キッチン吊り戸の着色ウレタン補修塗装
キッチンパネルの補修塗装
サンドペーパーによる研磨
着色
ウレタンクリアー三分艶
【施工事例】中野区弥生町:キッチンの吊り戸における着色ウレタン補修塗装
先日のブログにて、5段階の徹底的な研磨を経て劇的な美観再生を遂げた「無垢フローリングのオスモオイル仕上げ」の模様をお届けいたしました、東京都中野区弥生町の現場。
本日は、このフローリング改修と同時に施工させていただきました、「キッチン吊り戸(木製扉)の補修塗装工程」についてご紹介いたします。
同じ邸宅内の木部リフレッシュ工事であっても、床面と造作什器(家具)とでは、その劣化コンディションや求められる機能性に応じて、「施工工法と塗料仕様を論理的に使い分けること」が最優先とする方針となります。
全面研磨の床と、部分補修の吊り戸における「アプローチの違い」
木部塗装における製品選定と工法の決定には、建物の意匠性を崩さないための厳格な因果関係が存在します。
・無垢フローリング(床面):大型機材(サンダー)を用いて表面の旧塗膜を全面的に削り落とすことができたため、既存のウレタン膜に縛られることなく、天然木本来の木肌感を活かす「オスモカラー(自然オイル仕上げ)」への大胆な仕様変更が可能でした。
・キッチンの吊り戸(什器面):今回の工事は、既存の枠回りや周囲の引き出し等とのバランスを保つための「部分的な美観復元(補修塗装)」が目的です。床面のように下地を全面的に深く削り落とすわけではないため、既存の仕上げに完全に同調させる技術が要求されます。そのため吊り戸の仕上げにおきましては、元の高級感あふれる風合いを忠実に再現すべく、既存の仕様と同様である「着色ウレタンクリアー仕上げ」を選択いたしました。
周囲の造作材と完全に馴染ませる「調色・膜厚コントロール」
ウレタンクリアー塗装は、表面に強固な合成樹脂の保護膜を形成するため、油や水が飛び散りやすいキッチンの水回りにおいて、抜群の防汚性と耐摩耗性を発揮します。部分的な補修塗装で最も難しいのは、長年の紫外線等で色褪せてしまった既存の木肌の色相や艶(光沢)を、新しく塗る部分と違和感なく一体化させる段取りです。
職人が原色顔料の配合を数滴単位で微調整し、周囲の扉と寸分違わぬ「着色クリアー」を構築。ハケ目や塗膜の厚み(膜厚ムラ)が出ないよう均一に塗り重ねることで、どこを補修したのか目視では判別がつかないほどの、滑らかで品格ある美しい鏡面(3分艶など)へと復元いたしました。
建物の状況を見極め、最適な工法を導き出す職人の矜持
丁寧にウレタンクリアーの層を重ね、乾燥を終えたキッチンの吊り戸は、長年の小傷や色褪せが見事に解消され、新築時の什器を取り付け直したかのような清潔感あふれる佇まいを取り戻しました。
床面のサラッとしたオイルのぬくもりと、キッチンのツヤを湛えたウレタン仕上げのコントラストが、邸宅全体のインテリアの格調をより一層引き立てます。
これまでに発信してまいりました「世田谷区砧でのマンション建具ウレタンエナメル仕上げ」や「ガデリウス社製スウェーデンドアの再生」と同様に、弊社は「すべての木部を一律に同じペンキで塗る」といった手離れの良さ優先の簡易施工は絶対にいたしません。
それぞれの木材が置かれた環境、形状、そしてお施主様が求めるライフスタイルに合わせて、最先端の塗料特性(オイルかウレタンか)を科学的に使い分けること。この一切の妥協を排した緻密なリスク管理と製品選定こそが、大切なお住まいの資産価値を長期間守り抜く職人の矜持です。
「キッチンの扉や木製家具の傷・色褪せが目立ってきたが、全面買い替えではなく職人の手で綺麗に直したい」「木材の性質や既存の仕様を完全に見極めてくれる、知識確かな自社職人にリフォームを任せたい」とお考えのお客様がいらっしゃいましたら、ぜひ一度弊社までお気軽にご相談ください。確実なプロの段取りと卓越した技術力で、期待を超える品質をお届けいたします。
フローリングはサンダーにより全面的に研磨を掛けたのでどんな仕上げでも可能ですが、吊り戸は補修塗装のため、既存の仕上げと同様、着色ウレタンクリアーで仕上げます。
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