【自然塗料】の記事

自然塗料

プラネットジャパン1

プラネットジャパン創業者 平尾和眞

プラネットジャパン1

女川中学校で平尾社長と上林さん

女川中学校でのボランティアの様子

女川中学校でのボランティアの様子

カウナスの杉原千畝記念館の庭で

カウナスの杉原千畝記念館の庭で

杉原千畝記念館再生の功労を称えられ表彰

杉原千畝記念館再生の功労を称えられ表彰

1987年の春、海外への憧れを抱いた一人の青年がありったけのお金をかき集めてイギリスへ渡りました。彼の目的は英語を勉強することではなく、自分の目で海外を見、また海外から日本を見ることでした。

冬休み、スペインへ旅行中にストライキに遭い、雪の降る真夜中、フランスのヘンダヤという小さな駅で降ろされた彼はスペインまで徒歩で向かわなくてはならず、36km歩いてようやくサンセバスチャンという小さな町に到着しました。

その時“もっと世界を見てみたい”と強く感じたそうです。

しかし、その当時の彼には十分な語学力がありませんでした。

次に語学力を身につけるために渡った先はアメリカでした。

様々な都市を回って落ち着いた先はモンタナ州のマイルズシティという田舎町でした。

暖かい人々、そして夏は釣り、冬は狩り、また野生動物に囲まれて大学を卒業後、ますます夢は広がりました。

この青年の周りに1人、2人と集まって2001年に作られた会社が平尾社長の創業されたPlanet Japanです。
そして創業以来、本当の“Think global, better life”を探し続けています。

Planet Japanがドイツで出会った大切な友人が現在のパートナー、クライデツァイト社です。
ドイツ北部の人口900人の小さな小さなゼーレムという村で、自然塗料や天然壁材を製造している会社です。
自然と人とのつながりを大切にしている彼らと一緒に共同開発したのが“ウッドコート”という自然塗料です。
Planet Japanはクライデツァイト社をヒントにこれからも自然との触れ合いを生かしたライフスタイルを提案しています。

——以上、プラネットジャパンのHPより引用———

私が平尾社長にお会いしたのは、2016年春、塗魂ペインターズで一緒に活動させて頂いている上林さんの御紹介です。

このとき塗装でできる社会貢献の塗魂ペインターズの理念に共感して頂き、活動実績を評価して頂き、協賛メーカーとして共に活動して下さることになったのです。

塗魂での活動ではこの年の6月に行われた東日本大震災によって多大な被害を受けた女川中学校でご一緒させて頂き、その後は、ボランティア現場各所で材料であるプラネットカラーを無償提供して下さいました。

そして、2017年秋のリトアニアでの杉原千畝記念館蘇生プロジェクトでは、リトアニア文化遺産局との度重なる打ち合わせから材料の無償提供までしていただき、プロジェクト成功の根幹を担って下さり、ありとあらゆるお膳立てを整えて下さり、カウナスの杉原千畝記念館前で私たち塗魂ペインターズを温かく迎えて下さったのです。

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陰の大功労者 

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プラネットジャパン 上林塗装

リトアニアカウナス杉原千畝記念館

 

昨年秋、プラネットジャパン様による無償の材料提供によって杉原千畝記念館を再生させ、差別なき世界の平和への思いを蘇生させようとしたスギハラプロジェクトです。

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自然塗料について:環境に優しい自然塗料の種類とご自分に合った自然塗料の選び方

フローリング 木部塗装 自然塗料

内装木部用の塗料

内装木部用の塗料

水性着色ステイン

水性着測ステイン

水性着測ステイン

自然塗料のクリアー

自然塗料のクリアー

自然塗料の着色クリアー

自然塗料の着色クリアー

水性ウレタンクリアー

水性ウレタンクリアー

内装の木部を塗装する場合、どのような種類があるか見てみましょう。

まずは仕上げの意匠の点から、

木目を生かすか、木目を気にせず塗りつぶしてしまう仕上げの種類で

クリアー仕上:木目を生かした透明な仕上げ

着色クリアー仕上:チークやウォルナット、マホガニーなど、着色されるものの木目は残っている状態

エナメル仕上:木目は完全に消えてしまう塗りつぶしの仕上げ

塗料の成分によって

合成樹脂系:アクリル樹脂やウレタン樹脂など合成樹脂hが主成分の塗料

自然系(天然油脂系):亜麻仁油やひまわり油など天然成分が主成分の塗料

希釈材の種類で

水性:合成樹脂系の塗料でも水によって希釈液る塗料があります。

油性:自然系であればテレピンオイルやオレンジオイル、合成樹脂系であればシンナー

塗膜の成り立ちで

造膜型:塗膜でコーティングされるので、触れた際の木肌感は損なわれます。

浸透型:木材に深く浸透し木材を保護しますので触れた際の木の温もりはが残ります。

これで木部用塗料は一通り網羅できているはずです。

ここから、一般的に求められやすい機能を挙げながら、消去法によってもっとも求められる塗料を導き出していきましょう。

まず、内装で木を使用する場合、木目の意匠や、木のぬくもりや、触れた際の木肌感を残したいと思われる方は多いはずです。

そうしますと、塗りつぶしのエナメル仕上げや造膜型の塗料は消去され、浸透型でクリアー仕上げ、または着色仕上ができる塗料が残ります。

次に、内部で使用するわけですから、揮発性性有機化合物や刺激臭があるシンナーで希釈するような合成樹脂系は消去されます。

木目の意匠が残り、触れた際の木肌感も残り、揮発性雪化合物や刺激臭がない木材用塗料は、水系着色顔料と自然系塗料が残ります。

但し、水系着色顔料は水をこぼすと、シミになりやすいため、耐水性や耐久性を保たせようとする場合、ウレタンクリアーと合わせて使用することが前提となります。

以上のことから、

木目の意匠が残り、触れた際に木肌感も残り、健康にも害を及ぼしやすい揮発性有機化合物もなく、耐久性がある木材用塗料は

自然系塗料ということとなります。

以上から、内部用の木部用塗料に最もお薦めできる塗料として、自然塗料が浮上するのです。

 

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木部塗装 自然塗料

新築現場での葛藤

内装木部におけるオイルステイン

新築現場での葛藤

画像は内装の壁をボードではなく、ラワン合板で仕上げ、ステイン着色仕上の現場です。

こういう場合、当社としては是が非でもお薦めしたい塗料があるのですが、新築の場合、当社は元請けではありませんので、お施主様と直接打合せできることは少なく、図面に予め記された材料と色の通りに施工することが要求さています。

特に、限られた工期と予算の中で相応の施工品質が要求されていますので、もしお薦めしたい材料であっても、工程数が増えるものや材料費が高いものであれば、予算が圧迫されること、工期が迫っている中お施主様の理解を促すために現場監督と設計士、そしてお施主様の同意を得ようとするのに相応の労力を要するので、躊躇せざるを得ないというのが正直なところです。

今回、材料は石油化学合成の油性ステインが指定されていたため、臭いの件が気になってはいたのですが、他の塗料に切り替えることによって色味や仕上がりの質感(木目に見え方や艶)が変わり、良かれと思い仕様変更したことがクレームになる可能性がること、限られた予算であえて費用の高い塗料に切り替えしてしまうと、その費用は提案した当社が負担せざるを得ないため、指定通りの塗装仕様で施工させて頂きました。

しかし、懸念していた通り、私たちのような施工会社の職人は慣れているので問題ありませんが、お施主様にとっては臭いが気になるとのことでした。

今後は同じような過ちを繰り返さないよう、専門業者として積極的に情報発信に努めてまいります。

尚、最初にお話しさせて頂いたこういう時に是が非でもお勧めしたい木部用の塗料は追ってお話しさせて頂きます。

 

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外装木部 自然塗料 横浜市

自然系木材保護塗料

プラネットカラー

自然系木材保護塗料
自然系木材保護塗料

この木材保護塗料は、ドイツクライデツァイト社とプラネットジャパンの共同開発による100%植物油を使用した天然木材用保護塗料のウッドコートです。

自然塗料というと、耐久性に劣り、内装のフローリングなどに使用されるイメージが定着しておりますが、外装木部でも優れた耐候性を発揮いたします。

理由は、植物油脂は石油化学合成による合成樹脂よりも粒子がきめ細かいので、木材に深く浸透するためです。

(プラネットカラーの亜麻仁油は合成樹脂の分子の大きさは1/50)

また、顔料も鉱物などの天然の鉱物顔料が使用されているので、石油化学合成による有機顔料と比較しますと、色数も少なく、彩度の高い色は出ませんが、耐久性が高く色あせが少ないのが特徴です。

 

プラネットカラーは、プラネットジャパン平尾社長とクライデツァイト創業者であるゲルト・ツィーゼマン氏の公正なる経営理念が反映された塗料で、成分や原材料は全て公開され、原料の採掘から製造、施工、廃棄にいたるまで、製品のライフサイクルの上で、人と環境に優しく、かつ耐久性も伴っているため、今後ますます注目される塗料です。

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逆に石油化学合成による合成樹脂塗料は、耐久性や色彩豊かな有機顔料の需要にけん引され、圧倒的な拡大を遂げていますが、原材料採掘から、製造、施工、廃棄に致す全ての工程で人と環境に大きな負荷をかけています。

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あく洗い ガレージドア 外装木部 自然塗料 横浜市

ガレージドア

信頼関係第一義

心より感謝
既存状態

既存状態

剥離後木部用浸透型自然塗料仕上

剥離後木部用浸透型自然塗料仕上

剥離後木部用浸透型自然塗料仕上

剥離後木部用浸透型自然塗料仕上

ここは、5年前に外壁塗装を施工させて頂いた、3世帯のご家族がお暮しになっている横浜市内のとある閑静な住宅街の一角。
「他社様で塗装した時よりも、今までで一番きれいな状態を保っています」
との喜びのお声を頂き、5年経過する中で、屋根断熱塗装、玄関ドア取り換えに伴う塗装補修、木製ガレージドアの塗り替えなど、塗装工事だけは必ず当社に声がけ下さるようになりました。
今回は木製ガレージドアの塗装工事、以前は造膜系の塗料が塗装されていましたので、写真の通り、塗膜が劣化してひどい状態となておりました。
そこで、この度、剥離剤によってすべての塗膜を剥がし、あく洗いしみ抜きを行い、浸透型の自然塗料で塗装させて頂きました。
さて、自然塗料と言いますと、耐久性の弱い塗料で内装用の塗料と考えられがちですが、石油化学の合成樹脂塗料と比較し、植物成分の油脂がきめ細かく、木に深く浸透するので、耐久性は植物系の浸透型塗料の方が上になります。
施工品質を抜きにした書面上の価格だけで天秤にかけられることも少なくない中、利害関係だけではなく、お住まいの塗装を通し、人としての信頼関係を育ませて頂けるのは、当社にとってこの上ない喜びです。
塗装工事の見積価格は、契約後に行う施工品質や工程を調整することでいくらでも調整できるものです。
当社は、お施主様との信義を守ることを第一に考え、書面上の数字が他社様と比較し、高かろうと、必ずや見積金額以上の仕事をさせて頂きますことをお約束申し上げます。

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