200909/08
【施工レポート】予報外の大雨を克服
大田区新蒲田で4フッ化フッ素の上塗り
フィールドテスト3
下地を守る「1日2工程」の先回り段取りと、大雨直後の毛細管現象本
現場の下塗りに採用した「エポキシ樹脂浸透プライマー」は、上塗りを重ねる前に雨水に晒されてしまうと、その優れた密着機能(固着力)を著しく低下させてしまう化学的特性を持っています。
昨日中に中塗り(上塗り1回目)までハケとローラーで完全に被覆させていたため、今回の突然の大雨でも下地への水分浸入や塗膜の不具合は一切発生しておらず、まずは事前の段取りが功を奏いたしました 。
しかし、雨が上がって間もない段階では、いくら縁切り部材のタスペーサーを設置して2mmの適正な隙間を確保していても、一時的な激しい大雨の水分によって瓦同士の隙間に「毛細管現象(雨水の吸い上げ)」が発生している状態でした 。
1枚ずつ手作業で行う「水分拭き取り」と、炎天下での最終上塗り
この微細な水分が瓦の間に残留したまま上塗りを強行してしまうと、後に塗膜の内側から水分が蒸発しようとして生じる「水膨れ」や、塗料の密着不良(剥離)といった深刻な施工不良を招きます。そこで弊社では、本日の最終上塗り工程を最高水準で完遂させるため、以下の緻密なリスク管理を実施いたしました。
・皮スキによる「手作業の水分解放」:スレート瓦の1枚1枚の隙間に対して丁寧に「皮スキ(鉄製のヘラ)」を差し込み、瓦同士の間に滞留していた雨水を物理的に誘導。
・ウエスによる「精密な拭き取り清掃」:浮き出た雨水を乾いたウエス(布)で確実に拭き取り、水分を完全にシャットアウト。
本日は大変天候が良く、午後には屋根面が十分に乾燥した(健全な素地が復元された)ことを厳密に確認したのち、満を持して最終段階である「上塗り(上塗り2回目)」の工程へと進んでまいりました 。
トラブル時の対応力にこそ宿る、職人の矜持
これまでに発信してまいりました「中野区弥生町での無垢床中間研磨」や「荒川区町屋でのタイルテスト洗浄」と同様に、弊社は「計画通りにいかない自然環境」と対峙するからこそ、現場での臨機応変なノウハウを徹底管理しております 。
天気が良いからと、水分を確認せずに漫然と上塗りを重ねてしまう簡易施工では、数年後に必ず重大な不具合としてお施主様にシワ寄せがいきます。
手間と時間を惜しまず、科学的根拠に基づいて水分を1枚ずつ拭き取るひと手間にこそ、お施主様の大切な資産を守り抜く職人の矜持が息づいています。
「海沿いや密集地、過酷な環境での遮熱塗装を検討しているが、トラブルのない確実なプロに任せたい」「目先の手離れの良さで誤魔化されず、最後まで責任を持って美しく仕上げてくれる自社職人にリフォームを頼みたい」とお考えのお客様がいらっしゃいましたら、ぜひ一度弊社までお気軽にご相談ください。









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