【屋根塗装】の記事

屋根塗装

ガルバリウム鋼鈑の下塗り

ガルバロック♯300

ガルバリウム鋼鈑の下塗り

ガルバロック#300塗装中

ガルバリウム鋼鈑の下塗り

只今、新宿区内においてRC造4階建て、事務所兼住宅の改修工事において、ガルバリウム鋼鈑屋根の下塗り中です。

塗装仕様は、塗る断熱材のガイナです。

ガルバリウム鋼鈑は、アルミニウム55%、亜鉛43.4%、シリコン1.6%から成る、アルミ亜鉛合金めっき鋼板です。

一般的なトタン屋根と比較し、錆びにくく、耐久性は15年以上とも評されてますが、塗り替えの際、下地処理が不十分であったり、下塗り材が的確でないことで不具合を起こす業者さんが多いのも事実です。

現在、150kgfの高圧洗浄の後、全面サンドペーパー研磨をし、橋梁でも使用できる、神東塗料の二液エポキシ強溶剤のガルバロック#300を使用しています。

どんなに高耐久で高機能の材料で仕上げるとしても、最も重要な工程が下地処理であり的確な下塗り選定と言えるからです。

ガルバロック#300

屋根塗装

水系ナノシリコン

類稀なる水性屋根用塗料

水系ナノシリコン

水系ナノシリコン塗装中

水系ナノシリコン完成

水系ナノシリコン完成

西表島暴露試験場にて水谷専務と共に

西表島暴露試験場にて水谷専務と共に

西表島暴露試験場視察

西表島暴露試験場視察

遡ること二十余前、大手塗料メーカーが威信をかけた水性屋根用塗料。

環境に優しい水性塗料でありながら、厳しい耐候性促進試験を見事クリアーし、堂々と市場に登場してまいりました。

しかし、サンシャインウェザーメーターと言われる暴露設備には耐えることができても、現実の風雨をを伴う数年間にわたる紫外線には対応できず、色褪せや剥がれなど、多くの現場で塗膜の不具合が起こり、市場から消えてしまったことがありました。

塗膜の不具合はそのほとんどは、施工不良によるものが多いのですが、この時は特定の業者に限ることなく、あらゆる現場で同じような症状がみられたことから、塗料自体に原因があることが判明し、製品改良のため一度姿を消すこととなったのです。

当時、当社も例外なく、カタログ内容を信じ、お施主様の勧め、仕様書通りに施工させて頂いたいくつかの現場で、数年のうちに色褪せてしまい、塗り替えざるを得なかった現場もありました。

塗料に原因があったとはいえ、結果的にお施主様の信頼を裏切ることとなってしまい、それ以来、2液反応硬化型の溶剤系塗料が最も強いとの既成概念の下、「最近の水性塗料は問題ない」との言葉もに耳を傾けることなく、多くの現場で2液溶剤型の屋根用塗料を使用し続けてまいりました。

しかしながら、この数年は、開発者の生の声を聞く機会に恵まれ、信頼できる同業他社の友人の現場での実証を視察し、更に、宮古島や西表島暴露試験場も視察させて頂き、溶剤型塗料は、確かに基材との密着力は優れているものの、耐候性は必ずしも溶剤系が上ではないことが明らかに知ることができました。

それゆえ、現在、自信を持って進めさせて頂いている屋根用塗料が、水谷ペイントの水系ナノシリコンです。

水谷ペイントは日本ペイントや関西ペイントのような誰もが知っている総合塗料メーカーではありませんが、京都工芸繊維大学と科学技術振興機構との産学官連携のよって生まれたナノコンポジットWの独創的技術が評価され、井上春成賞と工業技術賞を受賞する技術力に定評のある塗料メーカーです。

そして、そのナノテクノロジーが応用された多くのすぐれた塗料を開発し市場に出している、知る人ぞ知る堅実なる塗料メーカーです。

この、水系ナノシリコンは、サンシャインウェザーメーターの設備による耐候性促進試験によってだけでなく、関東の紫外線量の3倍と言われる西表暴露試験場によって、光沢保持率や変色率(色差)などの角度から耐久性の強さが見事実証され、環境にも優しい類稀なる水性屋根用塗料なのです。

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ガイナ施工事例 屋根塗装

屋根塗装の細部

ガイナ仕上げ

屋根塗装の細部

スレート屋根のガイナ仕上げ

①重なり部分の刷毛塗り

①重なり部分の刷毛塗り

②縁切り状態

②縁切り状態

③釘頭の玉状シール

③釘頭の玉状シール

練馬区春日町にて、屋根・外壁共にガイナ仕上げ、付帯部はファイン4Fセラミック仕上の塗装仕様で進行中です。

見積項目には、たった一行、

屋根塗装仕様:遮熱プライマー1回+ガイナ2回

となっておりますが、この現場に携わらせて頂いた職人が、この現場をこの仕様書に照らし、配慮した工程をところどころ撮影致しました。

①遮熱プライマー後、スレート部の重なり部分の刷毛塗り

②毛細管現象を確実に避けるためのタスペーサーと縁切り状態

③板金の釘頭の玉状シーリング

勿体なくも当社をご用命頂き、毎日のようにお茶のお心遣いをして下さるお施主様のご信頼にお応えするべく、一日一日を真心こめて施工させて頂いております。

見られていようが、見られていまいが、真心込めた丁寧な一つひとつの工程は時が必ず証明してくれることを信じているからです。

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真心こめた仕事

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ガイナで地球と人に優しい暮らし。ガイナの心を知る施工店 安田塗装におまかせください!

ガイナ施工事例 屋根塗装

毛細管現象回避

タスペーサー+α

毛細管現象回避

重なり部分を全て刷毛塗り

重なりにローラーが当たらないようローラーは横に転がす(中塗り)

重なりにローラーが当たらないようローラーは横に転がす(中塗り)

重なりに材料が埋まらず毛細管現象回避

重なりに材料が埋まらず毛細管現象回避

只今、練馬区春日町にて、屋根・外壁ガイナ仕様、付帯部はファイン4Fセラミック仕様の現場を進めさせて頂いております。

画像は屋根塗装において、下塗りに遮熱プライマーを塗装し、スレート瓦の重なり部分を刷毛で塗装した様子です。

材料は塗断熱材のガイナです。

ガイナはシリコンやフッソなどの合成樹脂塗料とは異なり、細かいセラミックビースが80%を占める材料のため、仕上りはざらつき感があり、塗膜の厚さも厚くなります。

経年劣化によってスレート瓦が反り、重なり部分に十分な隙間がある場合は問題にはなりませんが、重なり部分がほとんどない場合、塗膜が厚いゆえ、ローラーだけに頼って塗装を進めてしまうと、合成樹脂塗料と異なり、重なり部分に材料が詰まってしまうリスクが大きいと言えます。

そうしますと、雨の日、毛細管現象によって重なり部分を吸い上がった水が抜けない状態となり、塗装したことが、かえって雨漏りを引き起こしてしまう要因となってしまうことがあります。

もちろん、縁切り部材であるタスペーサーを使用することが大前提ですが、勾配が小さく、かつ、スレートの重なりが非常に小さく、ローラーだけでは塗料が詰まってしまう危険があると判断した場合、このように重なり部分を刷毛で塗り、隙間が埋まらないよう細心の注意をして進めます。

たとえ、下塗り:遮熱プライマー+上塗り:ガイナ2回という、塗装仕様が同じであっても、一つひとつの建物や状況の応じて最適な塗装工程を行い、建物の寿命を延ばすことが塗装専門店としての使命であると考えております。

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屋根塗装

遮熱プライマー

エポラオールプライマー

遮熱プライマー

エポラオールプライマ―塗装後

エポラオールプライマ―塗装後

エポラオールプライマ―塗装後

プライマー後ガイナ塗装中

プライマー後ガイナ塗装中

画像は高圧洗浄後、プライマーを塗装したスレート瓦です。

シーラーやプライマーは基材に浸透し強度を高めるとともに、上塗り材を密着させるための塗料で、上塗り材に対し、下塗り材とも呼ばれます。

ひと口にプライマーと言っても、水性系、溶剤系、2液反応硬化型などがあり、画像のように白い顔料によって遮熱プライマーもあり、安いものから高級なものまで様々あります。

この日本特殊塗料のエポラオールプライマーは2液溶剤型で、遮熱機能あり、錆止め機能もあり、遮熱断熱塗装仕上げの場合、当社では1年ほど前からこの高機能プライマーを標準仕様とさせて頂いております。

上塗り材を塗ってしまうと隠れてしまう下塗り材ですが、多くの現場で使用させて頂き、2液反応硬化型の弱溶剤系の粒子基材に深く浸透することで機材の強度を高くし、遮熱顔料濃度も高いのでので遮熱機能も高く、上塗り材を透過した紫外線を跳ね返し、このプライマーを塗った時点で、基材の表面温度を20度程度下げることができます。

さらに、高い濃度の特殊エポキシ樹脂が防錆効果を発揮し、錆止め機能を持つ、屋根塗装の遮熱塗装仕上げや断熱仕上において力強い機能を発揮するプライマーです。

エポラオールプライマー