湿度、充填した厚みに応じた養生期間が必要です。
この大切な養生期間を省略せず、その間に施工できる屋根の工程へ移りました。
工期を急ぐために必要な乾燥時間を短縮するのではなく、「待つべき工程はしっかり待ち、進められる工程を計画的に進める」。こうした工程管理も、外壁改修工事の品質を支える重要な要素です。
屋根全体が十分に乾燥していることを確認してから、板金部分とスレート部分、それぞれの下地に適した処理を行いました。
屋根の板金部分には、スコッチブライトと呼ばれる研磨材を使用して目荒らしを行います。
目荒らしとは、表面の汚れや劣化した塗膜を除去するとともに、板金表面へ細かな傷を付け、塗料の密着性を高める作業です。錆が目立たない板金であっても、表面が平滑なままでは塗料が十分に密着しない場合があります。
完成すると見えなくなる工程ですが、塗膜の剥がれを防ぎ、耐久性を高めるためには欠かせません。
目荒らしと清掃を終えた板金部分には、日本ペイントの「ハイポンファインプライマーⅡ」を塗装しました。
ハイポンファインプライマーⅡは、塗り替え適性と防錆性に優れた弱溶剤形2液エポキシ樹脂錆止め塗料です。主剤と硬化剤を所定の割合で混合し、板金部分を均一に覆うことで、上塗り塗膜の下から錆が発生するのを抑えます。日本ペイント製品情報
一方、スレート屋根には、水谷ペイントの「水系パワーシーラーⅡ」を塗装しました。
水系パワーシーラーⅡは、住宅屋根用化粧スレートなどに使用する水性1液カチオン系シーラーです。旧塗膜との付着性に優れ、スレート表面へ浸透することで、経年により弱くなった下地を補強し、上塗り塗料を密着させる役割があります。
スレート屋根は、紫外線や雨風の影響を受け続けることで表面が劣化し、塗料を吸い込みやすくなります。下塗りが不足すると上塗りにむらが生じるだけでなく、早期の剥離につながる可能性もあります。
そのため、表面の吸い込み具合を確認しながら、下地が必要とする量を丁寧に塗り込んでいきます。
屋根塗装では、上塗り塗料の種類や色に目が向きがちですが、塗装の耐久性を支えているのは、その前に行う洗浄、目荒らし、錆止め、シーラー塗装といった下地処理です。
今回は、金属である板金部分にはエポキシ系錆止め塗料、窯業系のスレート部分にはカチオン系シーラーを使用しました。このように同じ屋根の中でも、素材と役割に応じて下塗り材を使い分けることが重要です。
安田塗装では、材料の性能だけに頼るのではなく、その性能を十分に発揮させる下地処理と工程管理を大切にしています。シーリングには必要な養生期間を確保しながら、屋根では下地ごとに適切な塗装仕様を選定し、一つひとつの工程を着実に進めてまいります。










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