202004/02
オスモフロアークリアー
無垢フローリングの自然塗料仕上
中古マンションを購入されたお施主様よりお問い合わせいただき、無垢フローリングをオスモフロア―クリアーで仕上げさせて頂いました。
この塗料は、ひまわり油を主成分とした自然塗料で、成分が木材に浸透することで、自然な木肌感を失うことなく、フローリング材をコーティングすることができます。
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202004/02
中古マンションを購入されたお施主様よりお問い合わせいただき、無垢フローリングをオスモフロア―クリアーで仕上げさせて頂いました。
この塗料は、ひまわり油を主成分とした自然塗料で、成分が木材に浸透することで、自然な木肌感を失うことなく、フローリング材をコーティングすることができます。
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201902/19
現場は、目黒駅前の通りから、一本入った閑静な立地にあり、生活環境、利便性に優れ、広々とした開放感のあるデザイナーズマンションです。
外装はタイルと打放しコンクリート、エントランス部分では熱帯魚が入居者を出迎え、室内はデザイン性の高い設備が設置され、仕上げは無垢フローリング仕上となっており、設計から仕上げに至るまで細やかな配慮が見られます。
当社では、無垢フローリングには、オスモのフロアークリアーか、プラネットジャパンのハードクリアオイルをお薦めさせて頂いております。
今回は、プラネットジャパンのハードクリアオイル、成分である天然の亜麻仁油や桐スタンドオイルが表面を固く保護するため、土足用のフローリングにも適している耐久性の高い自然塗料です。
乾燥しますと艶が落ち着き、無垢フローリングの自然な風合いが生かされます。
ハードクリアオイルの製造元であるクライデツァイト並びに輸入元であるプラネットジャパンは、その整品に裏打ちされた経営理念と社長の人格ががとても素晴らしく、心から尊敬するメーカーです。
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201804/20
さて、今回使用させて頂いたオイルは亜麻仁油が主成分のプラネットカラーのハードクリアオイルです。
化学物質が含まれていないため、環境だけでなく、赤ちゃんやにおいに敏感なペットがいても安心して使用できます。
塗りたてはピカピカなのですが、乾燥することで艶が落ち着きます。
合成樹脂塗料によるフロアコーティングの10年以上ワックスがけいらずメリットととし、自然塗料仕上によるメンテナンスの必要性をデメリットと称する人もいますが、それは依頼するお施主様による価値観によるもので、けして固定的なものではないと考えております。
▶自然塗料
201804/19
フローリングをコーティングする場合、UVコーティングやガラスコーティング、シリコンコーティング、水性や油性のウレタンコーティング等様々ありますが、これらは全て強固な塗膜でフローリング材を守りますが、呼吸や触れた際の木肌感は損失われ、無垢材のぬくもりや触れた際の木肌感は損なわれてしまいます。
オイルは強固な塗膜は形成することはありませんが、無垢材に深く浸透し、呼吸(調湿機能)を妨げることなく、木肌感を保ちながら保護いたします。
コーティング材と比較し、耐久性が弱く、10年耐久ではなく、数年に一度のメンテナンスが必要となりますが、それが味わいとなり温かな空間をつくります。
201801/17
内装の木部を塗装する場合、どのような種類があるか見てみましょう。
まずは仕上げの意匠の点から、
●木目を生かすか、木目を気にせず塗りつぶしてしまう仕上げの種類で
クリアー仕上:木目を生かした透明な仕上げ
着色クリアー仕上:チークやウォルナット、マホガニーなど、着色されるものの木目は残っている状態
エナメル仕上:木目は完全に消えてしまう塗りつぶしの仕上げ
●塗料の成分によって
合成樹脂系:アクリル樹脂やウレタン樹脂など合成樹脂hが主成分の塗料
自然系(天然油脂系):亜麻仁油やひまわり油など天然成分が主成分の塗料
●希釈材の種類で
水性:合成樹脂系の塗料でも水によって希釈液る塗料があります。
油性:自然系であればテレピンオイルやオレンジオイル、合成樹脂系であればシンナー
●塗膜の成り立ちで
造膜型:塗膜でコーティングされるので、触れた際の木肌感は損なわれます。
浸透型:木材に深く浸透し木材を保護しますので触れた際の木の温もりはが残ります。
これで木部用塗料は一通り網羅できているはずです。
ここから、一般的に求められやすい機能を挙げながら、消去法によってもっとも求められる塗料を導き出していきましょう。
まず、内装で木を使用する場合、木目の意匠や、木のぬくもりや、触れた際の木肌感を残したいと思われる方は多いはずです。
そうしますと、塗りつぶしのエナメル仕上げや造膜型の塗料は消去され、浸透型でクリアー仕上げ、または着色仕上ができる塗料が残ります。
次に、内部で使用するわけですから、揮発性性有機化合物や刺激臭があるシンナーで希釈するような合成樹脂系は消去されます。
木目の意匠が残り、触れた際の木肌感も残り、揮発性雪化合物や刺激臭がない木材用塗料は、水系着色顔料と自然系塗料が残ります。
但し、水系着色顔料は水をこぼすと、シミになりやすいため、耐水性や耐久性を保たせようとする場合、ウレタンクリアーと合わせて使用することが前提となります。
以上のことから、
木目の意匠が残り、触れた際に木肌感も残り、健康にも害を及ぼしやすい揮発性有機化合物もなく、耐久性がある木材用塗料は
自然系塗料ということとなります。
以上から、内部用の木部用塗料に最もお薦めできる塗料として、自然塗料が浮上するのです。