202604/17
目黒区|屋上防水の下地処理
限られた予算を建物保護へ最適配分
目黒区で進行中の、打ち放しコンクリート再生塗装工事の進捗をご報告いたします。
現在は外壁の下地処理と並行して、屋上防水の施工に向けた下地調整を進めています。
コンクリート構造物では、見積もり時の目視調査だけで、内部や既存防水層の下に隠れた劣化を正確に把握することが難しい場合があります。本現場でも、着工後に下地を詳しく確認したところ、当初の想定以上に劣化が進行している箇所が判明しました。
大規模修繕工事の見積もりには、慎重な判断が求められます。
将来起こり得るすべての補修費用をあらかじめ計上すると、実際には不要な工事まで含んだ過大な予算になる可能性があります。一方、劣化状況を楽観的に判断すれば、着工後に想定外の追加費用が発生しかねません。
そのため弊社では、事前調査で確認できる範囲と、着工後に判明する可能性があるリスクをできる限り分けてご説明することを大切にしています。
もちろん、予算に含まれていないことを理由に、建物の耐久性を左右する下地処理を省くことはできません。不具合が判明した際は、現状と必要な処置をご報告し、お客様と協議しながら最適な方法を検討します。
今回は、屋上の下地状況を写真で詳しくご確認いただき、限られた総予算をどの工程へ優先的に配分すべきかをご相談いたしました。
その結果、建物の耐久性に直接影響しない隣地側外壁の意匠仕上げについて、施工範囲と内容を一部見直し、その予算を緊急性の高い屋上防水の下地処理へ充当する方針となりました。
これにより、大幅な追加費用の発生を抑えながら、雨水の浸入を防ぎ、建物を保護するために必要な処置を優先して行うことができます。
大切なのは、当初の見積もりどおりに工事を進めることだけではありません。着工後に判明した状況を正確に共有し、建物の安全性や耐久性を優先しながら、予算の使い方を柔軟に見直すことも施工店の責任です。
今後も透明性のあるご説明と誠実な協議を重ね、費用と品質のバランスを図りながら、建物にとって最善となる改修工事を進めてまいります。


























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