202606/30
豊島区のシーリング打ち替え
オートンサイディングシーラントを充填
地元・豊島区内で進めている窯業系サイディング住宅の外壁改修工事です。
前回は、サイディング目地の既存シーリングを完全に撤去し、サッシ周りでは新しいシーリング材に必要な厚みを確保するため、下地の防水紙を傷つけない範囲で既存材をV字状にカットしました。
下地処理とマスキングが完了したため、今回はプライマーの塗布と新しいシーリング材の充填を行います。
プライマーには、シーリング材とサイディング側面との接着性を高める役割があります。塗り残しや塗布量の不足があると、施工後の剥離につながる可能性があるため、目地内部の両側面へ均一に塗布します。
プライマーを所定の時間乾燥させた後、目地の奥までシーリング材を充填します。
シーリング材は、表面を覆うだけでは本来の性能を十分に発揮できません。サイディングの動きに追従できるよう、必要な幅と厚みを確保し、内部に空洞が残らないよう注意しながら打ち込んでいきます。
充填後はヘラで押さえ、シーリング材を目地側面へ密着させるとともに、表面を均一に整えます。サッシ周りも同様に、事前に確保した充填断面へ十分な量を打ち込み、丁寧に仕上げました。
今回使用した材料は、オート化学工業の「オートンサイディングシーラント」です。
窯業系サイディングの外装目地に適した高品質なシーリング材で、耐久区分9030に該当する高い耐久性を備えています。
なお、「9030」は耐用年数を表す数字ではなく、JISで定められた試験条件に基づく耐久性区分です。実際の耐用年数は、施工部位や目地の形状、日射、温度変化、施工品質などによって異なります。
オートンサイディングシーラントは、可塑剤を使用しないノンブリードタイプです。
一般的なシーリング材では、可塑剤などの成分が表面へ移行し、その上に施工した塗膜を変色させたり、べたつきによって埃を付着させたりする「ブリード現象」が起こることがあります。
ノンブリードタイプは、このような塗膜汚染を起こしにくく、シーリングの上から塗装する外壁改修工事に適しています。ただし、塗料によっては適合しない場合もあるため、事前に組み合わせを確認することが大切です。オート化学工業 製品情報
一方で、オートンサイディングシーラントは、一般的なシーリング材と比較して硬化に時間がかかります。
表面が乾いているように見えても、内部まで十分に硬化しているとは限りません。硬化前に塗装すると、塗膜の割れや変色、硬化不良などにつながる可能性があるため、気温、湿度、充填した厚みなどを確認し、必要な養生期間を確保してから次の塗装工程へ進みます。
工程を早めるために養生期間を短縮するのではなく、使用する材料の性質に合わせて適切に待つことも、耐久性の高い外壁改修工事には欠かせません。
安田塗装では、耐久性の高い材料を選ぶだけでなく、既存材の撤去、プライマーの塗布、適切な厚みの確保、充填後の養生まで、材料本来の性能を発揮させる施工を大切にしています。
























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