200801/15
東京汐留ビルディングの外装木部改修開始
2剤による「あく洗い」工程
【施工レポート】東京汐留ビルディング外装木部メンテナンスが着工
先日、株式会社MTジェネックス様をはじめとする関係各社様との大規模な色彩合同打ち合わせの模様をお届けいたしました、港区の超高層ランドマーク「東京汐留ビルディング」。
いよいよ現場での実施工がスタートし、ファーストステップとなる「外装木部およびウッドデッキのあく洗い(特殊洗浄)」に着手いたしました。
多くの人が往来する商業・ビジネスの中心地だからこそ、仕上がりの美しさはもちろん、経年による劣化を根本からリセットする強固な下地づくり(素地調整)へ主眼を置いて施工を進めてまいります。
2種類の薬剤を用いた「あく洗い」と、残留を防ぐ高圧洗浄のメカニズム
屋外に敷設された広大なウッドデッキや木質構造物は、湾岸エリア特有の強い紫外線や風雨に晒され、表面の褪色(色あせ)だけでなく、内部まで「あく(黒ずみ)」やカビが進行しやすい過酷な環境にあります。
この上からそのまま上塗りを行っても、本来の耐久性や美しい色彩を維持することはできません。そこで弊社では、以下の徹底した特殊洗浄工法を採用いたしました。
1. 2種の専用薬品による「あく・シミ・カビ」の根本分解
木材のコンディションに合わせ、特性の異なる2種類の専用薬品を段階的に塗布。長年蓄積された木特有の頑固な黒ずみ(あく)を浮かせると同時に、繊維の深部まで侵入したカビや雨染みの汚れを根本から化学分解し、木材を清浄な状態(木地)へと復元します。
2. 高圧洗浄による薬剤の完全除去
薬品による分解処理の後は、高圧洗浄機を用いて表面の汚染物質とともに薬剤を徹底的に洗い流します。もし木材の内部にわずかでも薬品が残留してしまうと、後に塗布する最高峰自然塗料「オスモウッドステインプロテクター」の密着不良や乾燥遅延を引き起こす原因となります。そのため、職人が水圧とハケをコントロールし、隅々まで一切の妥協なく濯ぎ(すすぎ)洗いを貫きます。
「健全な木地」を作ることが、世界基準の耐久性を引き出す
丁寧に洗浄を終えたウッドデッキは、長年の汚れが嘘のように取り除かれ、天然木本来の美しい「健全な木地木地」へと生まれ変わりました。この基礎工程があるからこそ、次に重ねるオスモカラーの保護成分が芯まで均一に浸透し、その耐候性と美観を最大限に発揮させることが可能となります。
弊社は、完成後には見えなくなってしまう洗浄や下地処理の工程にこそ最上位の主眼を置き、大手企業様やビル管理会社様の厳しい品質基準に誠実にお応えしております。









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