シーリング

シーリング1

シーリング撤去

剥離を起こしている既存シーリング

剥離を起こしている既存シーリング

既存シーリング撤去1

既存シーリング撤去1

既存シーリング撤去2

既存シーリング撤去2

今日はシーリング打ち替えの工程の説明から入り、丁寧な施工や、業者の選定について話を綴らせて頂きます。

外壁がサイディングの場合、最も重要な工程が目地と窓廻りのシーリング部分の打ち替えになります。

ひと口にシーリング打ち替えといても、以下の6工程あります。

1.既存シーリング撤去

2.マスキング

3.ボンドブレーカー貼り

4.プライマー

5.新規シーリング充填

6.マスキング撤去

例えば、最初のシーリング撤去の工程に注目してみましょう。

2番目と3番目の画像は既存シーリングを撤去後の写真ですが、どこが違うかお気づきでしょうか?

撤去1は、サイディング側面に既存のシーリングが少し残っている状態で、撤去2の写真はサイディング側面のシーリングをきれいに削ぎ落とし、プライマーが素材に吸い込むよう側面のサイディングの素材を出している状態です。

些細なことのようにも見え、もちろん作業が終了してしまえば見抜くことはできません。

しかしながら、3年、5年、7年と歳月が過ぎれば、既存シーリングが残っている方は、古いシーリングとサイディングの間から剥離現象が生じてしまうのはご想像に難くはないでしょう。

こういった些細な部分が、施工会社や職人の仕事の違いであり、例えば、相見積において、シーリング打ち替え¥1200/mと¥800/mの単価だけを比較し、安いほうが良い業者であると言えない理由があります。

この些細な部分は、施工会社の理念や職人の施工に対する考え方の反映である場合もあれば、管理体制の違いもあります。経営効率や利益率を追求すれば些細なことは疎かになりますし、だからと言って、品質に関係ない部分に対し時間をかけすぎ、それを丁寧な作業と称して高すぎるのもおかしな話です。

業者を選定する場合は、施工会社の理念や社長の生き方、管理体制から反映される施工品質、そして、理念に伴った施工技術があるかを見極めたうえで、価格を比較することが肝要と言えるでしょう。

高品質で相応の価格のとれた業者を選定できるか否かは、ひとえに、賢明なるお施主様の洞察力にかかっていると言っても過言ではありません

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