【外装木部】の記事

あく洗い 外装木部

木部の再生

オスモウッドリバイバージェル

新築後10年経過

新築後10年経過

洗浄中

洗浄中

洗浄後

洗浄後

世田谷区の成城にて、来年に向け、外装木部をオスモウッドステインプロテクター仕上の準備として、ウッドリバイバージェルによるあく洗いを開始させて頂いております。

オスモウッドリバイバージェル

洗浄力を重視いたしますとミヤキのノーベルABやレブライト、プラザオブレガシーのA2やA3の化学系洗浄剤が良いのですが、薬品焼けや周辺の植木を枯らしてしまう可能性がありますので、生分解するオスモのウドリバイバージェルによる洗浄で進めさせて頂いております。

化学系薬品と比較しますと手間はかかってしまいますが、大切な植木を守りながら、外装木部のあく洗いを行うことで、灰色化した木部を再生させ、ひまわり油を主成分とした自然系塗料で耐久性を向上させることができます。

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外装木部

木製玄関ドア

全面剥離・しみ抜き・シッケンズ仕上

シッケンズセトールHLSe仕上完了

シッケンズセトールHLSe仕上完了

既存塗膜の全面剥離

既存塗膜の全面剥離

しみ抜き・漂白

しみ抜き・漂白

シッケンズ塗装中

シッケンズ塗装中

高級家具調に仕上げられた木製玄関ドア。

内側は10年以上経てもきれいなままですが、外側は風雨や紫外線などによって経年劣化は避けることが出来ません。

費用を惜しんで1日程度で行う補修程度では、かえって汚くなってしまいますので、4日程度かけて下記の工程を推奨させて頂いております。

1、既存の塗膜を全面剥離

2、しみ抜き・漂白

3、着色

4、着色クリアー吹付け

費用的には、どうしても割高になってしまい、片開で20万、親子ドアで25万程度となります。

今回こちらでは、特注のドアで面材に無垢材が使用されていましたので、新築当時の塗装仕様とは異なりますが、ランニングコストと仕上がり感の両立を考慮し、着色ウレタンクリアー仕上ではなく、ログハウス等で使用頻度の高い、シッケンズセトールHLSeを刷毛塗りで仕上げさせて頂いております。

 

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外装木部

木製ガレージドア

シッケンズセトールHLSe

シッケンズセトールHLSe

シッケンズセトールHLSe

木製ガレージドア

イタリア シルベロックス社製の高級木製ガレージドアのメンテナンス工事のご用命を頂き、2日間にわたって作業させて頂いております。

このガレージドア面材は、ヨットや船にも使用されることの多い、アフリカ産オクメで厚さ12mmの無垢材です。

予め油性の浸透型木材保護塗料で塗装されているため、既存の塗膜を確認させて頂き、相性を考慮し、シッケンズセトールHLSeで再塗装させて頂くこととなりました。

初日に現場に入らせて頂き、サンドペーパー研磨をさせて頂いたところ、経年劣化ためほとんどの塗膜が落ちてしまい、無垢の面材の素地を出すことが出来ましたので、吸い込み斑の心配なく、面材に均一に浸透し透湿性のある塗膜を形成することが出来ました。

さて、シッケンズセトールHLSeは、浸透型で木材の呼吸を妨げることなく、薄い塗膜を形成し、底艶のある品のある仕上となります。

木材保護塗料には、合成樹脂系のキシラデコールやシッケンズ、ノンロット、水性のガードラックアクア

植物油脂のオスモカントリーカラー、ウッドステインプロテクター、プラネットジャパンのウッドコート等があります。

実は多くの種類があっても、これら全てに共通している特徴は造膜型ではなく、木目を生かした浸透型着色仕上の塗料です。

弊社では、既存の塗膜が残る場合には既存の塗膜と最も相性の良い材料を、既存の塗膜が残らず新規との塗膜との相性を考慮しなくてもよい場合は、プラネットジャパンのウッドコートやオスモカラーのウッドステインプロテクターをお勧めさせて頂いております。

イタリア シルベロックス社製ガレージドア

オクメ

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外装木部

ウッドデッキ塗装

プラネットカラー ウッドコート

洗浄及びサンドペーパー後

洗浄及びサンドペーパー後

ウッドコート塗装開始

ウッドコート塗装開始

ウッドコート2回目

ウッドコート2回目

都内では珍しく、ウッドデッキの塗装です。

当社では、新規の木材保護の場合、そして、塗り替えであっても、既存の木材保護塗料が紫外線劣化によって機能性を失い、何を塗っても良い状態のなっている場合、高級木材保護塗料のプラネットカラーのウッドコートをお勧めさせて頂いております。

ちなみに、既存の木材保護塗料の機能性が失われていない場合、異なる塗料を塗ってしまうと相性が合わず、新しい塗料が既存の塗料にはじかれてしまい、油脂が木材内部へ深く浸透しないので、既存の塗料と塗り替え用塗料が馴染むよう、同じか、同等の塗料を選定いたします。

さて、プラネットカラーのウッドコートは主成分が亜麻仁油が使用され、自然塗料に分類されるので、内装でも使用頻度の高い塗料です。

しかしながら、耐久性は外部で使用されている合成樹脂系の木材保護と比較しても勝るとも劣らない耐久性を発揮します。

理由は、二つあり、合成樹脂系の木材保護塗料に比較し、油脂の割合が多く、合成樹脂よりも細やかな油脂が木材の深くまで浸透しること、

そして、顔料には有機顔料ではなく、鉱物などの無機顔料が使用されているからです。

上記のことから、ウッドコート1回塗りで合成樹脂系木材保護塗料2回分の耐久性を持たせることも可能です。

今回は2回塗りますので、合成樹脂系木材保護塗料4回塗り分の耐久性を持たせます。

プラネットカラーⅢ

プラネットカラーは、リトアニアにおける杉原千畝記念館の再生プロジェクトにおいて、リトアニア文化遺産局の交渉からドイツでの材料調達、搬入まで、全て手弁当においてプロジェクトの根幹を担って下さったメーカーです。

 陰の大功労者

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外装木部

思い出の蘇生Ⅴ

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伝統的日本家屋の再生が完成いたしました。

再生工程のハード面においては、

①あく洗いでカビとあくの除去を行い

②サンドペーパー研磨でき肌を整え

③ブラネットカラーのベーシッククリアオイルでウッドコートの着色顔料の吸い込みの均一化を図り

④ウッドコートで紫外線や雨から木材を守る

以上の四工程です。

尚、あく洗いによってせっかく白木にまで戻った木材を、「どうして、茶色の着色をしてしまうのだろう?」と着色してしまうことに抵抗があるお施主様も多いこと思います。

しかしながら、着色顔料が紫外線劣化から守るので、顔料のないクリアーオイルで仕上げてしまうと、2~3年で、白木が日焼けとカビでで黒ずみ、多額の費用をかけてあく洗いしたことが無駄になってしまいます。

けして施工側の都合ではなく、携わらせて頂いたお住まいが、常に引き渡し時だけでなく、10年後の状態を想定し、ご提案させて頂いておりますことをご理解下さい。

 

さて、あく洗いは塗り替えよりも仕上の難易度が高いので、幾度となく現場に通わせて頂きました。

やはり現場に来て、住まいの変化とともにお施主様の表情の変化を目の当たりにすることで、住まいは、屋根や外壁に囲まれた、単なる居住の器ではなく、ご家族にとって、特別な時間が流れている特別な場であることを実感させて頂けます。

いつまでも、この仕事を通し、単に住まいをきれいにするだけでなく、ご家族の心に思いを馳せ、特別な場を蘇らせる、思い出の蘇生屋として、誠実に携わらせて参ります。

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