美しさを取り戻す塗装工事
施工前
剥離剤による既存塗膜の全面剥離
薬品によるあく洗い
【完成】着色ウレタンクリヤー6回仕上
木部塗装に関するご相談の中でも、特に多いのが木製玄関ドアのメンテナンスです。
そのほかにも、木製ガレージドアやウッドデッキ、室内では無垢フローリングの塗装について、多くのお問い合わせをいただいています。
今回は、先月施工した木製玄関ドアの着色ウレタンクリアー仕上げによる再生塗装をご紹介します。
木製玄関ドアの塗装は、大きく分けるとキシラデコールやシッケンズなどの浸透型木材保護塗料で仕上げられているものと、着色後にウレタンクリアーで仕上げられた造膜型があります。
今回の玄関ドアは、家具のような美しい質感を持つ着色ウレタンクリアー仕上げでした。しかし、経年劣化により塗膜が傷み、その後ニスなどで補修しても1年ほどで剥がれてしまう状態となり、ホームページをご覧いただいたお客様からご相談をいただきました。
このような仕上げでは、新しい塗料を重ねるだけでは美しく仕上げることはできません。
まずは剥離剤を使用し、既存の塗膜をすべて除去します。
今回の玄関ドアは装飾や凹凸が多く、細かな作業が必要だったため、塗膜を剥がすだけで約1日を要しました。
塗膜を完全に除去すると木材本来の素地が現れます。続いて、木材内部に染み込んだシミや汚れを、数種類の薬品を使用したあく洗いで丁寧に除去します。
薬品をしっかり洗い流した後は十分に乾燥させることが重要です。この工程を丁寧に行うことで、その後の塗装品質と耐久性が大きく変わります。
下地処理が完了すると、ようやく塗装工程に入ります。
まず木材へ着色を施し、その後、着色した2液型ウレタンクリアーを重ね塗りしていきます。
塗装は、一度塗るたびに十分な乾燥時間が必要なため、短時間で何度も塗り重ねることはできません。
また、作業効率を優先してサンディングシーラーを使用すると、塗膜の耐久性が低下する可能性があるため、当社では耐久性を最優先に考え、使用を控えています。
今回は着色ウレタンクリアーを6回吹き付け、2日間かけて丁寧に仕上げました。
木製玄関ドアを美しく、そして長持ちさせるためには、
● 既存塗膜の全面剥離
● 薬品によるあく洗い
● 着色ウレタンクリアー仕上げ
といった工程を、一つひとつ丁寧に積み重ねる必要があります。
今回の施工では、熟練職人が約4日間かけて作業を行い、施工費用は200,000円(税別)となりました。
今回ご依頼いただいたお客様は、「思い出の詰まった玄関ドアを交換するのではなく、できる限り長く使い続けたい」という想いから再生塗装をご希望されました。
住まいは、単なる建物ではありません。
家族の思い出や歴史が積み重なった大切な空間です。
だからこそ、交換ではなく塗装によって受け継ぐという選択肢があります。
私たちは、古くなった木製玄関ドアや木部を丁寧に再生し、これからも長く使い続けられるよう、高品質な木部塗装をご提供してまいります。
●参考コンテンツ
施工事例>木製玄関ドア
建築塗装について>木部塗装
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