砂骨ローラーによる微弾性フィラーの厚塗り施工
ローラーを縦と横に転がし厚みとパターンを均一にします。
ローラーを縦と横に転がし厚みとパターンを均一にします。
【施工事例】静岡県への出張施工|モルタル補修箇所の下地調整とパターン復元
本日は、出張工事に伴い静岡県の現場へと赴き、外壁の「モルタル補修」および「下地調整塗装」を実施いたしました。
外壁のクラック(ひび割れ)や欠損部をモルタルで埋めて平滑に整えた後、そのまま上塗り塗料を塗布してしまうと、周囲の既存外壁の模様と質感が合わず、補修跡が浮き出て美観を損ねてしまいます。
そのため、新旧の壁面を違和感なく一体化させる「パターン(模様)戻し」の工程が極めて重要となります。
下地の粗やヘアクラックを覆う「微弾性フィラー」の厚塗り技術
画像は、左官仕事によって平滑に整えられたモルタル補修面に対し、下塗り材である微弾性フィラーを用いて、美しい波型のパターンを形成している様子です。
微弾性フィラーは、その名の通りわずかな伸縮性(微弾性)を持ち、外壁の微細なひび割れ(ヘアクラック)の再発や追従に効果を発揮する優秀な下地調整材です。
この材料をしっかりと厚膜で塗布し、なおかつ立体的な波型模様を生み出すためには、職人の技術と専用の施工機材が必要不可欠となります。
砂骨(マスチック)ローラーによる圧倒的な塗布量の確保
一般的な外壁塗装で使用される平滑な「ウールローラー」に対し、今回の施工では「砂骨(さこつ)ローラー」または「マスチックローラー」と呼ばれる、網目状の特殊な多孔質ローラーを使用いたします。
・ウールローラーの2倍以上となる「0.5〜0.9㎏/㎡」の塗布量を確保
・塗料を厚く保持したまま壁面に配ることで、強固で肉厚な塗膜を形成
・ローラーの網目により、均一で意匠性の高い「波型パターン」を創出
この砂骨ローラーによる厚塗り施工により、モルタル補修による表面のわずかな粗や、既存壁との段差、微細なヘアクラックを一網打尽に高密度で覆い隠すことが可能となります。
見えない下地処理へのこだわりが、美しく長持ちする外壁を作ります
今回の綿密な下地調整とパターン戻しを行うことで、モルタルの補修跡は周囲の外壁と完全に馴染み、目視ではどこを直したのか判別がつかないほどの強固で平滑な土台が完成いたしました
ここから、さらに高耐候な上塗り塗料を重ねて美しく仕上げてまいります。
外壁塗装の寿命や仕上がりの美しさは、上塗り塗料の性能だけでなく、今回のような「適切な機材を用いた下地処理の塗布量」によって大きく左右されます。
「外壁にひび割れが目立ってきた」「部分補修の跡が残らないか心配」といったお悩みを抱えているお施主様がいらっしゃいましたら、ぜひ一度弊社までお気軽にご相談ください。
遠方の現場であっても変わらぬ確実な職人技で、大切なお住まいを新築時のように蘇らせます。