【シーリング】の記事

サイディング シーリング 品川区

オートンサイディングシーラントの特長

耐久性と塗膜密着性に優れたシーリング材を選ぶ理由

マスキング

マスキング

シーリング充填

シーリング充填

先日の現場日誌でもご紹介しましたが、今回はサイディング外壁のシーリング打ち替え工事で、当社が標準仕様としておすすめしている**「オートンサイディングシーラント」**についてご紹介します。

以前は、サイディング外壁のシーリング打ち替え工事に、変成シリコーン系のノンブリードタイプを採用していました。

変成シリコーン系シーリング材は耐候性や目地の動きへの追従性に優れていますが、施工を重ねる中で、塗装後の塗膜との密着性について課題を感じるケースもありました。

その後、メーカーの性能試験や施工実績を比較・検証し、自社でもさまざまな現場で採用した結果、現在ではサイディング外壁の改修工事において、**オートンサイディングシーラント**を基本仕様としてご提案しています。

### オートンサイディングシーラントのメリット

**■ ブリード現象が起こりにくい**

一般的なシーリング材には、柔軟性を持たせるために「可塑剤(かそざい)」が配合されているものがあります。

この可塑剤は経年とともに表面へ移行し、塗装面を汚す「ブリード現象」の原因になることがあります。

オートンサイディングシーラントは、可塑剤を使用しない特殊な配合を採用しているため、ブリード現象が起こりにくく、美観を長期間維持しやすいのが特長です。

**■ 高い耐久性と優れた塗膜密着性**

独自開発の**ネオウレタンポリマー**により、高い耐久性と柔軟性を両立しています。

変成シリコーン系シーリング材と比較しても、建物の動きへの追従性や塗膜との密着性に優れており、長期間にわたって防水性能を維持しやすいシーリング材です。

**■ 豊富な施工実績**

発売されたばかりの新製品ではなく、10年以上にわたる施工実績があり、多くの建物で品質が実証されています。

### 可塑剤とは?

可塑剤とは、シーリング材に柔軟性を持たせるために配合される添加剤です。

一方で、経年劣化により可塑剤が表面へ移行すると、塗装面の汚れやブリード現象を引き起こす場合があります。

そのため、外壁塗装を伴うシーリング工事では、ブリード対策も材料選びの重要なポイントになります。

### オートンサイディングシーラントの注意点

優れた性能を持つシーリング材ですが、すべての建物に最適というわけではありません。

* 一般的なシーリング材より硬化時間が長く、工期に余裕がない現場では採用が難しい場合があります。
* 新築時の2成分形変成シリコーンシーリングが硬化不良を起こしている場合は、化学反応により硬化不良が発生する可能性があります。
* 高性能な材料であるため、一般的なシーリング材より材料費は高くなります。

### 建物に合ったシーリング材を選ぶことが大切です

私たちは、「高価な材料だから良い材料」とは考えていません。

大切なのは、建物の構造や既存シーリングの状態、施工条件に合わせて最適な材料を選ぶことです。

そのうえで、耐久性を重視し、長く安心して住まいを維持したいとお考えのお客様には、オートンサイディングシーラントは非常に優れた選択肢だと考えています。

一棟ごとの状態をしっかり確認し、最適な材料と施工方法をご提案することが、住まいを長く守る品質につながると私たちは考えています。

 

サイディング シーリング

外壁シーリング材の選び方

適材適所が長持ちの秘訣

シーリングの種類について

外壁塗装や外壁改修工事の見積書には、「変成シリコーン」「ウレタン」「シリコーン」など、さまざまなシーリング材が記載されています。

「どのシーリング材が一番長持ちするの?」
「高価なシーリング材を選べば安心なのでは?」

このようなご質問をいただくことがあります。

しかし、シーリング材は塗料とは異なり、「価格が高い=最適」とは限りません。建物の構造や外壁材、施工箇所、さらにシーリングの上から塗装を行うかどうかによって、最適な材料は大きく変わります。

アクリル系シーリング

アクリル系シーリングは、新築時のALCパネル目地などで使用されることが多い材料です。

施工しやすく価格も比較的安価ですが、耐候性や耐久性はそれほど高くないため、現在では外壁改修工事で使用される機会は少なくなっています。

ウレタン系シーリング

ウレタン系シーリングは、外壁改修工事で長年使用されてきた実績のあるシーリング材です。

モルタル外壁のひび割れ補修やALC・RC・窯業系サイディングなど幅広い下地に対応でき、塗料との密着性にも優れています。そのため、外壁塗装を前提とした工事に適しています。

ただし、紫外線には弱いため、塗装による保護が必要です。

変成シリコーン系シーリング

現在の外壁塗装や外壁リフォームで最も多く採用されているシーリング材の一つです。

耐候性・耐久性に優れ、窯業系サイディングをはじめ、タイルや石材など幅広い用途に対応しています。

近年はノンブリードタイプが主流となり、塗装後の汚染が起こりにくいことから、住宅の外壁改修工事でも高い評価を得ています。

シリコーン系シーリング

シリコーン系シーリングは、浴室・洗面所・キッチンなどの水回りやガラスまわりで多く使用されています。

耐熱性・耐寒性・耐候性に優れていますが、塗料が密着しないため、塗装を行う外壁目地には適していません。

ポリサルファイド系シーリング

ポリサルファイド系シーリングは、タイルや石材など、美観を重視する建物で使用されることが多い材料です。

石材を汚染しにくく耐候性にも優れていますが、現在では一般住宅で採用されるケースは以前より少なくなっています。

シーリング材選びで大切なこと

「一番おすすめのシーリング材はどれですか?」というご質問をいただきますが、すべての建物に適した万能なシーリング材はありません。

ALC外壁、窯業系サイディング、モルタル外壁、タイル、石材、水回りなど、それぞれ求められる性能が異なります。また、シーリングの上から塗装するか、そのまま仕上げるかによっても選ぶべき材料は変わります。

そのため、本当に重要なのは価格や耐久性だけではなく、「建物や施工箇所に適したシーリング材を選ぶこと」です。

安田塗装では、建物の構造や外壁材、施工方法、仕上げ仕様まで総合的に判断し、現場ごとに最適なシーリング材をご提案しています。

高価な材料を使用することが高品質な施工ではありません。適材適所の材料選定と確かな施工こそが、建物を長く守る外壁改修につながると考えています。

【主なシーリング材メーカー】

* セメダイン
* サンスター技研
* オート化学
* コニシ

外壁塗装やシーリング工事をご検討の際は、材料名だけで判断するのではなく、建物に適した施工方法まで含めて提案できる施工会社へ相談することをおすすめします。

 

サイディング シーリング

オートンサイディングシーラントを採用した理由

勉強会で得た知見を施工へ反映

オートンサイディングシーラント

オートンサイディングシーラント

プライマー塗布

プライマー塗布

シーリング材充填

シーリング材充填

ヘラ押え

ヘラ押え

オートンサイディングシーラント

先日、オート化学北茨城工場で開催されたシーリング材の勉強会に参加し、さまざまなシーリング材の性能試験や実験結果を見学させていただきました。

当初は、ご契約時にご提案していたシーリング材を使用する予定でした。また、材料もすでに手配済みであったことから、オートンサイディングシーラントの採用は次回以降の現場で検討しようとも考えていました。

しかし、実際に勉強会へ参加し、製品の性能や特徴を理解したうえで、より良い選択肢があるにもかかわらずご提案しないことは、お客様にとって最善とは言えないのではないかと考えました。

そこで急遽メーカー担当者へ連絡し、オートンサイディングシーラントを手配することにしました。

仕様変更にあたっては、お施主様へ勉強会への参加経緯や製品の特徴をご説明し、ご理解をいただいたうえでシーリング工事を進めさせていただきました。

事後のご相談にもかかわらず、快くご承諾くださいましたお施主様には心より感謝申し上げます。

せっかくの機会ですので、今回採用したオートンサイディングシーラントについて簡単にご紹介します。

オートンサイディングシーラントは、分類上はウレタン系シーリング材に属しますが、一般的なポリウレタンシーリング材とは異なり、オート化学独自の原料配合技術によって開発された「ネオウレタンポリマー」を採用しています。

可塑剤に依存しない設計により、長期間にわたり柔軟性を維持しやすく、一般的なポリウレタンシーリング材はもちろん、変成シリコーンシーリング材と比較しても優れた耐久性・耐候性が期待できる製品です。

外壁材が窯業系サイディングの住宅で、できる限りメンテナンスサイクルを長くしたいとお考えの方にとって、有力な選択肢の一つと言えるでしょう。

今後も新しい技術や材料について学び続け、お客様にとってより良い施工をご提案できるよう努めてまいります。

サイディング シーリング 塗料

オート化学シーリング材勉強会に参加しました

正しい材料選定のために学び続ける

シーリング材の引っ張りテスト

シーリング材の引っ張りテスト

オートンサイディングシーラント引っ張りテスト

オートンサイディングシーラント引っ張りテスト

他社シーリング材引っ張りテスト

他社シーリング材引っ張りテスト

屋外暴露試験場

屋外暴露試験場

本日、シーリングメーカーであるオート化学の北茨城工場にて開催されたシーリング材の勉強会に参加させていただきました。

塗料もそうですが、ひとくちに「シリコン樹脂塗料」といっても、水性シリコン、二液反応硬化型水性シリコン、一液溶剤シリコン、二液溶剤シリコンなど、さまざまな種類があります。また、同じ樹脂系統であっても、メーカーや製品によって耐久性や低汚染性などの性能は異なります。そのため、「シリコン樹脂塗料だからウレタン樹脂塗料より耐久性が高い」と一概に言えるものではありません。

例えば、自動車補修などで使用される二液型ウレタン樹脂塗料の中には、多くの建築用水性シリコン樹脂塗料よりも高価で、耐久性・耐候性ともに優れている製品もあります。

シーリング材についても同様で、インターネット上にはさまざまな情報が掲載されていますが、必ずしもすべてが正しいとは限りません。今回の勉強会を通じて、実際にメーカーから製品開発や性能評価について学ぶことで、情報を自ら確認することの重要性を改めて実感しました。

特に印象に残ったのは、塗料では二液反応硬化型の方が一液型より高い性能を持つ製品が多い一方で、シーリング材では必ずしも二成分形が一成分形より耐久性や耐候性に優れているとは言えない製品が多いという点です。また、「ウレタンシーリング材は変成シリコーンシーリング材より耐久性が高い」といった単純な比較もできず、製品ごとの特性を正しく理解したうえで選定することが重要であることを再確認しました。

今回の勉強会で最も学びになったのは、メーカー主催の講習会や実験に参加しただけで「理解したつもり」になるのではなく、お客様からの信頼にお応えするためには、常に新しい知識を吸収し、謙虚な姿勢で学び続けることが何より大切だということです。

このたび貴重な機会をご提供いただきましたオート化学のスタッフの皆様に、心より感謝申し上げます。

> お薦め塗料と塗料選定についてはこちら

サイディング シーリング 茨城県

【茨城県つくば市】サイディングの防水性を守るために

増し打ちと打ち替えの違いと、丁寧な撤去の重要性

既存シーリング撤去

既存シーリング撤去

残シールの削ぎ落とし

残シールの削ぎ落とし

残シールの削ぎ落とし

残シールの削ぎ落とし

昨日は雨天の天気に合わせ、外壁塗装の土台となる高圧洗浄を無事に終えることができました。

本日は引き続き、建物を雨水から守る最重要の下地処理である、既存のシーリング(コーキング)の撤去作業を丁寧に進めさせていただいております。現場は茨城県つくば市のお住まいです。サイディング目地の防水性を長持ちさせるための正しい工法選びと、丁寧な手仕事の裏側について、私たちの想いを綴らせていただきます。

外壁がサイディングのお住まいにおいて、最も重要となる下地処理が、サイディング目地や窓(サッシ)周り、換気口などの設備周りにおける「既存シーリングの下地処理」です。この既存シーリングを処理する方法には、大きく分けて以下の2つの種類がございます。

📊 シーリング処理における「2つの工法」

● 増し打ち(打ち増し)

既存の古いシーリングは撤去せずに残し、その上から新しくシーリング材を充填して重ねる方法です。

● 打ち替え

既存の古いシーリングを専用工具で一度きれいに取り除き、新しく一からシーリング材を充填する方法です。

「増し打ち」に関しましては、古い材の上から新しいシーリングを重ねても、建物を守るために必要な「適正な厚み(肉厚)」がしっかりと確保できる場合に限り、コストパフォーマンス(費用対効果)が高く有効な手法と言えます。(例えば、外壁がALCパネルで、目地部分がはじめから深い凹(へこ)み形状になっている場合などです。)しかしながら、多くのサイディング壁の場合は、古いシーリングの上から新しい材を充填しても、必要な厚みを確保することが物理的にできません。そのため、サイディングにおける増し打ちは一時的な応急処置に近い効果しか得られない場合が多く、長期の防水性を保つ適正な処理とは言えません。ゆえに、サイディングの目地改修では、ほとんどの場合で古い材を一度取り除く「打ち替え」が必要不可欠となります。

このシーリング撤去の工程における細かな手順や、私たちが日々心がけている注意点は下記の通りです。

💡 シーリング撤去の基本と丁寧な手仕事

文字通り、カッターや専用の工具を用いて既存の古いシーリングを取り除いていく工程です。以前にご紹介した鉄部のケレン(サビ落とし)の作業も同様ですが、「古い材を撤去する」といっても、側面に残る薄い膜をどれほど綺麗に削ぎ落とすかによって、この工程に費やす労力や時間は大幅に異なります。そして、それに応じて御見積価格の数字にも実直に反映されます。お住まいの耐久性の視点から考慮すれば、相応の時間と手間を惜しまず、サイディングの断面に古い残膜ができる限り残らないよう、職人の手で細かく削ぎ落とす作業(残シーリング削ぎ)を徹底することが理想的です。

新築時に新しく充填された際、塗料の攪拌(かくはん)不足などが原因で「不良硬化(中が生乾きでドロドロしている状態)」を起こしてしまっている目地などは、完全に削ぎ落とすことが技術的に非常に困難な場合もございます。しかし、そうした難しい状況であっても、職人が知恵を絞り、できる限り綺麗に除去することこそが、シーリング打ち替え工事の本当の意味と品質を深めるものと私たちは考えております。

仕上がった後には完全に見えなくなってしまう下地処理。だからこそ、こうした目に見えない工程にどこまで愚直に向き合えるかが、大切になります。