フローリング 木部塗装 自然塗料

フローリング白木仕上げ

オスモウッドワックス(ホワイトスプルース)+フロアクリアー

ウッドワックスによる着色

ウッドワックスによる着色

拭き取り

拭き取り

着色後

着色後

オスモフロアクリアー仕上

オスモフロアクリアー仕上

画像は先週から入らせて頂きましたフローリングの白木仕上げの模様です。

通常フローリングをクリアーだけで仕上げますと、フローリング材の色の黄色味と赤味が強い濡れ色となり、もとの木材の色と比較し、濃く仕上がってしまいます。

もとの木材の色で仕上げるためには、白色で着色する工程が必要となり、これを「白木仕上げ」と呼びます。

但し、一概に着色といっても、木材によってもとの色と濡れ色の差が異なるため、サンプル材で試験塗りし着色と濡れ色の差を確認することが重要となります。

一般的に硬材よりも軟材の方がオイルが浸透するため、濡れ色は濃くなります。また、同じ材であっても新しい材よりも古い材のほうがオイルの浸透が多く、こい濡れ色となります。

今回、こちらではメーカーのオスモカラーさんから直接お声をかけて頂き、工務店さんの下で施工させていただくこととなりました。

先週は素地調整後、オスモウッドワックスのホワイトスプルースで、白色顔料が程良く浸透するよう、半乾きの状態で拭き取りを繰り返しながら適切に着色。

本日、サンドペーパーで再度素地調整を行った後、オスモフロアクリアーで仕上げさせて頂きました。

数日後、お施主様に検査して頂くこととなりますが、お気に召して頂ければ幸いです。

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自然塗料について:環境に優しい自然塗料の種類とご自分に合った自然塗料の選び方

つれづれ 千葉県

出張

黄色のお家

出張

黄色のお家

一昨日、昨日と2日間、千葉県の勝浦市まで出張いたしました。

こちらは、新築時から携わらせて頂き、毎年のようにメンテナンスでお声を掛けて頂いています。

都内からお伺いするため交通経費がかかってしまうことから、価格的に地元の業者様と比較された場合、間違いなく割高なのです。

それを承知の上で、もう10年近く毎年のようにお声をかけて下さっている意味を肝に銘じてまいります。

外壁塗装 北区

巡回点検

塗り替え後の経過確認

通りすがりではございますが...
通りすがりではございますが...

本日はホームページをご覧下さり、お問い合わせ下さった方のご依頼により現場調査へ。

(東京都北区赤羽)

写真はその現場ではなく、昨年塗り替えさせて頂いたお家です。

何年かして、以前塗り替えさせて頂いたお施主様よりご連絡を頂くことがあり、たまに「覚えていますか?」と聞かれることがありますが、私や現場管理はもとより職人の一人一人全て、何年経っても自分の携わった現場は忘れないものです。

これはご依頼下さったことが大変有り難いからというだけではなく、施工された部分にご契約時にご説明させて頂いた以上の不具合が出ていないか否かが気になるためです。

手抜きによる不具合は論外として、塗り替えの場合、もとの塗膜が脆弱であったり、施工時の予測不可能な環境等、適正に施工したとしても施工部分の不具合に遭遇してしまうことがあるものと認識しております。

但し、このようなことを極力抑えるため、どのような努力をしているか、また、このようなことに遭遇した場合に迅速に対処できるか否かが施工業者の品位を決定付けるものと思っております。

また、施工だけでなく、自社の使用している塗料の機能を再確認し、カタログにうたわれた通りの機能を発揮しているか否かを確認し、使用した塗料をお勧めして本当に良かったのかどうかを再確認も必要でしょう。

以上、述べたことが気になり、現場調査などで、塗り替えさせて頂いた現場の近くまで行った際には、できる限り寄らせて頂き、施工後の経過を確認させて頂いております。

つれづれ

原点

変わること、変えてはいけないこと。

昨日、1月前にお引き渡しさせて頂いたお施主様よりお手紙と一緒にアンケートが届きました。

アンケート内ではなく、添えて頂いたお手紙の中に、お施主様のお母様が塗り替え後の家をご覧になられて喜んでいたことの旨と、その折のお母様の笑顔に触れ、親孝行ができたのではないかというお言葉を頂き、大変有り難く、とても新鮮な思いをさせて頂きました。

素朴なお言葉の中にお施主様が家の塗り替えに何を求め、塗装業者としてどうあるべきなのかといった根本が明確になっていると思えたためです。

塗料メーカーによる日進月歩の製品開発競争、ブログやツイッター等の情報発信手段の目まぐるしい環境変化、それに伴いお施主様そっちのけの塗料性能議論、そして、自省や決意、向上とは無縁の人を貶すことでしか自分を正当化できない、我賢しと勘違いした情報発信、ともすれは環境変化についていくことに終始してしまい、手段を目的と履き違え、そもそも「何のための仕事」なのかといった目的が忘れ去られがちになってしまっているのではないかと思うことがあります。

もちろん、これは、けして他人事ではなく、自身の中にも過ちを犯してしまう要因があるということを肝に銘じなければなりません。

たとえ時代が変わり、塗料性能や経営環境が目まぐるしく変わっても、変えてはいけないことがあります。

この仕事に携り、喜びのお言葉を頂くことで得られる心の奥から湧き出る実感、

「この仕事に付いてて本当によかったな」という思いをを何度も体験するために、

さあ、7月、「何のため」という原点をど真ん中に据え、更なる向上のため出発してまいります。

アンケート内容に関しましては、追って「お客様の声」でご紹介させて頂きます。

玄関ドア 豊島区

木製玄関ドアの塗装工程

既存状態

既存状態

剥離剤による剥離

剥離剤による剥離

サンドペーパー&サンドボール

サンドペーパー&サンドボール

着色

着色

サンディングシーラー

サンディングシーラー

サンドペーパー&サンドボール

サンドペーパー&サンドボール

着色ウレタンクリアー

着色ウレタンクリアー

完成

完成

有り難いことに、今年2月、この現場日誌で木製玄関ドアの塗り替え工程をご紹介させて頂いたところ、お問い合わせのご連絡やご依頼を頂くことが増え、正直驚いています。

今回もホームページをご覧くださったことがきっかけとなり、木製玄関ドアを塗装させて頂くこととなりました。

ホームページという媒体を通し、ご信頼下さり、ご依頼下さいましたこと、心より御礼申し上げます。

さて、最近ではなかなか1日中現場にいることは難しいのですが、現場がすぐ近くということもあり、昨日、今日と職人の手元として、また、現場管理者としてずっと現場に付かせて頂きました。

(豊島区目白)

工程自体は以前ご紹介させて頂いた内容とほとんど同じなのですが、再度ご紹介させて頂きます。

木目を生かした着色ウレタンクリアで仕上がったいる木製玄関ドアで、経年によって塗膜が剥がれてきている場合の塗り替え方法として、以下の2種類があります。

剥がれている部分を部分的に補修し、補修部分をぼかしながら全体を塗り替える場合

剥がれている部分だけでなく、全面的に既存塗膜の剥離を行い根本的に塗装をし直す方法

もちろんこの塗り替えの方法の違いは、塗膜の耐久性にも差が出ますが、工事日数と価格的にも反映され、部分補修による塗り替えが1日に対し、全面剥離によりる根本的な塗り替えが2日、価格的にもほぼ2倍となります。

そして、このような木目を生かした着色ウレタンクリア仕上げの場合、塗りつぶしのエナメル仕上げと大きく異なる点は、エナメル仕上げの場合は、剥がれている部分を補修し、補修部分を全く分からないように全体を塗装するのは比較的簡単なのに対し、着色クルア仕上げの場合は、目立たないようにぼかして塗装しても、補修部分が全く分からないように塗り替えるのはかなり困難という点となります。

上記の内容をご説明させて頂きましたところ、塗り替え後の塗膜の耐久性と仕上がりの視点から、全体的に既存塗膜の剥離を行い、根本的に塗装し直す方法を選んで頂きました。

塗り替えの各工程は下記の通りです。

養生及びマスキング

剥離剤による全面剥離

残剥離剤除去

しみ抜き

サンディング(木地調整)

ステイン着色

サンディングシーラー吹付け

サンディング(サンドペーパー&サンドボール)

マスキング・養生

着色ウレタンクリアー吹き付け3回

ウレタンクリアー吹付け 1回

以上のように、工程数も多く、各工程を的確に行うことでしか、与えて頂く時間でお施主様のご納得して頂ける仕上げとはならず、技術力を発揮しやすい仕事でもあります。

けして大規模という訳でもなく、数日間で完了してしまう工程ではありますが、このような仕事を通じ、一つ一つ信頼を積み重ねていくことで足元をしっかりと固めて行きたいと思います。

> 木製玄関ドアについて 詳しくはこちら
木製玄関ドアについて: 思い出の込められた玄関ドアを着色ウレタンクリアー仕上で再生