【自然塗料】の記事

自然塗料

クライデツァイトの哲学と自然塗料への想い

個人の幸福と社会の繁栄を目指すものづくり

ゲルト・ツィーゼマン氏

ゲルト・ツィーゼマン氏

原材料を全て公開

原材料を全て公開

聖ニコライ教会

聖ニコライ教会

関東支社でのセミナー

関東支社でのセミナー

クライデツァイトの哲学

全ての成分 / 原材料は公開

卵や大豆、漆などの自然・天然の原料でもアレルギーを引き起こすことがあります。

しかし、すべての原材料が公開されていればアレルギー体質の方もアレルゲンを含まない製品を選択することができるからです。

歴史的建造物や重要文化財の修復作業に関するノウハウを提供

東西ドイツが統一されるきっかけともなった聖ニコライ教会やドイツの作家ゲーテの生家、作曲家バッハゆかりの教会など様々な歴史的建造物や重要文化財の修復作業の際には製品だけではなく、ノウハウも同時に提供しています。

人と環境に配慮した安全な製品作り

エンドユーザーに対する安全だけではなく、「原料の採掘・採取」、「製造」、「施工」、「住まう人」、「廃棄時」の全ての製品ライフサイクルにおいて常に人と環境に配慮した安全な製品作りを行っています。また、製造は原料を“粉砕”、“濾過”、“加熱”するといったシンプルなプロセスで行われており、必要なエネルギーはおがくずを燃やすことによって賄われています。

 セミナー開催などを通じて常に情報を発信

ドイツ国内ではマイスター、販売店、DIYユーザーなどに対して様々なセミナーが開催されています。
また、毎年テクニカルチームが来日し、日本各地でもこれまでに30回近くのセミナーが開催されました。

クライデツァイトのこれから

ゲルト・ツィーゼマン氏は言います。

「ラスコーの洞窟に描かれている壁画から現代に至るまで塗料は私たちと共に歩み続けています。

卵やビール、チーズなどを接着剤に、土を顔料として塗料が作られていた歴史があるのに現代の人々が合成塗料しか知らないというのは驚くべきことです」

3回の社屋移転を経て社員数は25名ほどに増えましたが、今でも最新式のミキサーとオイル精選用のポット、精巧な秤以外は機械らしいものが見当たりません。

毎年春になると何組かのツバメのカップルが訪れ工場の軒下で子育てを行えるような静かな環境で変わらず製品が作られています。今後も伝統的な歴史を踏襲しつつ、さらに人と環境に優しい自然塗料・天然壁材の製造に取り組んでいきます。

——テキスト及び写真はプラネットジャパン様HPより引用並びにご協力——-

往々にしてビジネスというのは、その本来の性格から経済効率を上げ、利潤を追求することを第一義とし、企業の論理や資本の論理に左右され、しばしば利潤をめぐる争いであったり、環境破壊であったり、そして、戦争の誘因さえなってきた歴史があります。

塗料で言うならば、近代から現代かけて、石油化学合成による合成樹脂塗料は高耐久と鮮やかな色彩の需要に押され、圧倒的に広まりましたが、石油や石炭など限られた天然資源の減少はもとより、揮発性有機化合物による地球温暖化などの環境負荷とシックハウス症候群や科学部室過敏症などの人体に対する悪影響は明らかとなっています。

しかし、クライデツァイトの経営理念は、ゲルト・ツィーゼマン氏の公正な精神によって、

・消費者への思いが塗料メーカーにとって企業秘密ともいうべき、全ての成分と原材料の公開となって現れ

・地球環境への思いが、原材料への採取から、製造過程、使用過程、廃棄過程に至るまでの製品のライフサイクルが生態系に負荷を与えない製品となって現れ

・文化へ思いが、歴史的建造物と重要文化財の修復作業におけるノウハウ提供となって現れているのでしょう。

きっと、科学も政治も、そして経済も、あらゆる活動は人の苦しみを減らし、幸福を増すためにあり、貢献していかなければならないということを知悉していたに違いありません。

だからこそ、差別ない社会への思いを世界に発信しようとの、プラネットジャパン平尾社長のカウナスにおる、杉原千畝記念館再生の活動に積極的にご協力して下さり、その成果を我がことのように、心から喜んで下さったのです。

それは、きっと、ゲルト・ツィーゼマン氏ご自身の哲学である「個人の幸福と社会の繁栄は一致しなければならない」という平和への思いと重なったからに他ならないでしょう。

関連ブログ

陰の大功労者

昨年秋、クライデツァイトのシリカットペイントで杉原千畝記念館を蘇生させて頂いた理念の映像です。

> 自然塗料について 詳しくはこちら
自然塗料について:環境に優しい自然塗料の種類とご自分に合った自然塗料の選び方

自然塗料

ドイツ自然塗料メーカー「クライデツァイト」のものづくり

自然素材と人の手を大切にする経営理念

すべては1987年に始まりました。反抗心からでした。 当時は、ウッドチップの壁紙を白く塗るのが流行していました。白い顔料は今でもチタンホワイトで、製造過程で薄い酸が生成されます。この薄い酸が北海に投棄され、大量のアザラシが死にました。 ゲルト・ツィーゼマンはこれに対抗したいと考え、古い塗装業界を研究し、チョーク、カード、ホウ砂から作られた壁用塗料のレシピを見つけました。彼はこれらのレシピを原材料とともにエコマーケットで提供し、多くの興味を持つ人々を見つけました。

すべては1987年に始まりました。反抗心からでした。 当時は、ウッドチップの壁紙を白く塗るのが流行していました。白い顔料は今でもチタンホワイトで、製造過程で薄い酸が生成されます。この薄い酸が北海に投棄され、大量のアザラシが死にました。 ゲルト・ツィーゼマンはこれに対抗したいと考え、古い塗装業界を研究し、チョーク、カード、ホウ砂から作られた壁用塗料のレシピを見つけました。彼はこれらのレシピを原材料とともにエコマーケットで提供し、多くの興味を持つ人々を見つけました。

1992年、ゲルト・ツィーゼマンは娘たちと一緒に「マウスの旅」を観ました。そこでは石油ベースの塗料の製造について説明されていました。ゲルト・ツィーゼマンは編集者への手紙の中で、石油化学製品なしで塗料を製造できると書いています。アルミン・マイヴァルトと彼のチームはゲルト・ツィーゼマンと一緒に 3 つの作品を撮影し、その中でカゼイン接着剤の威力と無毒の壁用塗料の製造を紹介しました。これらの作品の反響は白亜紀の画期的な進歩であり、私たちの小さな会社は成長し始めました。壁用塗料に加えて、木材用の油性塗料や表面デザイン用の伝統的な漆喰が開発されました。

1992年、ゲルト・ツィーゼマンは娘たちと一緒に「マウスの旅」を観ました。そこでは石油ベースの塗料の製造について説明されていました。ゲルト・ツィーゼマンは編集者への手紙の中で、石油化学製品なしで塗料を製造できると書いています。アルミン・マイヴァルトと彼のチームはゲルト・ツィーゼマンと一緒に 3 つの作品を撮影し、その中でカゼイン接着剤の威力と無毒の壁用塗料の製造を紹介しました。これらの作品の反響は白亜紀の画期的な進歩であり、私たちの小さな会社は成長し始めました。壁用塗料に加えて、木材用の油性塗料や表面デザイン用の伝統的な漆喰が開発されました。

2002 年、ゼーレムの古い製材所が当社の本社になりました。30 名の従業員が製品の製造、梱包、発送を担当しています。夏には、ホールで繁殖するツバメのつがいを歓迎します。パッケージにツバメの糞が付いても、苦情の理由にはなりません。

2002 年、ゼーレムの古い製材所が当社の本社になりました。30 名の従業員が製品の製造、梱包、発送を担当しています。夏には、ホールで繁殖するツバメのつがいを歓迎します。パッケージにツバメの糞が付いても、苦情の理由にはなりません。

現在は彼の娘であるレア・ハンコファーとユーレ・ツィーゼマンが取締役を務めており、「環境に優しい方法で生産できないものは、生産しません! 」という原則に従って一貫して会社を経営し続けています。自然と環境を大切に扱い、再生可能な原材料のみを使用して製品を製造するという当社の価値観は、若い世代にも共感を呼ぶと確信しています。

現在は彼の娘であるレア・ハンコファーとユーレ・ツィーゼマンが取締役を務めており、「環境に優しい方法で生産できないものは、生産しません! 」という原則に従って一貫して会社を経営し続けています。自然と環境を大切に扱い、再生可能な原材料のみを使用して製品を製造するという当社の価値観は、若い世代にも共感を呼ぶと確信しています。

それでは、プラネットジャパンの大切なパートナー企業である、ドイツの自然塗料メーカー「クライデツァイト」とは、どのような会社なのでしょうか。
クライデツァイトのあゆみ
クライデツァイトの誕生

ドイツ国内では純自然塗料メーカーとして常にトップクラスの評価を得ているクライデツァイト。
しかし、同社のはじまりが青空市場だったことはあまり知られていません。
社長のGert Ziesemann(ゲルト・ツィーゼマン)氏は、青空市場で有機野菜を販売する傍ら、訪れるお客さんに伝統的で化学物質を一切含まない安全な塗料や壁材の作り方を分かりやすく説明していました。
これが徐々に評判を呼び、1988年に自然塗料メーカー“クライデツァイト社”が産声をあげました。

クライデツァイトの今
現社屋および工場はドイツ北部のゼーレムという人口900人の小さな村に位置しており、ここでプラネットカラーやプラネットウォールなどの製品が製造されています。
工場というと近代的な建物をイメージされがちですが、塗料や壁材はすべて天然の素材を調合し、伝統的な製法で作ることにこだわっているので、機械は最小限に、できるだけ人の手で製造しています。

クライデツァイトの工場
ここには創業当時使われていた1880年代のアンティークな攪拌機が今でも大事に展示されています。
1880年代のアイスクリーム製造用のアンティークなミキサー。
クライデツァイト社では創業から1994年までこのミキサーが使われていました。
皮のベルトで動くので騒音がひどく、一度に攪拌できるパウダーの量も限られていました。
また,社屋の裏手にはかぼちゃなどの作物畑がありますが,廃棄処分となった壁材などが一旦コンポーザーに貯蔵され、その後肥料として使われています。収穫されたかぼちゃは秋には美味しいパンプキンスープに生まれ変わって、社員の舌を楽しませます。
工場裏手にはかぼちゃ畑があります。製品には防腐剤が含まれていないため、牛乳たん白などを含む製品の使い残しは作物の肥料として土に還元されます。

—–以上プラネットジャパンのHPより引用——-

有機野菜の青空市場からその自然素材を利用した安全な塗料と壁材づくり

小さな村でのあたたかい家族的経営、機械化による効率化よりも人の手を施した温もりのある製造過程

目先の効率化よりも社員と環境を大切にする経営姿勢

きっと、時代の流れても大切なものを忘れない一貫性のある経営理念に裏打ちされた経営が温かな心が平尾社長の心を動かしたのでしょう。

 

Our History

関連ブログ

クライデツァイトのシリカットペイント

昨年秋、クライデツァイトのシリカットペイントで杉原千畝記念館を蘇生させて頂いた理念の映像です。

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自然塗料

プラネットジャパンとのご縁

プラネットジャパン創業者 平尾和眞

プラネットジャパン1

女川中学校で平尾社長と上林さん

女川中学校でのボランティアの様子

女川中学校でのボランティアの様子

カウナスの杉原千畝記念館の庭で

カウナスの杉原千畝記念館の庭で

杉原千畝記念館再生の功労を称えられ表彰

杉原千畝記念館再生の功労を称えられ表彰

1987年の春、海外への憧れを抱いた一人の青年がありったけのお金をかき集めてイギリスへ渡りました。彼の目的は英語を勉強することではなく、自分の目で海外を見、また海外から日本を見ることでした。

冬休み、スペインへ旅行中にストライキに遭い、雪の降る真夜中、フランスのヘンダヤという小さな駅で降ろされた彼はスペインまで徒歩で向かわなくてはならず、36km歩いてようやくサンセバスチャンという小さな町に到着しました。

その時“もっと世界を見てみたい”と強く感じたそうです。

しかし、その当時の彼には十分な語学力がありませんでした。

次に語学力を身につけるために渡った先はアメリカでした。

様々な都市を回って落ち着いた先はモンタナ州のマイルズシティという田舎町でした。

暖かい人々、そして夏は釣り、冬は狩り、また野生動物に囲まれて大学を卒業後、ますます夢は広がりました。

この青年の周りに1人、2人と集まって2001年に作られた会社が平尾社長の創業されたPlanet Japanです。
そして創業以来、本当の“Think global, better life”を探し続けています。

Planet Japanがドイツで出会った大切な友人が現在のパートナー、クライデツァイト社です。
ドイツ北部の人口900人の小さな小さなゼーレムという村で、自然塗料や天然壁材を製造している会社です。
自然と人とのつながりを大切にしている彼らと一緒に共同開発したのが“ウッドコート”という自然塗料です。
Planet Japanはクライデツァイト社をヒントにこれからも自然との触れ合いを生かしたライフスタイルを提案しています。

——以上、プラネットジャパンのHPより引用———

私がプラネットジャパンの平尾社長と初めてお会いしたのは、2016年の春でした。塗魂ペインターズで共に活動する上林さんにご紹介いただいたことがきっかけです。

当時、平尾社長は「塗装で社会貢献を実現する」という塗魂ペインターズの理念に深く共感してくださいました。そして、これまでの活動実績をご評価いただき、協賛メーカーとして共に歩んでくださることになりました。

その年の6月には、東日本大震災で大きな被害を受けた宮城県女川町の女川中学校でのボランティア活動をご一緒し、その後も各地の活動において、木材保護塗料「プラネットカラー」を無償でご提供いただくなど、多大なるご支援を賜りました。

さらに2017年秋には、リトアニアで行われた「杉原千畝記念館蘇生プロジェクト」において、リトアニア文化遺産局との度重なる打ち合わせをはじめ、材料の無償提供など、プロジェクト成功の礎となる多方面にわたるご尽力をいただきました。

そして迎えた現地カウナスでは、杉原千畝記念館の前で私たち塗魂ペインターズを温かく迎えてくださり、そのお心遣いは今でも忘れることができません。

人とのご縁は、一つひとつの信頼と行動の積み重ねによって育まれるものです。これからも、そのご縁への感謝を忘れることなく、塗装を通じた社会貢献と誠実なものづくりに努めてまいります。

関連コンテンツ

陰の大功労者 

関連ウェブ

プラネットジャパン 上林塗装

リトアニアカウナス杉原千畝記念館

 

昨年秋、プラネットジャパン様による無償の材料提供によって杉原千畝記念館を再生させ、差別なき世界の平和への思いを蘇生させようとしたスギハラプロジェクトです。

> 自然塗料について 詳しくはこちら
自然塗料について:環境に優しい自然塗料の種類とご自分に合った自然塗料の選び方

フローリング 木部塗装 自然塗料

内装木部におすすめの塗料とは?

木の風合いを生かすなら自然塗料がおすすめです

内装木部用の塗料

水性着色ステイン

水性着測ステイン

水性着測ステイン

自然塗料のクリアー

自然塗料のクリアー

自然塗料の着色クリアー

自然塗料の着色クリアー

水性ウレタンクリアー

水性ウレタンクリアー

内装の木部を塗装する際には、仕上がりや機能性によってさまざまな種類の塗料があります。

塗料選びで後悔しないために、まずは木部用塗料の種類を整理してみましょう。

まずは仕上げの意匠の点から、

木目を生かすか、木目を気にせず塗りつぶしてしまう仕上げの種類で

クリアー仕上:木目を生かした透明な仕上げ

着色クリアー仕上:チークやウォルナット、マホガニーなど、着色されるものの木目は残っている状態

エナメル仕上:木目は完全に消えてしまう塗りつぶしの仕上げ

塗料の成分によって

合成樹脂系:アクリル樹脂やウレタン樹脂など合成樹脂hが主成分の塗料

自然系(天然油脂系):亜麻仁油やひまわり油など天然成分が主成分の塗料

希釈材の種類で

水性:合成樹脂系の塗料でも水によって希釈液る塗料があります。

油性:自然系であればテレピンオイルやオレンジオイル、合成樹脂系であればシンナー

塗膜の成り立ちで

造膜型:塗膜でコーティングされるので、触れた際の木肌感は損なわれます。

浸透型:木材に深く浸透し木材を保護しますので触れた際の木の温もりはが残ります。

これで木部用塗料は一通り網羅できているはずです。

ここから、一般的に求められやすい機能を挙げながら、消去法によってもっとも求められる塗料を導き出していきましょう。

まず、内装で木を使用する場合、木目の意匠や、木のぬくもりや、触れた際の木肌感を残したいと思われる方は多いはずです。

そうしますと、塗りつぶしのエナメル仕上げや造膜型の塗料は消去され、浸透型でクリアー仕上げ、または着色仕上ができる塗料が残ります。

次に、内部で使用するわけですから、揮発性性有機化合物や刺激臭があるシンナーで希釈するような合成樹脂系は消去されます。

木目の意匠が残り、触れた際の木肌感も残り、揮発性雪化合物や刺激臭がない木材用塗料は、水系着色顔料と自然系塗料が残ります。

自然塗料がおすすめの理由

水系着色顔料は臭いが少ないというメリットがありますが、水に弱く、シミになりやすいため、耐久性を高めるにはウレタンクリアーなどの塗装を組み合わせることが一般的です。

一方、自然塗料は木材へ深く浸透して保護するため、

・木目を美しく残せる
・木のぬくもりや質感を損なわない
・揮発性有機化合物(VOC)が少なく、室内環境に配慮しやすい
・優れた耐久性を備えている

という特徴があります。

このような理由から、私たちは内装木部には自然塗料が最も適した選択肢の一つであると考えています。

木材本来の美しさを生かしながら、人にも住まいにもやさしい仕上がりを実現できることが、自然塗料をおすすめする最大の理由です。

 

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木部塗装について:木材独自の機能や美しさを生かす塗料と仕上げをご紹介

> 自然塗料について 詳しくはこちら
自然塗料について:環境に優しい自然塗料の種類とご自分に合った自然塗料の選び方

木部塗装 自然塗料

ラワン合板の塗装で大切な塗料選び

仕上がりだけでなく、室内環境まで考えたご提案を

新築現場での葛藤

今回の写真は、内装の壁を石膏ボードではなくラワン合板で仕上げ、ステイン着色塗装を行った現場です。

このような木部仕上げでは、私たちがぜひおすすめしたい塗料があります。しかし、新築工事では当社が元請会社ではないことが多く、お施主様と直接打ち合わせを行う機会は限られています。そのため、設計図書で指定された材料や色、仕様に沿って施工することが基本となります。

また、新築工事は限られた工期と予算の中で進められるため、たとえより良い塗料があったとしても、工程や材料費が増える場合は簡単に仕様変更することはできません。

仕様を変更するには、現場監督や設計士、お施主様との協議が必要となり、色合いや木目の見え方、艶感などが変わることで、「イメージと違う」というトラブルにつながる可能性もあります。さらに、予算を超える材料を独断で採用することは現実的ではなく、指定仕様どおり施工することが求められます。

今回も、石油化学由来の油性ステインが指定されていました。私たちは施工経験から臭いについて気になっていましたが、仕様を変更することはせず、指定どおり施工いたしました。

施工中は職人も慣れているため大きな問題はありませんでしたが、完成後、お施主様から「臭いが気になる」というご意見をいただきました。

改めて、塗料は色や耐久性だけでなく、室内環境や住み心地にも大きく影響することを実感した現場でした。

今回の経験を今後の教訓とし、専門施工会社として、より良い塗料や施工方法について積極的に情報発信を行い、お客様が後悔しない塗料選びのお手伝いをしてまいります。

なお、今回ご紹介したようなラワン合板などの内装木部に対して、私たちが自信を持っておすすめしたい木部用塗料については、次回のブログで詳しくご紹介いたします。

 

> 木部塗装について 詳しくはこちら
木部塗装について:木材独自の機能や美しさを生かす塗料と仕上げをご紹介

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