202406/27
縁甲板の再生仕上げ
オイルが引き出す木の深み
こちらは、和風住宅の回廊にあたる縁甲板の施工前・施工後の様子です。
研磨によって木肌を整えた状態と、その後にオイル塗装を施した状態を比べると、床材の色調が美しく変化しているのが分かります。
今回使用したプラネットジャパンの「ハードクリアオイル」は、無色透明の自然塗料です。
しかし、無垢材にオイルが深く染み込むことで、木材本来の深みが引き出され、いわゆる「濡れ色」となり、落ち着いた濃い色合いに仕上がります。
ハードクリアオイルには、木部をやさしく、かつしっかりと保護するため、亜麻仁油、桐スタンドオイル、亜麻仁油スタンドオイル、天然樹脂、バルサムテレピン油、グリセリンエスター、無鉛乾燥剤などが配合されています。
自然由来の成分を主とした塗料のため、和風住宅の繊細な木材にも相性がよく、木の風合いを生かしながら保護することができます。
施工後の日常のお手入れは、雑巾を固く絞って水拭きを行ってください。
無垢材は過度な水分を嫌うため、水を多く含んだ状態で拭くと、反りやシミの原因となる場合があります。
また、万が一、木部の内部まで汚れが入り込んでしまった場合は、約60〜80℃のお湯を少量かけるか、熱くしたタオルをシミの表面に置き、熱と蒸気で汚れを浮かせます。
その後、乾いた雑巾で速やかに拭き取ることで、多くのシミは軽減できます。
シミ取りを行った部分は、周囲に比べてオイル成分が抜けてしまうことがあります。
その場合は、最初の塗装と同じ工程で、該当部分のみ部分的に再塗装を行うことで、風合いを整えることができます。
無垢材は、適切に手をかけることで、美しさを長く保てる素材です。
今回も、縁甲板本来の木目と深みを生かしながら、和風住宅にふさわしい落ち着いた表情へと仕上げることができました。






















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