200801/18
毛羽立ちを抑えて美観を高める
東京汐留ビル外装木部のサンドペーパー研磨
【施工レポート】毛羽立ちを整える!
あく洗い乾燥後の精密な木肌調整研磨現在、株式会社MTジェネックス様よりご用命をいただき進行しております、港区の超高層ランドマーク「東京汐留ビルディング」の外装木部再生塗装工事。ミヤキ社の薬剤を用いた徹底的なあく洗いと、薬品焼けを防ぐ念入りな水洗い・拭き取りを経て、外装木部は長年の汚染がリセットされた「清浄な木肌(木地)」へと復元されました。
本日は、しっかりと乾燥期間を置いた後に実施する、仕上げ塗装前の不可欠な工程「サンドペーパーによる木肌調整(素地調整)」の模様をお届けいたします。
吸い込みを均一にし、極上の手触りを創り出す「毛羽立ち」の解消
天然の木材は、あく洗いや高圧洗浄によって多量の水分を吸収・乾燥する過程で、木繊維の先端が起き上がり、表面がざらざらとトゲ立つ「毛羽立ち(けばだち)」という現象が必ず発生します。この毛羽立ちを残したまま上塗りを行ってしまうと、塗料が不均一に吸い込まれて深刻な「色ムラ」の原因になるばかりか、仕上がりの手触りや光沢(美観)を著しく損ねてしまいます。
これらを完全に解消し、最高峰自然塗料「オスモウッドステインプロテクター」を受け入れるための「健全な素地」を構築するため、職人が手作業で丁寧に研磨を進めてまいります。
手作業による木肌調整のメリット
・均一な塗料浸透性の確保:毛羽立ちを平滑に削り落とすことで、オスモカラーの優れた保護成分が木の芯部までムラなく均一に染み渡る状態を創出。
・天然木本来の滑らかな質感の復元:多くの人が触れる手すりやベンチ、ウッドデッキにおいて、衣服の引っかかりを防ぎ、しっとりとした極上の手触りを実現。
・塗膜の長期的な耐候性向上:表面の微細な凹凸を整えることで、紫外線や雨風による局所的な塗膜の劣化(早期の色褪せ)を抑制。
一見すると地味で手間の paradiso(かかる作業)ではありますが、このサンドペーパーによる繊細な素地調整こそが、仕上がりの格調高さを決定づけます。
完成後に差がつく「隠れた基本工程」への真摯な取り組みこの徹底した木肌調整を経て、東京汐留ビルディングの外装木部は、見た目の美しさと機能性を高次元で両立させるための完璧な土台へと生まれ変わりました。ここからいよいよ、関係各社様と厳密に選定いたしましたオスモカラーでの仕上げ塗装(本塗装)へと移行いたします。どれほど高級塗料を使用したとしても、土台となる木肌が荒れていては、その本来の美しさと耐久性は半分も発揮されません。
「どのような塗料を使用するか」以上に、「目に見えなくなってしまう基礎工程をどれほど誠実に実行するか」が、大規模施設における塗装の寿命を決定づけます。








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