サイディング シーリング 三鷹市

サイディングに最適なシーリング材の選び方

低モジュラスと応力緩和性の秘密

新規シーリング材充填

新規シーリング材充填

ヘラ仕上げ

ヘラ仕上げ

完成

完成

【施工レポート】三鷹市サイディング外壁:シーリング材の選定に宿る科学的論理

既存シーリングの削ぎ落とし、動く目地に追従するボンドブレーカーの設置、そしてマスキングおよび専用プライマーの塗布を完了し、ようやく新しいシーリング材を充填するすべての準備が整いました。

シーリング材には様々な種類が存在し、それぞれ異なる特性と適正な施工部位があります。建物の防水性を10 年, 15 年先まで維持するためには、ただ漫然と材料を打つのではなく、外壁の構造に最適化された「塗材の科学的特性」を見極める緻密なリスク管理が必要です。

サイディングに不可欠な「低モジュラス」と「応力緩和性」の重要性

激しい伸縮や反りを繰り返すサイディング外壁の目地(ワーキングジョイント)においては、以下の2つの性能を満たす「ウレタン系」または「変成シリコン系」のシーリング材を使用することが最優先とする方針となります。

1. 低モジュラス(復元応力の低さ)モジュラスとは、簡単に表現すると「硬化後のゴムの硬さ(引っ張られたときの反発力)」のことです。ガラス周りや室内の水回りに多用される「高モジュラス(硬いゴム)」のシリコーン材を外壁に使用してしまうと、壁の動きに対して硬すぎて追従できず、早期の破断を招きます。

外装の目地においては、柔らかくしなやかに伸びる「低モジュラス」の塗材選定が絶対条件です。

2. 応力緩和性(おうりょくかんわせい)

応力緩和性とは、目地が動いて引っ張られた際に、その引っ張る力(ストレス)を自ら和らげて逃がそうとする性質を指します。この性能が乏しい塗材は、引っ張られたときに対抗して元に戻ろうとする強い力が生じるため、結果として外壁との境目に亀裂が生じやすくなります。応力緩和性に優れたシーリング材を採用することこそが、長期的な気密性を維持する鍵となります。

外壁を黒く汚さない「ノンブリード型」の必然性

さらに重要なのが、上から重ねる外壁の塗装を汚さない「ノンブリード(NB)型」の選定です。一般的なシーリング材に含まれる可塑剤(ゴムを柔らかくする成分)が、時間の経過とともに表面に染み出て(ブリード現象)、新しく塗った外壁の塗膜と化学反応を起こしてベタつき、空気中のチリやホコリを吸着して目地周辺が黒ずんでしまうトラブルが多く見られます。

これを完全に回避するため、弊社ではノンブリード型を標準仕様としております。万が一、構造上の理由等でノンブリード型以外の資材を使用せざるを得ない場合でも、新規充填後に「ブリードオフプライマー(移行防止用下塗り材)」を確実に塗布することで、塗膜との化学反応を徹底的に遮断する対処を施します。

一切の妥協を排した製品選定が、10年先の美観を約束します

これまでに発信してまいりました「千葉県勝浦市での木製ドア再生塗装」や「東京汐留ビルディングでのオスモカラー施工」と同様に、弊社は完成後に目立たなくなってしまう基礎工程や道具の選定にいたるまで、論理的な根拠に基づいた責任施工を貫いております。

建物の構造を見極め、適切なモジュラス値や応力緩和性、ノンブリード性を兼ね備えた塗材を正しく使い分けること。これこそが、長きにわたってお施主様の大切な資産を守り抜く職人の矜持(プライド)です。

「外壁の目地がひび割れたり、黒く汚れて見栄えが悪い」「目先のコストだけでなく、科学的根拠に基づいて長期的に最も費用対効果の高い外壁塗装を頼みたい」とお考えのお客様がいらっしゃいましたら、ぜひ一度弊社までお気軽にご相談ください。確実なプロの段取りと卓越した技術力で、期待を超える品質をお届けいたします。