きっと誰かが待っている

塗魂日記

2013.9.16、塗魂ボランティアとしては第18弾、愛知県立岡崎聾学校のボランティア塗装に参加しに行って参りました。

現在塗魂ペインターズでは東北、関東、中部、関西、中国四国、九州と各本面が主導となってその地域らしいボランティア活動が行われています。

今回は中部塗魂の皆様が主導となって14.15.16の3日間で比較的に大規模のボランティア塗装が行われ、最終日の16日に年に1回全国から集まり記念撮影を行おうとの打ち合わせをしておりました。

さて、16日の最終日、天の気まぐれか、否、その道に礎を築こうとするゆえの試練ゆえか、この日を狙ったかのように、仲間集まる時刻に合わせ、現場である愛知県に台風が上陸、日本全国から集まる仲間が新幹線運休や飛行機の欠航によって各地での足止めを余儀なくされました。

一部地域では避難勧告さえ出ている状況で、本来であればボランティア塗装も予定していた撮影も中止になることが当然の中、交通機関の回復を待った仲間たちが陸続と結集し、嵐の中のボランティア塗装をあっという間に大成功に納めてしまいました。

その後、台風通過のか晴れ渡る青空の下、我が塗魂ペインターズ池田事務局長作詞「塗魂日記」の歌に合わせ、私たちの日頃のありのままの姿を撮影致しました。

ここに登場する皆様、いえ、塗魂ペインターズに加盟する皆様は、経済至上主義に横行する利己主義的な利益追求と決別し、社会貢献の理念と実践をど真ん中に据え、自社の基盤を確固たるものにしようと、あえて茨の道を選択した縁深き大切な大切な仲間です。

会社を経営するうえで、否、生きていく上で何が最も大切なのか、何のために生きれば悔いなき生き方が出来るのか心肝に染めた固い絆で結ばれている縁深き親友です。

塗魂ペインターズが結成されてからこのかた、未だに或る人はきれい事などと揶揄し、或る人は、我賢しと錯覚し上から目線で評論する、また或る人は、社会貢献を金儲けの手段にしている過ぎないと歪曲した情報を発信する。

私心無き人間の、純粋無垢なる活動ゆえ、銭勘定しか頭にない社会貢献とは無縁の人々からこの先も根も葉もない噂を立てられることもあるでしょう。

しかし、私たちはそんな言葉を悠々と見下ろしながら、苦しいときも楽しいときも友との絆を深めつつ、周りを笑顔にし、その笑顔に照らされながら足取りも軽やかに我が道を行進していきます。

かつて読んだ書物の一節を綴っておこう。

「生ける間は、人間から憎悪や愛執は除けない。」

「波騒は世の常である。 波にまかせて、泳ぎ上手に、雑魚は歌い雑魚は踊る。けれど、誰か知ろう、百尺下の水の心を。水のふかさを。」

宮本武蔵 (吉川英治)より

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