ウレタン塗膜の劣化を直す再生塗装
紫外線劣化により艶は消え、ところどころ剥がれが見られます。
剥離剤塗布
劣化した既存塗膜を剥がしていきます。
【施工事例】千葉県勝浦市にて高級木製玄関ドアの全面剥離・再生塗装
先日の「ぶどう棚鉄骨の2種ケレン施工」に引き続き、新築時より大変お世話になっております、千葉県勝浦市のお客様宅におきまして、お住まいの顔である木製玄関ドアの再生・塗り替え工事を拝命いたしました。
こちらの玄関ドアは、新築時には美しい鏡面や深みを持つ「家具調の着色ウレタン塗装」で仕上げられていました。しかし、過酷な紫外線や海沿いの強い風雨を長年受け続けたことにより、クリア塗膜が寿命を迎え、表面がところどころペリペリと無残に剥がれてしまっているコンディションでした。
このような状態の上から部分的な補修だけで漫然と塗り重ねてしまうと、近いうちに既存の脆い塗膜ごと一気に剥がれ落ちてしまいます。そのため弊社では、天然木本来の美しさを完全に取り戻すため、既存の塗膜を一度すべて削ぎ落とす「全面剥離(はくり)」を最優先とする方針をとりました。
装飾金具の取り外しと、薬品を駆使した「素地(木地)」の表出
木製玄関ドアの再生塗装におきまして、最終的な仕上がりの美しさと耐久性を決定づける最も重要な工程が、塗装後には隠れてしまうこの「下地処理(素地調整)」です。
本現場におきましては、以下の徹底した精密工法を実施しております。
1. 装飾金具の完全取り外し
ドアの表面にあしらわれている真鍮などの飾り金具をすべて丁寧に取り外します。金具のキワ(隙間)に残ったわずかな旧塗膜も見逃さず、隅々まで均一に仕上げるための不可欠な段取りです。
2. 剥離剤によるウレタン塗膜の完全除去
木材の表面に専用の強力な「剥離剤」を塗布し、紫外線で劣化した硬質のウレタン塗膜を軟化させて浮かせます。その後、天然木の繊細な繊維を傷つけないよう、職人が手作業で優しく、かつ確実に旧塗膜を削ぎ落としてまいります。
3. 揮発性溶剤(シンナー)による精密清掃
塗膜を剥がした後は、表面に残留した剥離剤の成分や微細な汚染物質を、シンナーを用いて綺麗に拭き上げて清掃します。この拭き取りを徹底しなければ、次に塗布する塗料の密着不良や乾燥遅延といった施工不良を引き起こす原因となります。
一切の妥協を排した基礎工程が、お住まいの格調高さを蘇らせます
時間をかけて丁寧にウレタン膜を落とし、シンナーでの清掃を終えた玄関ドアは、汚れや色ムラのない、極めて美しく「清浄な木肌(木地)」へと生まれ変わりました。これまでに発信してまいりました「ガデリウス社製スウェーデンドアの再生」や「港区元麻布ギャラリーでのオスモ施工」と同様に、丁寧に作り込まれた「健全な素地」があって初めて、保護塗料がその性能を100%発揮します。
職人の多大な手間の paradiso(時間と労力)を要するため施工費用はかかりますが、ドアを新品に交換する(数十万円〜百万円以上)コストと比較いたしますと、遥かにリーズナブルにお住まいの資産価値を劇的に高めることが可能です。
弊社は、完成後には確認できなくなってしまう基礎工程にこそ最上位の主眼を置き、お施主様の大切な資産を長持ちさせるための真摯な取り組みを貫いております。
「玄関ドアの表面がカサカサと剥がれてきて見栄えが悪い」「ハウスメーカーに交換を勧められたが、思い入れのある木製ドアを職人の手で美しく蘇らせたい」とお考えのお客様がいらっしゃいましたら、ぜひ一度弊社までお気軽にご相談ください。確実なプロの段取りと卓越した技術力で、期待を超える品質をお届けいたします。
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