ぼかし塗装で整える最終工程
メッシュシートは外し仕上がりの確認
FCコートによる模様付け
経年の雨垂れによる汚れ跡のような塗膜の劣化
模様補修後
不燃外装材「ラムダ」の生地仕上げが、いよいよ最終工程を迎えました。
足場のメッシュシートをすべて取り外し、建物全体を自然光のもとで確認していただいたうえで、お施主様と細かな調整箇所を共有し、最終仕上げを行いました。
今回採用した生地仕上げは、ラムダ本来の質感や繊細なグラデーションを生かすクリアー塗装です。一般的な着色塗装のように外装材全体を塗りつぶす工法ではないため、長年の使用によって生じた色むらや経年変化を、完全に隠すことはできません。
一方で、素材が刻んできた変化を適度に残すことは、生地仕上げならではの自然な風合いにもつながります。
ただし、正面玄関周りなど特に目につきやすい箇所については、雨垂れ跡や既存塗膜の劣化が美観を損なわないよう、追加の調整を行いました。
打ち放しコンクリート再生工事で培った技術を応用し、「FCコート」をスポンジで少量ずつ叩き込みながら、既存の色合いや模様に馴染ませるぼかし塗装を施しています。
一度に色を付けるのではなく、周囲との濃淡を確認しながら少しずつ重ねることで、補修した部分だけが不自然に目立たないように整えていきます。
今回は遠方の現場であり、通常より費用がかかる中でも弊社をご指名いただきました。そのご期待にお応えするため、十分な工期を確保していただき、約2か月にわたって一つひとつの工程を丁寧に進めてまいりました。
難度の高い施工ではありましたが、弊社にとっても新たな技術と経験を積むことのできた、非常に感慨深い現場となりました。
大切な建物の改修をお任せいただきましたことに、心より感謝申し上げます。
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