【鉄部塗装】の記事

鉄部塗装

塩分測定

塩害地域での鉄部塗装

食品工場外観

食品工場外観

塩分測定

塩分測定

現場は、海から数メートルのところにある食品工場です。

昨年、鉄部塗装と外壁の汚染防止のための超低汚染無機系コーティング剤を塗装させて頂きました。

鉄部に関しましては塩害地域ということもあり、1年に1回、高圧洗浄で塩分を洗い流すことで3年間の保証をさせて頂いております。

雨の当たる屋根などは問題ないのですが、軒裏の雨の当たらない部分は正直錆が噴き始めているという状況なので、塩素イオン検知管による塩分調査を実施させて頂きました。

結果、持ってきた200ppmまで検知できる塩素イオン検知管が数分で振り切れるという非常に高い塩分が測定されました。

理由はともあれ、施工責任を果たすべく、高圧洗浄で塩分を洗い流し、補修塗装にはいらせて頂いております。

当社は普段は橋梁塗装などじ携わっているわけではありませんので、昨年携わらせて頂いた海からすぐそばの重防食塗装について非常に勉強させて頂いております。

このような機会を与えて頂いた関係各社様に心から感謝申し上げます。

 

下地処理 鉄部塗装 千葉県

鉄部塗装

ケレンについて

看板裏の鉄骨架台

看板裏の鉄骨架台

電動サンダーサンダーケレン

電動サンダーサンダーケレン

電動サンダーサンダーケレン

電動サンダーサンダーケレン

現在海岸から10メートル程度に位置する塩害地域(正確には岩礁隣接地域に近い)における工場において鉄部塗装を実施しております。

(千葉県船橋市)

とかく塗装工事において、どのように塗装するのかという施工法より、どのような塗料を塗るのかという塗料に注意が注がれがちですが、このような塩害地域における鉄部塗装携わることで「どのように塗装するのか」という施工法が何よりも大切ということがあらためて実感させられます。

鉄部塗装においては、たとえ塩害地域でなくて鉄部下地処理の「ケレン」を不十分にしたまま、最高級の2液反応硬化型のエポキシ錆止め塗料で錆止め塗装を行い、上塗りに最高級のフッ素樹脂塗料で塗装したとしても1年程度で錆が発生してしまうのに対し、ケレンさえ十分に行えば、一般錆止め塗料で錆止め処理を施しウレタン樹脂塗料で塗装しても5年以上全く錆が発生しないというのは塗装業に携わっているものであれば誰もが知っている事実であります、海岸近くの塩害地域であれば尚更のこととなります。

さて、もう今まで何度も書いておりますが、この鉄部塗装における最も重要な工程が、塗装後には隠れてしまう下地処理の「ケレン」です。

現在、塩害地域における鉄部塗装3年保証を目指し、錆の発生していおる部分は電動工具により既存塗膜を除去、活膜部分は残し手工具により目粗しを実施する「3種ケレン」を実施中です。

ちなみに、先日ツイッターを見ていましたら、「ケレン」というのはclean(クリーン)が訛ったという説と、研錬(一生懸命鍛えるという意)が訛ったという説があるということを知りました。

> 下地処理について 詳しくはこちら
下地処理について: 最も重要な工事工程は塗装が終われば見えなくなる下地処理です

鉄部塗装

段取8割

建物全景

建物全景

折半屋根

折半屋根

昨年お見積書をご提出させて頂き、先日、社内稟議書の通った旨のご連絡を頂き、来週から着工させて頂くこととなりました。

(千葉県船橋市)

主な内容は、岩礁隣接地域と重塩害地域の中間に位置する工場における鉄部塗装工事で、施工品質は3年保証を目標とし、同時に高所作業車における外壁洗浄と無機系コーティング材塗装による、外壁汚染対策工事を実施致します。

工事工程表にはじまり、現場組織表、職人名簿、近隣挨拶等、安全と施工品質を確保するため、只今準備中です。

一般のお施主様と全く同じように、法人様にも「安田塗装に頼んで良かったよ」とのご信頼を頂くべく最新の注意を払い段取させて頂いております。

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鉄部塗装

道具選び

施工品質を支える優れた工具

鉄部によくみられる発錆

鉄部によくみられる発錆

発錆部とその周辺塗膜の剥離

発錆部とその周辺塗膜の剥離

発錆部とその周辺塗膜の剥離2

発錆部とその周辺塗膜の剥離2

手摺子根元の旧塗膜剥離

手摺子根元の旧塗膜剥離

現在、大規模マンションの鉄部塗装工事に入らせて頂いております。

鉄部塗装の工程の際は、振り返ってみますと何度も同じことを書いていますが、鉄部塗装において最も重要な工程が、下地処理に当たる『ケレン』と呼ばれる錆落としの工程です。

この『ケレン』という工程、どの程度行うかによって、その労力も変わってきますし、それに応じて費用も全く異なるため、次のように分類されております。

・2種ケレン:電動工具と手工具を併用し、錆びている部分はもちろんのこと既存塗膜を全面除去

・3種ケレン:電動工具と手工具を併用し、錆びている塗膜は除去、錆びてない既存塗膜は残す。

・4種ケレン:全体的にサンドペーパーやワイヤーブラシなどの手工具をあてる程度

尚、1種ケレン:サンドブラストまたはショットブラストという機械を使用し、既存塗膜の全面除去し光沢のある表面にするというケレン方法のありますが、作業上の問題から建築の現場塗装ではほとんど適応されません。

さて、上の分類からいいますと、電動工具を使わず、手工具だけ使用しての『ケレン』ということから、分類的には、4種ケレンとなり、こちらでで行っている下地処理は最も基本的で最低限のケレンということになります。

しかし、たとえ4種ケレンだからと言って、誰が行っても一律に全く同じ状態となるわけではなく、施工会社ごとによってそれぞれ異なりますし、もっといえば、施工する『人』によって異なります。

さて、人の違いや仕事に対する姿勢は仮に置いといて、限られた予算内にあって施工品質を高めるには、仕事の効率を高める『道具選び』が重要となります。

それは、どんなに仕事に対する姿勢が真面目であっても、どんなに一生懸命行っても、使っている道具の作業効率が悪ければ施工品質が劣ってしまうためです。

特に、『ケレン』では、発錆の周辺や手摺の付け根付近の旧塗膜の剥がしなど、細かく根気のいる作業のため、『優れた工具』が力を発揮し、施工品質を支えるといっても過言ではありません。

この『超硬スクレーパー』はタガネよりも軽く、皮スキよりも力を入れることなく、旧塗膜を剥がすことが出来ます。

これに、ワイヤーブラシやサンドペーパーなどを併用することで、電動工具を使用しない4種ケレンであったとしても、相応の施工品質を確保できる下地処理が可能となります。

施工品質の向上には、施工会社だけの努力だけではなく、塗料メーカーとの連携だけでもなく、塗装に携わるあらゆる方面との連携が大切であるゆえんが、このような場面でも感じることができます。

dogyu-4.jpg超硬スクレーパー(土牛産業

鉄部塗装

段取8割

マンション鉄部塗装工事

マンション全景

マンション全景

ホームページをご覧下さったことがきっかけとなり、お問い合わせ頂き、本日正式にマンション鉄部塗装工事をご契約させて頂くこととなりました。

ご信頼頂きご依頼下さったことに心より感謝申し上げ、誠心誠意取り組ませて頂きます。

さて、共用廊下や外部鉄鋼階段に関しては、天候さえ良ければ何ら問題なく施工を勧めることが可能ですが、バルコニーの手摺に関しては、お部屋内を通り、施工させて頂くことから、各世帯のご都合に合わせスムーズに作業を実施するために最も重要なのが『段取り』と呼ばれる事前準備であります。

通常でも段取8割といわれる現場作業、世帯数が200世帯近くになりますと段取如何によって施工品質や工期にも大きく影響するため、抜かりのない入念な準備が必要となってまいります。

見積調査の段階で、もし、施工させて頂くにいたった際、このことが非常に気がかりでありましたが、管理組合の皆様と理事長の迅速かつ的確な手の打ち方に非常にに助けて頂くこととなり、同時に、とても勉強させて頂いております。

約3週間後着手させて頂くこととなりますが、ご期待に沿うべく、準備段階から着実に進めさせて頂きます。

お住まいの皆様、どうぞよろしくお願い申し上げます。