201906/06
水系屋根塗料への信頼
実績が証明した水系ナノシリコンの耐久性
20年以上前、大手塗料メーカーが開発した水性屋根用塗料が、環境に配慮した製品として市場に登場しました。
当時は、サンシャインウェザーメーターによる厳しい耐候性促進試験をクリアし、高い耐久性が期待されていました。しかし、実際の屋外環境では、紫外線や風雨に長期間さらされることで、色あせや塗膜の剥がれなどの不具合が各地で発生し、製品は改良のため市場から姿を消すこととなりました。
塗膜の不具合は施工不良が原因となるケースが多いものですが、このときは特定の施工店だけではなく、全国で同様の症状が確認されたことから、塗料自体に課題があったことが判明しました。
当社でも当時、メーカーの仕様書どおりに施工した現場で数年後に色あせが発生し、再塗装を行った経験があります。原因が塗料にあったとはいえ、お施主様の信頼を損ねてしまったことは忘れることのできない出来事でした。
それ以来、「屋根塗装は二液反応硬化型の溶剤系塗料が最も信頼できる」という考えのもと、長年にわたり溶剤系塗料を採用してきました。
しかし近年は、塗料開発者から直接お話を伺う機会や、信頼する同業者による施工実績の確認、さらに宮古島や西表島の屋外暴露試験場の視察を通じて、新しい知見を得ることができました。
その結果、基材への密着性では溶剤系塗料に優位性がある一方で、耐候性については必ずしも溶剤系が優れているとは限らないことを実感しています。
現在、当社が屋根塗装で自信を持っておすすめしているのが、水谷ペイントの「水系ナノシリコン」です。
水谷ペイントは、日本ペイントや関西ペイントのような総合塗料メーカーほど一般的な知名度はありませんが、建築用塗料分野では高い技術力で知られる専門メーカーです。
同社が京都工芸繊維大学や科学技術振興機構との産学官連携で開発した「ナノコンポジットW」は、その独創的な技術が高く評価され、井上春成賞や工業技術賞を受賞しています。
そのナノテクノロジーを応用して開発された「水系ナノシリコン」は、サンシャインウェザーメーターによる促進耐候性試験だけでなく、関東の約3倍の紫外線量があるとされる西表島暴露試験場での長期暴露試験においても、光沢保持率や色差など優れた耐候性能を実証しています。
環境に配慮した水性塗料でありながら、高い耐久性を兼ね備えた水系ナノシリコンは、長年の経験と実績を踏まえて、自信を持っておすすめできる屋根用塗料の一つです。
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