【屋根塗装】の記事

ガイナ施工事例 屋根塗装

毛細管現象回避

タスペーサー+α

毛細管現象回避

重なり部分を全て刷毛塗り

重なりにローラーが当たらないようローラーは横に転がす(中塗り)

重なりにローラーが当たらないようローラーは横に転がす(中塗り)

重なりに材料が埋まらず毛細管現象回避

重なりに材料が埋まらず毛細管現象回避

只今、練馬区春日町にて、屋根・外壁ガイナ仕様、付帯部はファイン4Fセラミック仕様の現場を進めさせて頂いております。

画像は屋根塗装において、下塗りに遮熱プライマーを塗装し、スレート瓦の重なり部分を刷毛で塗装した様子です。

材料は塗断熱材のガイナです。

ガイナはシリコンやフッソなどの合成樹脂塗料とは異なり、細かいセラミックビースが80%を占める材料のため、仕上りはざらつき感があり、塗膜の厚さも厚くなります。

経年劣化によってスレート瓦が反り、重なり部分に十分な隙間がある場合は問題にはなりませんが、重なり部分がほとんどない場合、塗膜が厚いゆえ、ローラーだけに頼って塗装を進めてしまうと、合成樹脂塗料と異なり、重なり部分に材料が詰まってしまうリスクが大きいと言えます。

そうしますと、雨の日、毛細管現象によって重なり部分を吸い上がった水が抜けない状態となり、塗装したことが、かえって雨漏りを引き起こしてしまう要因となってしまうことがあります。

もちろん、縁切り部材であるタスペーサーを使用することが大前提ですが、勾配が小さく、かつ、スレートの重なりが非常に小さく、ローラーだけでは塗料が詰まってしまう危険があると判断した場合、このように重なり部分を刷毛で塗り、隙間が埋まらないよう細心の注意をして進めます。

たとえ、下塗り:遮熱プライマー+上塗り:ガイナ2回という、塗装仕様が同じであっても、一つひとつの建物や状況の応じて最適な塗装工程を行い、建物の寿命を延ばすことが塗装専門店としての使命であると考えております。

関連ブログ

基本作業に心を砕く

大切なこと

> ガイナについて 詳しくはこちら
ガイナで地球と人に優しい暮らし。ガイナの心を知る施工店 安田塗装におまかせください!

屋根塗装

遮熱プライマー

エポラオールプライマー

遮熱プライマー

エポラオールプライマ―塗装後

エポラオールプライマ―塗装後

エポラオールプライマ―塗装後

プライマー後ガイナ塗装中

プライマー後ガイナ塗装中

画像は高圧洗浄後、プライマーを塗装したスレート瓦です。

シーラーやプライマーは基材に浸透し強度を高めるとともに、上塗り材を密着させるための塗料で、上塗り材に対し、下塗り材とも呼ばれます。

ひと口にプライマーと言っても、水性系、溶剤系、2液反応硬化型などがあり、画像のように白い顔料によって遮熱プライマーもあり、安いものから高級なものまで様々あります。

この日本特殊塗料のエポラオールプライマーは2液溶剤型で、遮熱機能あり、錆止め機能もあり、遮熱断熱塗装仕上げの場合、当社では1年ほど前からこの高機能プライマーを標準仕様とさせて頂いております。

上塗り材を塗ってしまうと隠れてしまう下塗り材ですが、多くの現場で使用させて頂き、2液反応硬化型の弱溶剤系の粒子基材に深く浸透することで機材の強度を高くし、遮熱顔料濃度も高いのでので遮熱機能も高く、上塗り材を透過した紫外線を跳ね返し、このプライマーを塗った時点で、基材の表面温度を20度程度下げることができます。

さらに、高い濃度の特殊エポキシ樹脂が防錆効果を発揮し、錆止め機能を持つ、屋根塗装の遮熱塗装仕上げや断熱仕上において力強い機能を発揮するプライマーです。

エポラオールプライマー

外壁塗装 屋根塗装

施工店の強み

外壁はナノコンポジットF

外壁はナノコンポジットF

屋根は水系パワーフロン

屋根は水系パワーフロン

こちらは、外壁はナノコンポジットF仕様、屋根は水系パワーフロン、付帯部は4Fフッソ、全てフッ素樹脂塗料仕様です。

ナノコンポジットの開発元である水谷ペイントさんは日本ペイントや関西ペイントなどのように総合塗料メーカーのような知名度はありませんが、建築塗料メーカーにおいては知る人ぞ知る技術力に定評のあるメーカー様です。

井上春成賞と工業技術賞W受賞

私たち、塗装施工店の強みは、お施主様の要望に直接触れ、特定のメーカーのしがらみに縛られことなく、あらゆるメーカーの塗料を現場で使用出来、サンシャインウェザーメーターのような装置ではなく、幾歳月の経過観察を自分の目で確かめ、お施主様の生の声を聴き、あらゆる塗料をによる仕上を公正に比較し、お施主様に的確な製品を提案できることです。

利害関係によって盲目的に特定のメーカーの製品をお薦めするではなく、常に塗料製品の正直なる判定者であり続けること、これこそが、塗装職人、塗装施工店の強みであり、使命であることを忘れることなく、お施主様に良い製品と誠実な施工をお届けさせて頂きます。

 

屋根塗装

屋根の縁切り

山越スクレーパー

屋根の縁切り

アーバニー

山越スクレーパーで縁切り

山越スクレーパーで縁切り

 今は縁切りをタスペーサーを挿入することで行うことが多いのですが、屋根材がアーバニーの場合、経年劣化によって屋根材が脆弱になっていますと、タスペーサーを挿入するためのほんの僅かな力を加えただけでも屋根材が割れてしまうため、「縁切り」で対応させて頂いております。

あらゆる現場に言えることですが、的確な施工は、劣化の状況等現場において臨機応変さが必要になります。

尚、縁切りに使用させて頂いている工具は親友である山越塗装さんの山越社長が開発に携わった山越スクレーパーです。
革スキなど一般的な工具を使用しますとせっかく塗装したばかりの新しい塗膜が傷ついてしまいますが、この工具を使用することで綺麗に縁切りすることができます。

関連ブログ

タスペーサー

関連コンテンツ

 

屋根塗装

屋根塗装

屋根足場の必要性

施工品質維持のため

屋根足場の必要性

 当社は屋根塗装において、6寸以上の勾配がある場合、屋根足場を設置いたします。

理由は、①労働基準監督所より、安全確保のために明確に指導が出ていること、②施工品質を維持するため、となります。

しかしながら、屋根足場を設置しますと相応の費用が発生いたしますし、業者によっては設置しなくても大丈夫ですという見解をし、見積金額を安くしている業者もいますので、費用の差額を指摘され、お断りされることもあります。

しかしながら、当社といたしましては、職人の安全性や施工品質を落としてまで価格を落とし、価格競争するつもりはございません。

自社職人による専門施工店という視点から見れば、足元のおぼつかない状態で施工しても、一定の施工品質は保てないことを知悉しているからです。

所詮、不安定な状態での施工はそれ相応の施工にならざるを得ません。