202608/31
外壁の色と艶をA4見本板で確認頂くために
「艶消し」の違いを目で確かめる
ありがたいことに外壁塗装のご用命を賜り、塗装前の色合わせと既存シーリングの確認へ伺いました。
今回は、お施主様にA4サイズの見本板をご覧いただき、外壁の色だけでなく、塗装後の艶や質感まで確認していただく予定です。
艶消しにも違いがあります
外壁塗装では「艶消しにしたい」というご要望をいただくことがあります。
しかし、一口に艶消しといっても、すべての塗料が同じ質感に仕上がるわけではありません。
例えば、日本ペイントの「パーフェクトトップSi」は、艶有りのほか、3分艶や艶消しなどへの調整が可能です。一方、「パーフェクトトゥルーマット」は、わずかな底艶も抑えた完全な艶消しとして設計されています。
水谷ペイントの「ナノコンポジットW」も落ち着きのある艶消し仕上げですが、塗料の種類や塗膜の構造が異なるため、光の反射や質感には微妙な違いが生じます。
同じ「艶消し」という表現でも、光をほとんど反射しない仕上がりもあれば、見る角度や日差しによって、わずかに底艶を感じる仕上がりもあります。
言葉やカタログだけでは伝わりにくい部分だからこそ、実際に使用する塗料をA4サイズの板へ塗り、目で見て確認していただくことが大切です。
実際の外壁に合わせて確認
色は、小さな色見本と広い外壁とでは見え方が変わります。また、晴天と曇天、日向と日陰、朝と夕方でも印象は異なります。
そこで、既存の外壁へ色見本を直接当て、周囲の色や建物全体との調和を確認します。そのうえでA4サイズの見本板をご覧いただくことで、塗装後のイメージをより具体的に共有できます。
完成後に「思っていた色や艶と違う」という行き違いが生じないよう、言葉だけでは判断しにくい内容は、できる限り実物で確認していただくよう努めています。
シーリングの状態と色も確認
今回は色合わせと併せて、サイディング目地に充填されている既存シーリングの劣化状態と色味も確認しました。
今回のように外壁をエナメル塗料で塗りつぶす場合は、一般的にシーリングを打ち替えてから外壁を塗装する「先打ち」で施工します。
施工直後はシーリングの上まで塗料で覆われるため、シーリング自体の色が仕上がりに直接影響することはほとんどありません。
しかし、シーリングは建物の動きに追従する柔軟な材料です。長い年月の中で目地が伸縮すると、シーリング自体が健全であっても、その上を覆う塗膜にひび割れが生じることがあります。
その際、外壁とシーリングの色が大きく異なっていると、塗膜の亀裂からシーリングの色が見え、ひび割れが目立ちやすくなります。
そのため、塗りつぶし仕上げであっても、将来の見え方まで考えて、外壁に近い同系色のシーリング材を選ぶことがあります。
次の塗り替えまでを考える
今回のシーリング打ち替えには、オート化学工業の高耐久シーリング材「オートンイクシード」を使用する予定です。
オートンイクシードは、長期間にわたり柔軟性を維持することを目的に開発された、高耐久・高耐候型のシーリング材です。
次回の塗り替えまで長い期間が空くことを想定し、シーリングの色についても外壁色に近い色を選定することをご提案する予定です。
外壁塗装の色選びは、現在の美しさだけを考えるものではありません。塗料の艶や質感、シーリングの色、さらに経年後の見え方まで考慮することで、長く納得していただける仕上がりにつながります。







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