200909/06
新型プライマー乾燥後、タスペーサー挿入
雨漏りを防ぐ屋根塗装の科学
【施工レポート】新型プライマー乾燥後、タスペーサーによる屋根の縁切り
昨日、日本ペイント販売株式会社様より拝命した「4フッ化フッ素遮熱塗料」の先行フィールドテストにおきまして、乳白色の新型浸透プライマーの塗布を完了いたしました、東京都大田区蒲田の現場。
本日は、下塗り材が完全に乾燥し、屋根面への安全な立ち入り(上に乗れる状態)が確認できたのち、次期塗装の最重要防水工程である「縁切り部材・タスペーサーの挿入設置」を実施いたしました。
良かれと思った塗装が雨漏りを生む「毛細管現象」の脅威
スレート瓦(コロニアル)の屋根塗装において、下塗り・中塗り・上塗りの計3工程を誠実に行うと、どうしても屋根材同士の重なり部分に多量の塗料が入り込んで密着(目詰まり)してしまいます。この隙間が塞がれた状態のまま放置いたしますと、雨や雪が降った際に、液体が表面張力によって狭い隙間を吸い上がっていく「毛細管(もうさいかん)現象」が発生します。
手作業による「縁切り」の限界とリスク
吸い上げられた雨水が屋根の内部に滞留し続けると、下地合板(野地板)を腐食させ、最悪の場合「お住まいを守るための塗装が原因で、かえって深刻な雨漏りを引き起こす」という本末転倒な施工不良を招いてしまいます。これを防ぐため、従来はカッター等を用いて手作業で塗膜を切り離す「縁切り(えんぎり)」を行っていましたが、以下の大きなリスクが伴う工法でした。
・せっかく美しく仕上げた上塗り塗膜に傷をつけてしまう危険性
・経年で劣化したスレート瓦を物理的に割ってしまう二次被害のリスク
・時間の経過とともに、切り離した塗膜同士が夏の暑さ等で再び密着してしまう可能性
・職人2人で丸1日(2人工)の時間を費やす膨大な労力(施工コスト)の発生
確実な通気と長寿命化を両立する「タスペーサー」の必然性
そこで弊社では、これらのリスクを完全に排除し、屋根材同士の適切な通気・排水経路を永続的に確保するための最優先とする方針として、縁切り部材『タスペーサー』の設置を採用しております。
下塗り乾燥直後の最適なタイミングで、スレート瓦に対してメーカー規定通りの的確な位置へとタスペーサーを挿入。あらかじめ部材を固定しておくことで、その後に重ねる「4フッ化フッ素遮熱塗料」の中塗り・上塗りの工程でも適切な隙間(排水路)が維持され、手作業による縁切りの必要性を根本から無くすことができます。
人件費を大幅に抑えつつ、手作業よりも圧倒的に確実な通気・排水性を担保することが可能となる、極めて合理的なリフォーム工法です。
最先端塗料のポテンシャルを支える「隠れた基本工程」への真摯な取り組み
これまでに発信してまいりました「三鷹市でのタスペーサーW工法」や「西東京市トタン屋根でのサンダーケレン」と同様に、弊社はどれほど世界最高峰の高級塗料を使用するとしても、完成後に目立たなくなってしまう基礎工程にこそ最上位の主眼を置き、一切の妥協を排した責任施工を貫いております。日本ペイント様の最新鋭4フッ化フッ素遮熱塗料という最高峰の盾(塗膜)を活かすためにも、その足元を支えるこのわずかな「適正な隙間」の構築こそが、お施主様の大切な資産を長期にわたって守り抜く職人の矜持です。
「屋根の遮熱リフォームを検討しているが、施工後の雨漏りが心配」「メーカーの規定仕様や科学的根拠に基づいて、細部まで徹底的に管理してくれる誠実な塗装店に任せたい」とお考えのお客様がいらっしゃいましたら、ぜひ一度弊社までお気軽にご相談ください。






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