202608/09
割れたスレート屋根をクラックガードで補強
部分補修でスレート屋根を再生
高圧洗浄を終えたスレート屋根に、カチオン系シーラーをたっぷりと染み込ませ、脆弱になった屋根材の下地を整えた後、割れや欠損が確認された部分を補強していきます。
今回使用したのが、スレート屋根の部分的な割れや欠損を補強するために開発された「クラックガード910」です。
クラックガード910は、厚さ0.35mmのガルバリウム鋼板でできた補強材で、割れたスレート屋根材を覆うように取り付け、その上から既存屋根と同じ塗料で仕上げることができます。補修部分が目立ちにくく、塗装による屋根改修と組み合わせやすいことも特徴です。
従来、スレート屋根に部分的な割れや欠損がある場合には、シーリング材や接着剤による補修が行われることもありました。
しかし、屋根材そのものが割れている場合、表面的に接着するだけではなく、割れた部分を物理的に補強することも重要になります。
クラックガードは、既存のスレート屋根材をガルバリウム鋼板でカバーすることで補強するため、部分的な割れや欠損への対策として使用できます。
また、部材には雨水を排出するための水抜き穴が設けられており、屋根本来の排水を妨げにくい構造になっています。メーカー側では、接着補修などと比較して耐久性・耐風性にも配慮した補強方法として開発されています。
塗るだけではなく、屋根材そのものを補強
スレート屋根の塗り替えで大切なのは、単にきれいな塗料を塗ることではありません。
高圧洗浄後に屋根を確認すると、施工前には分かりにくかった細かなひび割れや欠損が見つかることがあります。
そのような状態のまま塗装を重ねても、屋根材そのものの割れが直るわけではありません。
そこで今回は、
高圧洗浄
↓
カチオン系シーラーをたっぷり浸透
↓
割れ・欠損部分をクラックガードで補強
↓
上塗り塗装
という工程で施工しています。
仕上げには骨材入りの水系ナノシリコンRNを使用し、塗膜を形成するだけではなく、傷んだスレート屋根材をできる限り健全な状態へ戻していきます。
すべての傷んだ屋根を塗装できるわけではありません
クラックガードは非常に有効な補強材ですが、どのような屋根でも塗装によって再生できるわけではありません。
製品自体も、部分的な割れや欠損を補強する用途を想定しており、使用範囲は屋根全体の3%までとされています。屋根材全体の劣化が著しい場合に、クラックガードを大量に使用して塗装を続けるための製品ではありません。
スレート屋根全体が著しく脆弱化している場合には、塗装ではなくカバー工法や葺き替えを検討する必要があります。
だからこそ大切なのは、
「塗れるかどうか」ではなく、「この屋根にとって塗装が適切な改修方法なのか」
を施工前に見極めることです。
今回の屋根は、全体を確認したうえで塗装による再生が可能と判断し、部分的な割れ・欠損についてクラックガードで補強してから塗装を進めています。
塗料の性能だけに頼るのではなく、傷んでいる部分を一つひとつ確認し、必要な補修を行ったうえで仕上げること。
それが、スレート屋根を長持ちさせるために大切な工程だと考えています。









![塗り替え費用の見当がつかずお困りの方へ。ココロイキ塗装プラン [外壁プラン]+[屋根プラン] わかりやすい料金提示を目指します!](/blog_common/img/bnr_plan2_200x84.png)











