オスモが石油化学系を超える耐久性を持つ理由
オスモウッドステインプロテクター
あく洗い後
あく洗い前
左:あく洗い後 右:オスモウッドステインプロテクター1回目
天然木の風合いが美しい外装木部ですが、常に紫外線や雨風に晒される屋外においては、塗料の選定が建物の寿命を大きく左右します。
「自然塗料(植物系塗料)は体に優しいけれど、屋外の耐久性は化学合成塗料に劣るのではないか」というイメージをお持ちの方も多いのではないでしょうか。
しかし、それは大きな誤解です。昨年より先行して下地調整を進めてまいりました、世田谷区成城の住宅における「外装木部再生工事」が、いよいよ最終の仕上げ塗装工程を迎え、無事に完成いたしました。
本記事では、大切なお庭の植木を守る安全な洗浄プロセスのおさらいとともに、定番の石油化学系塗料を凌駕する自然塗料「オスモ・ウッドステインプロテクター」の卓越した耐久性の秘密について、科学的な根拠を交えて詳しく解説します。
昨年より携わらせていただいております、世田谷区成城における外装木部再生の現場です 。こちらのお住まいは、周囲に施主様が丹精込めて育てられた大切な植木や草花が豊富にあるため、事前のあく洗い(洗浄工程)には、土壌へ流出しても微生物によって安全に自然分解されるドイツ・オスモ社の「ウッドリバイバージェル」を採用いたしました 。洗浄によって灰色化していた木肌本来の明るさを取り戻した後、刷毛擦りによってわずかに荒れた表面をサンドペーパーで滑らかに整え、いよいよ最終仕上げである木材保護塗装を実施いたしました。
採用した塗料は、洗浄剤と同じメーカーであり、弊社が信頼を寄せる「オスモウッドステインプロテクター」です。
日本の建築市場において、木材保護塗料は大きく2つのグループに分類されます。1つは、石油化学合成をベースとした「キシラデコール」や「シッケンズ」などの溶剤系塗料。
もう1つは、天然の植物油脂をベースとした「プラネットカラー」や、今回の「オスモ」に代表される自然系塗料です。
一般的には「植物系の自然塗料は優しさと引き換えに耐候性(寿命)が弱く、室内向きである」と誤解されがちですが、実は屋外の過酷な環境下においては、石油化学系の塗料よりも植物油脂系塗料の方が遥かに高い耐久性を発揮することが、長年の実績とデータによって実証されています。
植物油脂系塗料がこれほどまでに強い耐候性を誇る背景には、主に以下の「3つの科学的理由」が挙げられます。
💡 オスモが化学合成塗料を超える耐久性を持つ3つの理由
① 圧倒的な「浸透力」の違い(分子の細かさ)
原材料に使用されている植物由来の天然油脂(ひまわり油など)は、石油化学系をベースとした合成油脂の粒子よりも分子が圧倒的に小さいため、木材の細胞深部まで驚くほど深く浸透し、内側から強固なプロテクト層を形成します。
② 主成分に占める「油脂(保護成分)」の圧倒的な含有量
溶剤系塗料は成分の多くが揮発するシンナーなどの溶剤で占められていますが、オスモをはじめとする上質な自然塗料は、塗膜として残る純粋な「植物油脂」の含有率が極めて高く、薄塗りの状態でも木材を摩耗や湿気から強力に保護します。
③ 紫外線による退色を防ぐ「無機(鉱石)顔料」の採用
色をつける成分(顔料)に、紫外線で破壊されやすい有機顔料ではなく、天然の鉱石などから抽出された堅牢な「無機顔料」を使用しています。これにより、直射日光に長期間晒されても、色褪せや色ムラが起きにくい強靭な耐UV性能を実現します。これらの卓越した製品特性により、「オスモウッドステインプロテクター」は、わずか1回の塗布で、石油化学系塗料を2回塗り重ねた場合と同等以上の圧倒的な耐久性を叩き出すことが可能となります。
プロの視点からあえて本塗料の「欠点(デメリット)」を挙げるならば、天然の鉱石顔料を使用しているがゆえに、化学合成塗料のような人工的で鮮やかな原色(ビビッドカラー)を表現することができない点、そして、原材料の希少性とクオリティの高さから、初期の材料コスト(塗装費用)がどうしても割高になってしまうという点です。
しかしながら、引き渡し直後の美しさだけでなく、「5年後、10年後もお施主様の大切なお庭環境を守りながら、我が家の木部を最も健全な状態で維持し続ける」という長期的な資産価値を想定した際、これほど費用対効果の高い選択肢は他にございません。
目先の見積もり金額の安さにとらわれず、建物の未来を見据えて弊社の提案をご信頼くださったお施主様に、今回も価格以上の感動と永続する価値をお届けすることができました。
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