ランデックスコートによる美観再生
既存シーリングの両端にカッターできります
既存シーリングを撤去
サイディング端部のシーリング材をそぎ落とします
現在、神奈川県内の現場におきまして、押出成形セメント板(ECP)の最高峰である不燃外装材「ラムダサイディング」の改修工事を施工中でございます。
昭和電工建材(現・神島化学工業など)の「ラムダ」は、優れた耐火性や遮音性といった機能面はもちろんのこと、素材そのものが持つ独特で豊かな表情が大きな魅力です。
一般的なペンキで一様に塗り潰してしまったような単調な質感とは異なり、緻密に美しく施工された「打ち放しコンクリート」を彷彿とさせる、気品ある美しいグラデーションが外観に重厚感を与えています。今回の改修工事におきましては、このラムダならではの高い意匠性を最大限に活かし、新築時の輝きを取り戻すため、大日技研工業株式会社の「ランデックスコートWS疎水剤(クリアー仕上げ)」を採用いたしました。
工程としては、昨日に高圧洗浄機を用いて経年の大気汚染や表層の汚れを徹底的に洗い流し、本日は防水の要となる、劣化した「既存シーリングの撤去作業」に着手しております。
実は、どこの施工店の見積書にも当たり前のように「シーリング打ち替え(既存撤去・新規充填)」と記載されていますが、「古いシーリング材をどれだけ時間をかけて完璧に削ぎ落とすか」は、完全に施工店の裁量に委ねられているのが実情です。
サイディングの目地に残った古い防水材をどれほどクリアに撤去できるかは、職人の経験年数や生真面目な性格、さらには特殊な専用道具を使いこなす技術によって、仕上がりに差が生まれます。
残念ながら、安価な格安塗装店などでは、目立つ部分だけをカッターで軽く切り、既存シーリング材の上から新しいシーリング材を被せてしまうような工事が散見されます。
※注)シーリング打ち替え工程において最も重要なのは、目地の三面交差部や素材の壁面に付着した古い材を、鋭利なカッターと専用工具を用いてできる限り削ぎ落とすことです。
このひと手間を行うことで、新しく塗布する密着プライマーがラムダのセメント素地へと深部まで確実に浸透します。
これにより、新しく充填する超耐候性シーリング材が本来の伸縮性を100%発揮し、10年、15年先まで雨水の浸入を許さない鉄壁の防水性能を確保できるのです。
ただ表面を新しく見せるだけの塗装でなく、弊社は、目に見える仕上がりの美しさはもちろんのこと、お引き渡し後にご家族が最も安心できる「目に見えなくなる下地処理」に力を注いでおります。
携わらせていただいた大切なお住まいの歴史に思いを馳せることのできる建築塗装専門店として、丁寧な施工を積み重ねてまいります。
※注)サッシ廻りのシーリングはサッシの形状によりきれいに取れない場合があります。無理に既存シーリングを撤去することでサイディングを傷めてしまう場合や内部の防水紙を切ってしまう危険性があるときは、無理に撤去せず、Vカットを施しサッシの面一まで盛る方法を取ります。
