雨漏り 北区

雨漏り再発で散水調査

観察から原因を絞り込む

水切り周辺を区分して行う雨漏りの散水調査

水切り周辺を区分して行う雨漏りの散水調査

雨漏り散水調査による二次被害を防ぐ室内養生

雨漏り散水調査による二次被害を防ぐ室内養生

2年前に弊社で大規模修繕工事を行った建物で、雨漏りが再発したとのご連絡を受け、調査を進めてまいりました。

施工を担当した会社として、雨漏りの原因を明らかにし、適切な補修へつなげることが私たちの責任です。

雨漏りは、室内に水が現れた場所の真上に浸入口があるとは限りません。外壁や笠木の内部へ入った雨水が、下地や躯体の中を移動し、時間をかけて離れた場所に現れることもあります。

そのため、すぐに散水するのではなく、まずは雨漏りが発生した際の状況を詳しく確認しました。

発生条件を確認

この数か月にわたり、雨漏りの発生状況を継続的にヒアリングしました。

確認できた主な特徴は、次のとおりです。

  • 通常の雨では雨漏りしない
  • 強風を伴う雨の際に発生する
  • 降雨中ではなく、1日ほど経過してから漏れることが多い

通常の雨では発生せず、強風雨のときに限って発生する場合、雨量だけでなく、風によって雨水が押し上げられたり、横方向から吹き付けたりすることが条件となっている可能性があります。

また、雨が降ってから時間を置いて室内へ現れることから、浸入した雨水が建物内部のどこかに一時的に滞留し、その後、ゆっくりと移動している可能性も考えられました。

こうした発生条件は、雨水の浸入口と経路を推測するための重要な手掛かりです。

養生範囲を変えて観察

散水調査を行う前に、浸入口として考えられるアルミ笠木や水切り部分を一時的に養生しました。

養生する範囲を変えながら、その後の降雨で雨漏りが発生するかを数か月にわたり観察します。

特定部分を養生した際に雨漏りが止まり、養生範囲を変えると再発するのであれば、その結果から浸入口の可能性が高い範囲を絞り込むことができます。

雨漏りが起きているからといって、疑わしい部分をすべて補修してしまうと、どこが原因だったのか分からなくなります。

時間はかかりますが、範囲を変えながら比較することで、不要な工事を避け、原因に対して有効な補修方法を検討できます。

推測を散水で検証

数か月の観察結果とヒアリング内容から雨水の浸入口を推測し、本日、散水調査を実施しました。

散水調査は、建物へ無作為に水をかける作業ではありません。

疑わしい部分を区分し、それぞれに一定時間散水しながら、室内側で漏水が再現されるかを確認します。複数箇所へ同時に水をかけてしまうと、どの部分から浸入したのか判断できないため、仮説に基づいて範囲を限定し、段階的に検証することが重要です。

今回は、これまでの観察で可能性が高いと考えたアルミ笠木と水切り周辺を中心に、養生範囲を調整しながら散水しました。

室内を保護

室内には什器や電気機器、書類などが置かれているため、調査による二次被害を防ぐ養生も欠かせません。

漏水が想定される範囲だけでなく、水が伝って広がる可能性も考慮し、周辺の設備や備品をビニールで覆ってから調査を開始しました。

雨漏りを再現する調査では、原因を確認することと同時に、建物内部を汚損させない配慮も重要です。

要因を限定

今回の散水調査では、数か月にわたるヒアリングと比較観察から立てた仮説を検証することで、雨水の浸入口となっている可能性が高い範囲を限定することができました。

雨漏り調査では、散水すること自体よりも、その前にどれだけ情報を集め、発生条件を整理し、調査範囲を絞り込めるかが重要です。

原因を十分に検証しないまま表面を塞いでも、本来の浸入口が残っていれば、別の経路から雨漏りが再発する可能性があります。

今後は今回の調査結果をもとに、建物の納まりと雨水の経路を再確認し、必要な補修方法を検討します。

安田塗装では、弊社が施工した建物について、工事後に不具合が生じた場合も現象と向き合い、原因の調査から補修まで責任を持って対応してまいります。

> 安田塗装の【雨漏り原因調査&対策】詳しくはこちら
安田塗装の雨漏り原因調査&対策

色彩選定 豊島区

外壁の色と艶をA4見本板で確認頂くために

「艶消し」の違いを目で確かめる

見本板作成のため、既存外壁に色見本を合わせて塗装色の確認

見本板作成のため、既存外壁に色見本を合わせて塗装色の確認

外壁塗装前に確認したサイディング目地の既存シーリング

外壁塗装前に確認したサイディング目地の既存シーリング

ありがたいことに外壁塗装のご用命を賜り、塗装前の色合わせと既存シーリングの確認へ伺いました。

今回は、お施主様にA4サイズの見本板をご覧いただき、外壁の色だけでなく、塗装後の艶や質感まで確認していただく予定です。

艶消しにも違いがあります

外壁塗装では「艶消しにしたい」というご要望をいただくことがあります。

しかし、一口に艶消しといっても、すべての塗料が同じ質感に仕上がるわけではありません。

例えば、日本ペイントの「パーフェクトトップSi」は、艶有りのほか、3分艶や艶消しなどへの調整が可能です。一方、「パーフェクトトゥルーマット」は、わずかな底艶も抑えた完全な艶消しとして設計されています。

水谷ペイントの「ナノコンポジットW」も落ち着きのある艶消し仕上げですが、塗料の種類や塗膜の構造が異なるため、光の反射や質感には微妙な違いが生じます。

同じ「艶消し」という表現でも、光をほとんど反射しない仕上がりもあれば、見る角度や日差しによって、わずかに底艶を感じる仕上がりもあります。

言葉やカタログだけでは伝わりにくい部分だからこそ、実際に使用する塗料をA4サイズの板へ塗り、目で見て確認していただくことが大切です。

実際の外壁に合わせて確認

色は、小さな色見本と広い外壁とでは見え方が変わります。また、晴天と曇天、日向と日陰、朝と夕方でも印象は異なります。

そこで、既存の外壁へ色見本を直接当て、周囲の色や建物全体との調和を確認します。そのうえでA4サイズの見本板をご覧いただくことで、塗装後のイメージをより具体的に共有できます。

完成後に「思っていた色や艶と違う」という行き違いが生じないよう、言葉だけでは判断しにくい内容は、できる限り実物で確認していただくよう努めています。

シーリングの状態と色も確認

今回は色合わせと併せて、サイディング目地に充填されている既存シーリングの劣化状態と色味も確認しました。

今回のように外壁をエナメル塗料で塗りつぶす場合は、一般的にシーリングを打ち替えてから外壁を塗装する「先打ち」で施工します。

施工直後はシーリングの上まで塗料で覆われるため、シーリング自体の色が仕上がりに直接影響することはほとんどありません。

しかし、シーリングは建物の動きに追従する柔軟な材料です。長い年月の中で目地が伸縮すると、シーリング自体が健全であっても、その上を覆う塗膜にひび割れが生じることがあります。

その際、外壁とシーリングの色が大きく異なっていると、塗膜の亀裂からシーリングの色が見え、ひび割れが目立ちやすくなります。

そのため、塗りつぶし仕上げであっても、将来の見え方まで考えて、外壁に近い同系色のシーリング材を選ぶことがあります。

次の塗り替えまでを考える

今回のシーリング打ち替えには、オート化学工業の高耐久シーリング材「オートンイクシード」を使用する予定です。

オートンイクシードは、長期間にわたり柔軟性を維持することを目的に開発された、高耐久・高耐候型のシーリング材です。

次回の塗り替えまで長い期間が空くことを想定し、シーリングの色についても外壁色に近い色を選定することをご提案する予定です。

外壁塗装の色選びは、現在の美しさだけを考えるものではありません。塗料の艶や質感、シーリングの色、さらに経年後の見え方まで考慮することで、長く納得していただける仕上がりにつながります。

UVプロテクトクリヤー 豊島区

外装改修工事が完了

素材に合わせた塗装仕様

水系ナノシリコンRNとナノコンポジットWによる外装改修工事完成後の住宅

水系ナノシリコンRNとナノコンポジットWによる外装改修工事完成後の住宅

ピュアライドUVプロテクトMKクリヤーで仕上げた正面意匠性サイディング

ピュアライドUVプロテクトMKクリヤーで仕上げた正面意匠性サイディング

外装改修工事の全工程が完了し、仮設足場を撤去しました。

足場撤去後は、建物全体の仕上がりをあらためて確認し、お施主様へ工事完了のご挨拶に伺いました。

建物全体を確認

足場がなくなったことで、外壁や付帯部分の色彩、正面の意匠性サイディング、柱型とのバランスを建物全体で確認できるようになりました。

外壁は明るく落ち着いた色彩で仕上げ、雨樋や軒裏、サッシなどの濃色部分が建物全体を引き締めています。

正面の意匠性サイディングは塗りつぶさず、クリヤー塗装によって既存の石積み調デザインを生かしました。柱型は艶消しのグラナダフレッシュで仕上げ、意匠性サイディングとの質感の違いを際立たせています。

今回の塗装仕様

今回の外装改修工事では、それぞれの素材や形状、求められる機能に合わせて塗料を使い分けました。

施工箇所 使用材料・仕様
スレート屋根 水系ナノシリコンRNによる再生工法
サッシ廻り・サイディング目地 オートンサイディングシーラントによる打ち替え
外壁 ナノコンポジットW
正面柱型 グラナダフレッシュ
正面意匠性サイディング ピュアライドUVプロテクトMKクリヤー
軒裏 ファインウレタンU100・3分艶
雨樋 ファインSi

建物を一種類の塗料で塗りそろえるのではなく、屋根、一般外壁、意匠性サイディング、柱型、軒裏、雨樋のそれぞれに適した材料を選定しています。

意匠を生かす

正面の高意匠サイディングには、日本ペイントの「ピュアライドUVプロテクトMKクリヤー」を使用しました。

透明な無機系クリヤー塗膜によって、石積み調サイディングの色彩や模様を隠すことなく、紫外線や雨風から表面を保護します。

隣接する柱型には、菊水化学工業の「グラナダフレッシュ」を使用しています。既存の凹凸と独特の風合いを生かせる艶消し塗料で、クリヤー仕上げのサイディングと自然に調和させました。

同じ正面外壁でも、意匠性サイディングは透明なクリヤー塗料、柱型は艶消しの塗りつぶし塗料と、素材とデザインに合わせて仕様を変えています。

屋根と外壁を保護

スレート屋根は、高圧洗浄、下地補強、ひび割れ・欠損補修、タスペーサーによる縁切りを行い、水系ナノシリコンRNを2回塗装しました。

特殊骨材を含む塗膜によって強いテカリを抑え、スレート屋根本来の落ち着いた質感へ再生しています。

一般外壁には、低汚染性に優れたナノコンポジットWを使用しました。

サッシ廻りとサイディング目地は、既存シーリングを撤去したうえで、オートンサイディングシーラントによる打ち替えを実施。十分な養生期間を確保してから外壁塗装を進めています。

仕上げ塗料だけでなく、その下にあるシーリングや下地処理まで適切に施工することが、建物を長く守るためには重要です。

心より感謝

完成した建物をご覧になったお施主様にも大変喜んでいただくことができ、私たちにとって何よりうれしい工事完了となりました。

さらに、ご近所の方にも安田塗装についてお声がけくださり、心より感謝申し上げます。

工事期間中は、仮設足場の設置、高圧洗浄、シーリング工事、塗装作業と、ご不便をおかけする場面もあったことと思います。お施主様をはじめ、ご近隣の皆様のご理解とご協力により、無事に工事を終えることができました。

塗装工事は、足場を撤去して終わりではありません。

今回使用した材料や施工内容を記録し、今後の点検やメンテナンスにも責任を持って対応してまいります。

このたびは、大切なお住まいの外装改修工事を安田塗装へお任せいただき、誠にありがとうございました。

フローリング 千代田区

千代田区|教会礼拝堂の無垢フローリング再生・後半

残り半面も同じ工程で再生

#40フロアーサンダー研磨開始

#40フロアーサンダー研磨開始

#40フロアーサンダー研磨

#40フロアーサンダー研磨

#120フロアーサンダー研磨

#120フロアーサンダー研磨

#80フロアーサンダー研磨

#80フロアーサンダー研磨

ハードクリアオイル

ハードクリアオイル

ハードクリアオイル塗装中

ハードクリアオイル塗装中

長椅子を元通りに配置

長椅子を元通りに配置

完成

完成

千代田区内の教会礼拝堂で進めている、無垢フローリング再生塗装の続きです。

前日は礼拝堂の半面を研磨し、プラネットジャパンの自然塗料「ハードクリアオイル」で仕上げました。

今回は、教会長椅子(チャーチベンチ)を施工済みの側へ移動し、残り半面の無垢フローリングを再生します。

長椅子を移動

礼拝堂には重量のあるチャーチベンチが数多く設置されているため、床を二つの施工範囲に分けて作業しています。

前日に施工した床の状態を確認したうえで、床面を傷付けないよう慎重に長椅子を移動。研磨時に発生する粉塵から守るため、移動後の長椅子には再び全面養生を行いました。

無垢フローリング再生では、研磨や塗装だけでなく、家具の移動、養生、乾燥時間を含めた工程管理も重要です。

既存塗膜を除去

前日と同様に、最初はフロアーサンダーへ#40のサンドペーパーを装着し、既存塗膜を削り取ります。

画像では、研磨前の艶がある床と、研磨によって現れた明るい木地の違いがはっきりと確認できます。

粗削りでは、既存塗膜とともに、長年の使用で付いた細かなキズや浅いシミも除去します。ただし、深いキズやシミを完全に消そうとして必要以上に削ると、床材の厚みを損なう可能性があります。

無垢材の状態を見ながら、再生に必要な範囲を適切に研磨することが大切です。

3段階で木肌を調整

#40による粗削りの後は、#80のサンドペーパーへ交換して中削りを行います。

粗削りで残った研磨痕を整えながら、床全体の木肌を均一にしていきます。

二日に分けて施工する場合、左右の床で研磨状態に差が生じないよう、使用する機械、サンドペーパーの番手、研磨方向、機械を動かす速度をそろえることが重要です。

最後はポリッシャーに#120の研磨材を装着し、床全体を仕上げ研磨します。

今回も前日と同じく、次の3段階で施工しました。

  • 粗削り:フロアーサンダー・#40
  • 中削り:フロアーサンダー・#80
  • 仕上げ研磨:ポリッシャー・#120

段階的にサンドペーパーを細かくすることで、粗い研磨痕を消し、自然塗料が均一に浸透しやすい滑らかな木肌へ整えます。

ハードクリアオイル仕上げ

研磨粉を丁寧に清掃した後、プラネットジャパンの「ハードクリアオイル」で仕上げました。

ハードクリアオイルは、亜麻仁油と桐油を主成分とした艶消しタイプの自然塗料です。木目や木肌の質感を生かしながら、無垢材の表面を硬くして摩耗から保護します。

撥水性にも優れ、土足で使用する店舗や公共施設など、人の出入りが多い床にも適しています。

オイルを薄く均一に塗り広げ、木材へ浸透させながら、前日に施工した半面との色合いや艶のつながりも確認します。

無垢材は一枚ごとに木目やオイルの吸い込み方が異なるため、均一に塗るだけでなく、床全体を見渡しながら仕上がりを調整することが重要です。

礼拝堂全体が完成

オイルの乾燥後、養生を撤去し、チャーチベンチを元の位置へ戻して施工完了です。

二日に分けて作業した左右の床も自然につながり、無垢材本来の木目と温かみが感じられる礼拝堂へとよみがえりました。

既存の無垢フローリングは、表面を適切に研磨して仕上げ直すことで、張り替えずに長く使い続けられる場合があります。

安田塗装では、床を単にきれいにするだけでなく、建物の用途、床材の状態、家具や設備の配置、使用できる工期まで考慮し、それぞれの現場に適した施工方法をご提案しています。

教会や礼拝堂をはじめ、学校、保育園、店舗、オフィス、マンション、一般住宅の無垢フローリング再生塗装も、ぜひご相談ください。

> 安田塗装の【無垢フローリング再生塗装】 詳しくはこちら

フローリング 千代田区

千代田区|教会礼拝堂の無垢フローリング再生塗装

研磨と自然塗料で美しい木肌へ

無垢フローリングの目立たない部分で行う試験研磨

無垢フローリングの目立たない部分で行う試験研磨

フロアーサンダー#40研磨開始

フロアーサンダー#40研磨開始

フロアーサンダー#80とポリッシャー#120による研磨

フロアーサンダー#80とポリッシャー#120による研磨

自然塗料ハードクリアオイルによる無垢フローリング再生塗装

自然塗料ハードクリアオイルによる無垢フローリング再生塗装

ハードクリアオイル完成

ハードクリアオイル完成

明日の備えて長椅子の移動

明日の備えて長椅子の移動

右:施工前 左施工後

右:施工前 左施工後

千代田区内にある教会の礼拝堂で、無垢フローリングの研磨・再生塗装を行いました。

長年、多くの方が行き交ってきた礼拝堂の床には、歩行や教会長椅子(チャーチベンチ)の移動などによる細かなキズや汚れ、部分的なシミが見られました。

無垢フローリングは、床材の状態や厚みに問題がなければ、表面を研磨して木地を整えることで、張り替えずに再生できる場合があります。

今回は、既存の無垢材を生かしながら、礼拝堂にふさわしい落ち着きと温かみのある床へ再生していきます。

礼拝堂を二分割

礼拝堂には、重量のある教会長椅子が数多く設置されています。

すべてを礼拝堂の外へ搬出することが難しいため、長椅子を片側へ寄せ、ホコリや塗料が付着しないよう全面的に養生しました。

施工範囲を二つに分け、1日目の施工が完了した後に長椅子を移動し、2日に分けて無垢フローリング全面を再生します。

床をきれいに仕上げるだけでなく、既存の家具や礼拝堂内の設備を傷付けないことも、改修工事では重要です。周囲の状況を確認しながら、安全に作業できる環境を整えてから研磨を開始します。

まずは試験研磨

研磨を始める前に、まず目立たない部分で試験研磨を行いました。

既存塗膜の硬さや厚み、キズやシミの深さ、無垢材の削れ方を確認し、使用するサンドペーパーの番手を決めます。

粗いサンドペーパーを使えば早く削れますが、必要以上に床材を削ったり、深い研磨痕を残したりする可能性があります。一方、細かすぎる番手から始めると、既存塗膜やキズを十分に除去できません。

実際の床で試験を行った結果、今回は次の3段階で研磨することにしました。

  • 粗削り:#40
  • 中削り:#80
  • 仕上げ研磨:#120

床材の状態を確認せず、一律の研磨方法で作業するのではなく、その床に適した番手と工程を選ぶことが、無垢フローリングを美しく再生するための第一歩です。

3段階で研磨

最初はフロアーサンダーに#40のサンドペーパーを装着し、劣化した既存塗膜を除去して、無垢フローリングの木地を出していきます。

同時に、床材を必要以上に削らない範囲で、表面の細かなキズや浅いシミも削り取ります。

続いて、#80で中削りを行い、粗削りで生じた研磨痕を細かく整えます。最後はポリッシャーに#120の研磨材を装着し、床全体の木肌を滑らかに仕上げました。

今回の研磨工程は、次の合計3回です。

  • フロアーサンダー研磨:2回
  • ポリッシャー研磨:1回

研磨後の床には、これまで塗膜や汚れに隠れていた無垢材本来の明るい木肌が現れました。

無垢フローリング再生では、単に古い塗膜を削り落とすだけではありません。木目に沿って均一に研磨し、粗い研磨痕を段階的に消していくことで、自然塗料をむらなく吸い込む下地をつくります。

自然塗料で仕上げ

研磨と清掃を終えた床には、安田塗装が推奨しているプラネットジャパンの「ハードクリアオイル」を塗装しました。

ハードクリアオイルは、亜麻仁油と桐油を主成分とした自然塗料です。無垢材の内部へ浸透しながら木部表面を硬くし、摩耗や水分、汚れから床を保護します。

ヨーロッパの玩具製造安全基準「EN71」に合格した、安全性にも配慮された塗料です。教会をはじめ、保育園、幼稚園、学校、病院など、多くの方が利用する施設の内装にも適しています。

また、木部に高い硬化作用をもたらすとともに、撥水性や耐摩耗性も備えているため、土足で使用するフローリングにも対応できます。

一般的な合成樹脂塗料のように木材表面を厚い塗膜で覆うのではなく、無垢材の木目や手触りを生かしながら仕上げられることも、自然塗料の魅力です。

オイルを薄く均一に塗り広げ、木材へ十分に浸透させながら、塗りむらや余分なオイルを残さないよう丁寧に仕上げました。

礼拝堂の床を再生

研磨前にはキズや汚れが目立っていた床も、無垢材本来の木目と温かみがよみがえりました。

塗装直後は濡れ色によって木目が鮮明に見えますが、乾燥するにつれて艶が落ち着き、自然で上品な仕上がりになります。

長い年月を経た無垢フローリングには、その建物とともに積み重ねてきた歴史があります。すべてを新しい床へ張り替えるのではなく、使用できる床材を丁寧に研磨し、再び長く使える状態へ整えることにも大きな価値があります。

明日の準備のため片方の寄せられた長椅子をすべて仕上げられたフローリングの上へ寄せていきます。

 

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