【サイディング】の記事

サイディング シーリング 三鷹市

シーリング打ち替え工程|ボンドブレーカー貼りと2面接着の重要性

サイディング目地の動きに対応し、シーリング材の性能を正しく発揮させるための下地処理

ボンドブレーカー貼り

ボンドブレーカー貼り

ボンドブレーカー貼り後

ボンドブレーカー貼り後

昨日ご紹介したシーリング撤去工程に続き、今回は撤去後に行う大切な下地処理であるボンドブレーカー貼りについてご紹介いたします。

外壁サイディングの目地は、建物の動きや温度変化、サイディング材そのものの反りなどによって、わずかに動きが生じる部分です。

このように動きが想定される目地は、ワーキングジョイントと呼ばれます。

ワーキングジョイントでは、シーリング材が目地の動きに柔軟に追従できるよう、正しい接着方法で施工することが非常に重要です。

一見すると、シーリング材は目地の底部分と両サイドの3面にしっかり密着させた方が良いように思われるかもしれません。

しかし、動きのある目地で3面すべてを接着してしまうと、シーリング材が自由に伸び縮みできなくなります。

その結果、サイディングの反りや目地の動きに追従できず、シーリング材そのものに亀裂が生じやすくなってしまいます。

そのため、シーリング材を充填する目地部分が凹形状の場合、基本となるのは底部分には接着させず、左右の両サイド面だけを接着させる2面接着です。

2面接着にすることで、シーリング材が目地の動きに対して柔軟に伸縮し、本来の防水性能を発揮しやすくなります。

この2面接着をつくるために、目地の底部分にはバックアップ材ボンドブレーカーと呼ばれる絶縁テープを施工します。

ボンドブレーカーを貼ることで、シーリング材が底部分に密着することを防ぎ、左右2面のみで接着する状態をつくります。

特にサイディングの目地は比較的浅いことが多く、シーリング材の厚みをしっかり確保する必要があります。

そのため、厚みのあるバックアップ材ではなく、薄いボンドブレーカーを選定することが一般的です。

シーリング工事は、完成後には見えにくくなる工程ですが、こうした下地処理の一つひとつが、長期的な防水性や耐久性に大きく関わります。

ただシーリング材を充填するだけでなく、目地の動き、深さ、形状を確認し、その建物に合った施工方法を選ぶこと。

それが、外壁サイディングのシーリング打ち替え工事において大切な品質管理だと考えています。

ワーキングジョイントに対し動きの想定されない目地をノンワーキングジョイントと言い、RC(鉄筋コンクリート)造の窓廻りや打ち継目地、湿式の石張りやタイル張りの目地では3面接着でも全く問題はありません。

サイディング

サイディングの防水性を守るために

増し打ちと打ち替えの違いと、丁寧な撤去の重要性

既存シーリング撤去

既存シール撤去作業

既存シール撤去作業

残シーリングの削ぎ落とし

残シーリングの削ぎ落とし

シーリング撤去後

シーリング撤去後

外壁サイディングの改修工事において、建物を雨水の浸入から守る最重要の下地処理が、目地や窓(サッシ)周りの「シーリング(コーキング)工事」です。

ひと口にシーリング工事と言っても、そこには目に見えなくなる細かな作業が積み重なっています。今回は、サイディング目地の防水性を長持ちさせるための正しい工法選びと、丁寧な手仕事の裏側について、私たちの想いを綴らせていただきます。

外壁がサイディングのお住まいにおいて、最も重要となる下地処理が、サイディング目地や窓(サッシ)周り、換気口などの設備周りにおける「既存シーリングの下地処理」です。この既存シーリングを処理する方法には、大きく分けて以下の2つの種類がございます。

📊 シーリング処理における「2つの工法」

● 増し打ち(打ち増し)

既存の古いシーリングは撤去せずに残し、その上から新しくシーリング材を充填して重ねる方法です。

● 打ち替え

既存の古いシーリングを専用工具で一度きれいに取り除き、新しく一からシーリング材を充填する方法です。「増し打ち」に関しましては、古い材の上から新しいシーリングを重ねても、建物を守るために必要な「適正な厚み(肉厚)」がしっかりと確保できる場合に限り、コストパフォーマンス(費用対効果)が高く有効な手法と言えます。(例えば、外壁がALCパネルで、目地部分がはじめから深い凹(へこ)み形状になっている場合などです。)しかしながら、多くのサイディング壁の場合は、古いシーリングの上から新しい材を充填しても、必要な厚みを確保することが物理的にできません。そのため、サイディングにおける増し打ちは一時的な応急処置に近い効果しか得られない場合が多く、長期の防水性を保つ適正な処理とは言えません。ゆえに、サイディングの目地改修では、ほとんどの場合で古い材を一度取り除く「打ち替え」が必要不可欠となります。このシーリング撤去の工程における細かな手順や、私たちが日々心がけている注意点は下記の通りです。

💡 シーリング撤去の基本と丁寧な手仕事

文字通り、カッターや専用の工具を用いて既存の古いシーリングを取り除いていく工程です。以前にご紹介した鉄部のケレン(サビ落とし)の作業も同様ですが、「古い材を撤去する」といっても、側面に残る薄い膜をどれほど綺麗に削ぎ落とすかによって、この工程に費やす労力や時間は大幅に異なります。そして、それに応じて御見積価格の数字にも実直に反映されます。お住まいの耐久性の視点から考慮すれば、相応の時間と手間を惜しまず、サイディングの断面に古い残膜ができる限り残らないよう、職人の手で細かく削ぎ落とす作業(残シーリング削ぎ)を徹底することが理想的です。

新築時に新しく充填された際、塗料の攪拌(かくはん)不足などが原因で「不良硬化(中が生乾きでドロドロしている状態)」を起こしてしまっている目地などは、完全に削ぎ落とすことが技術的に非常に困難な場合もございます。しかし、そうした難しい状況であっても、職人が知恵を絞り、できる限り綺麗に除去することこそが、シーリング打ち替え工事の本当の意味と品質を深めるものと私たちは考えております。

仕上がった後には完全に見えなくなってしまう下地処理。だからこそ、こうした目に見えない工程にどこまで愚直向き合えるかが、大切になります。

私たちは、ただ価格の安さだけでお応えする会社ではございません。お施主様が大切にされてきた我が家の歴史に深い敬意を払い、愛着ある住まいを未来へ紡ぐ『建築塗装専門店』として、明日からも一つひとつの目地に誠実な想いを込めて向き合ってまいります。

サイディング シーリング 三鷹市

プロが教えるシーリングの適材適所

5つの材質と正しい選び方を解説

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【防水の科学】シーリングは適材適所が命。5つの材質と選定基準を解説

現在、東京都三鷹市にて進行中であるサイディング外壁塗装現場におきましては、既存シーリングの完全撤去、2面接着(ボンドブレーカー)の設置、そして専用プライマーの塗布を経て、いよいよ新しいシーリング材の充填仕上げへと移っております。シーリング材は、塗料のように「耐久性の横軸」と「価格の縦軸」だけで単純にグラフ化して選ぶことはできません。アクリル系、ウレタン系、シリコーン系といった材質の差だけでなく、モジュラス(伸縮追従性)の強弱、1液型・2液型の違い、室内専用仕様など、多種多様な機能が存在するため、「どの部位にどの資材を配置するか(適材適所)」が最も重要となります。

今回は、お施主様が外壁リフォームで絶対に失敗しないために、代表的な5つのシーリング材の特徴と正しい施工部位について簡潔に解説いたします。

代表的なシーリング材の5大特徴と最適な施工部位

1. ポリウレタン系(外壁改修の主軸)

特徴:耐久性および上塗り塗料(塗膜)との密着性が極めて高いのが最大のメリットです。ただし、紫外線に対して極めて脆い(弱い)性質があるため、上から塗装を行わない「露出仕上げ」には不向きです。

適材適所:外壁モルタル面のVカット補修、サイディング改修、ALCやRC構造の改修など、「後から必ず塗装を重ねる部位」への使用を最優先とする方針をとります。

プロの補足:近年では、オート化学工業社の「オートンサイディングシーラント」のように、単体でも極めて高い耐候性を発揮する次世代型ウレタン塗材も開発されています。

2. 変成シリコーン系(サイディング改修の最高峰)

特徴:耐久性・耐候性に優れ、上から塗装を施さない露出仕上げにも対応可能です。かつては塗料との密着性が弱く、ブリード現象(可塑剤による塗膜の黒ずみ汚染)が懸念されていましたが、現代ではこれらを完全に克服した「ノンブリード(NB)タイプ」が主流となっています。

適材適所:窯業系サイディングの目地、外壁のタイル面や石材面など、「耐候性と非汚染性の双方が要求される外装の要所」において最も高い効果を発揮します。

3. シリコーン系(水回りの絶対王者 ※外壁はNG)

特徴:耐熱性や耐寒性、防水性は群を抜いて抜群です。しかし、表面に特殊なシリコンオイルが染み出るため、上塗り塗料を全く弾いてしまい、塗装が一切密着しない(相性が最も悪い)という致命的なデメリットがあります。

適材適所:ガラス周り、浴室や洗面所、キッチンなどの「上から絶対に塗装をしない室内の水回り」に限定して使用すべき資材です。

4. ポリサルファイド系(挙動の少ない石・タイル用)

特徴:優れた耐候性と、基材(壁材)を汚さない非汚染性を兼ね備えています。

適材適所:主に意匠性の高い外壁のタイル目地や、天然石材のジョイント(隙間)に最適です。

5. アクリル系(新築時のコスト重視)

特徴:水性で扱いやすく、コストパフォーマンスに優れています。新築時のALCパネルの目地などに多用されますが、耐久性は高くないため、長期的な美観維持が求められるリフォーム(改修工事)では弊社としてはあまり推奨いたしません。

完成後に見えなくなる塗材の裏付けにこそ、職人の矜持が宿る

これまでに発信してまいりました「港区元麻布ギャラリーでの木部塗装」や「東京汐留ビルディングでの大規模改修」と同様に、弊社は完成後に目立たなくなってしまう製品の選定や基礎工程にいたるまで、論理的な根拠に基づいた責任施工を貫いております。

価格の安さだけで選ぶ簡易業者の中には、外壁目地に誤って塗装不可の「シリコーン系」を打ってしまい塗装を弾かせたり、非ノンブリード材を使用して数年で壁を黒ずませるような施工不良が今なお絶えません。

建物の構造と塗材の化学的相性を見極め、寸分の狂いもなく使い分けることこそが、大切なお住まいを守り抜く職人の矜持です。

「外壁の目地がひび割れたり、黒く汚れて見栄えが悪い」「目先のコストだけでなく、科学的根拠に基づいて長期的に最も費用対効果の高い外壁塗装を頼みたい」とお考えのお客様がいらっしゃいましたら、ぜひ一度弊社までお気軽にご相談ください。

確実なプロの段取りと卓越した技術力で、期待を超える品質をお届けいたします。

【専門資料】シーリングへの理解をより深めたい方へ

さらに詳細な仕様や、基材別の適材適所一覧表をご覧になりたい場合は、弊社が厚い信頼を寄せている以下の主要シーリングメーカー様の公式資料をご参照ください。

セメダイン株式会社

サンスター技研株式会社

オート化学工業株式会社

コニシ株式会社

サイディング シーリング 三鷹市

サイディングに最適なシーリング材の選び方

低モジュラスと応力緩和性の秘密

新規シーリング材充填

新規シーリング材充填

ヘラ仕上げ

ヘラ仕上げ

完成

完成

【施工レポート】三鷹市サイディング外壁:シーリング材の選定に宿る科学的論理

既存シーリングの削ぎ落とし、動く目地に追従するボンドブレーカーの設置、そしてマスキングおよび専用プライマーの塗布を完了し、ようやく新しいシーリング材を充填するすべての準備が整いました。

シーリング材には様々な種類が存在し、それぞれ異なる特性と適正な施工部位があります。建物の防水性を10 年, 15 年先まで維持するためには、ただ漫然と材料を打つのではなく、外壁の構造に最適化された「塗材の科学的特性」を見極める緻密なリスク管理が必要です。

サイディングに不可欠な「低モジュラス」と「応力緩和性」の重要性

激しい伸縮や反りを繰り返すサイディング外壁の目地(ワーキングジョイント)においては、以下の2つの性能を満たす「ウレタン系」または「変成シリコン系」のシーリング材を使用することが最優先とする方針となります。

1. 低モジュラス(復元応力の低さ)モジュラスとは、簡単に表現すると「硬化後のゴムの硬さ(引っ張られたときの反発力)」のことです。ガラス周りや室内の水回りに多用される「高モジュラス(硬いゴム)」のシリコーン材を外壁に使用してしまうと、壁の動きに対して硬すぎて追従できず、早期の破断を招きます。

外装の目地においては、柔らかくしなやかに伸びる「低モジュラス」の塗材選定が絶対条件です。

2. 応力緩和性(おうりょくかんわせい)

応力緩和性とは、目地が動いて引っ張られた際に、その引っ張る力(ストレス)を自ら和らげて逃がそうとする性質を指します。この性能が乏しい塗材は、引っ張られたときに対抗して元に戻ろうとする強い力が生じるため、結果として外壁との境目に亀裂が生じやすくなります。応力緩和性に優れたシーリング材を採用することこそが、長期的な気密性を維持する鍵となります。

外壁を黒く汚さない「ノンブリード型」の必然性

さらに重要なのが、上から重ねる外壁の塗装を汚さない「ノンブリード(NB)型」の選定です。一般的なシーリング材に含まれる可塑剤(ゴムを柔らかくする成分)が、時間の経過とともに表面に染み出て(ブリード現象)、新しく塗った外壁の塗膜と化学反応を起こしてベタつき、空気中のチリやホコリを吸着して目地周辺が黒ずんでしまうトラブルが多く見られます。

これを完全に回避するため、弊社ではノンブリード型を標準仕様としております。万が一、構造上の理由等でノンブリード型以外の資材を使用せざるを得ない場合でも、新規充填後に「ブリードオフプライマー(移行防止用下塗り材)」を確実に塗布することで、塗膜との化学反応を徹底的に遮断する対処を施します。

一切の妥協を排した製品選定が、10年先の美観を約束します

これまでに発信してまいりました「千葉県勝浦市での木製ドア再生塗装」や「東京汐留ビルディングでのオスモカラー施工」と同様に、弊社は完成後に目立たなくなってしまう基礎工程や道具の選定にいたるまで、論理的な根拠に基づいた責任施工を貫いております。

建物の構造を見極め、適切なモジュラス値や応力緩和性、ノンブリード性を兼ね備えた塗材を正しく使い分けること。これこそが、長きにわたってお施主様の大切な資産を守り抜く職人の矜持(プライド)です。

「外壁の目地がひび割れたり、黒く汚れて見栄えが悪い」「目先のコストだけでなく、科学的根拠に基づいて長期的に最も費用対効果の高い外壁塗装を頼みたい」とお考えのお客様がいらっしゃいましたら、ぜひ一度弊社までお気軽にご相談ください。確実なプロの段取りと卓越した技術力で、期待を超える品質をお届けいたします。

サイディング シーリング 三鷹市

シーリングの剥がれを防ぐ

サイディング断面へのプライマー塗布の重要性

マスキング

マスキング

プライマー塗布

プライマー塗布

【施工レポート】三鷹市サイディング外壁:シーリングの剥離を防ぐプライマー塗布

既存シーリングの徹底的な削ぎ落とし、そして動く目地(ワーキングジョイント)の追従性を確保するボンドブレーカーの敷設を終えた、東京都三鷹市のサイディング外壁塗装現場。

本日は、いよいよ新しいシーリング材を充填する直前の最重要工程「マスキング養生および専用プライマー(下塗り材)の塗布」の模様をお届けいたします。

どれほど高寿命・高クオリティな新規シーリング材を用意したとしても、この段階での下地処理を疎か(おろか)にしてしまえば、数年でお住まいの防水性は破綻を迎えてしまいます。

美観を守るマスキングと、耐久性の命綱である「プライマー」の役割

ボンドブレーカーを貼り終えた目地に対し、弊社では以下の責任施工を順序立てて進めてまいります。

1. 直線美と外壁汚染を防ぐ「マスキングテープ養生」

目地の両脇に位置するサイディングの表面を、新規のシーリング材で汚さないよう、職人の手で1本ずつ寸分の狂いもなくマスキングテープを貼っていきます。この養生がビシッと決まることで、最終的にお住まいの外観を引き締める、美しい直線の目地ラインが完成いたします。

2. 断面と塗材を強固に結ぶ「専用プライマーの塗布」

養生完了後、ハケを用いてサイディングの「断面」に対して、シーリング材専用の下塗り材(プライマー)を限界まで均一に染み込ませるように塗布していきます。このプライマーは、いわば外壁材とシーリング材を両手で強固に結びつける「接着剤」の役割を果たします。

サイディングの断面は非常に多孔質(目に見えない無数の穴がある状態)で塗料や水分を吸い込みやすいため、この工程によって吸い込みを完全に止め、強固な結合帯を作り出す必要があります。

見えなくなる吸い込み止めにこそ、職人の矜持が宿る

もしこのプライマー塗布の工程を雑に済ませたり、乾燥時間を無視して漫然と進めてしまうと、たとえシーリング材自体にどれほど高い耐久性が残っていたとしても、サイディングの激しい動き(伸縮・反り)による引っ張り応力に対応しきれず、壁面との境界からペリペリと離れて隙間が空いてしまう結果となります(界面破壊)。

これまでに発信してまいりました「千葉県勝浦市でのぶどう棚鉄骨2種ケレン」や「東京汐留ビルディングでの精密あく洗い」と同様に、弊社は完成後に目立たなくなってしまう基礎工程や道具の選定にいたるまで、徹底して品質を管理することを最優先とする方針を貫いております。

見えない部分にこそ最上位の主眼を置き、1滴の塗り残しも許さない真摯な取り組みを重ねることで、初めて10年、15年先まで台風や豪雨からお住まいを完璧に守り抜く「本物の防水性能」が完成いたします。

「サイディングの目地が壁から浮き上がって隙間が見えている」「目先の手離れの良さで誤魔化されず、科学的根拠に基づいて長期的に建物の資産価値を守ってくれる誠実な塗装店に任せたい」とお考えのお客様がいらっしゃいましたら、ぜひ一度弊社までお気軽にご相談ください。確実なプロの段取りと卓越した技術力で、期待を超える品質をお届けいたします。