202003/12
木部あく洗い完了と仕上げ塗装へ
木肌を守る自然塗料「プラネットカラー」で長期保護
先日のブログでは、一般的な塗装工事の約4〜5倍もの手間と時間をかける木部あく洗いについて、その施工工程と価値をご紹介しました。
職人が何度も丁寧に洗浄を繰り返した結果、このたび、あく洗い工程が無事に完了いたしました。
経年による木材そのものの傷みを新築時の状態まで戻すことはできませんが、木材を黒く変色させていた「あく」や「カビ」は、専門技術によってほぼ取り除くことができました。
あく洗い後の木肌は、薬剤を木材の内部まで浸透させるために刷毛で何度も洗浄を行うことから、表面にわずかな毛羽立ちが生じます。
そのため弊社では、そのまま仕上げ塗装へ進むことはありません。
240番(#240)のサンドペーパーを使用し、職人が一つひとつ手作業で木肌を丁寧に研磨します。この工程によって木肌がなめらかに整い、仕上げ塗料の吸い込みが均一になり、美しい仕上がりと高い耐久性につながります。
ここまで多くの時間と手間をかけて蘇らせた木肌だからこそ、仕上げ塗装には木材を長期間保護できる塗料を選定することが重要です。
そこで今回採用したのが、プラネットジャパンが取り扱う「プラネットカラー(Planet Color)」です。
プラネットカラーは、植物油を主成分とした自然塗料でありながら、優れた耐候性と耐久性を兼ね備えた木材保護塗料です。木材内部に浸透して保護するため、木の呼吸を妨げず、美しい風合いを長く維持できます。
私自身、この塗料を手にするたびに思い出すことがあります。
2017年、ドイツ・クライデツァイト社の創始者ゲルト・ツイーゼマン氏と、プラネットジャパン平尾社長の、環境と品質に対する真摯な考え方やものづくりへの情熱に触れる機会をいただきました。
素材を大切にし、長く使い続けられるものを届けるという理念は、現在の私たちの仕事にも大きな影響を与えています。
私たちは単に木部をきれいに塗り替えるだけではありません。
長年住まいを支えてきた木材の美しさを引き出し、その価値を未来へつないでいくことが、木部再生工事の本当の目的であると考えています。
これから仕上げ塗装へと工程は進みますが、最後まで一切妥協することなく、一つひとつの工程を丁寧に積み重ね、お施主様の大切なお住まいを末永く守れるよう施工してまいります。
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※2017年秋、クライデツァイトのシリカットペイントで杉原千畝記念館を蘇生させて頂いた際に現地で発信させて頂いた塗魂ペインターズの声明文です。

















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