塗料

八重山塗膜暴露視察1

日本ウェザリングテストセンター

八重山塗膜暴露視察1

宮古島へ

南向き45度の暴露試験台

南向き45度の暴露試験台

軒がある場合の上下の劣化状況

軒がある場合の上下の劣化状況

信頼する同業の皆様と共に

信頼する同業の皆様と共に

美しい海からは過酷な海塩粒子が降り注ぐ

美しい海からは過酷な海塩粒子が降り注ぐ

建物以外でも、自動車や橋梁、工業製品など塗料はあらゆるところに使用されています。

ある一つの塗料が研究開発され、塗料整品と市場にであるためには、その製品が目標とする耐久年数に達するか否か試験を経て初めて市場に出てきます。

試験法には大きく分けて二つあり、

①人工的に暴露環境をつくりだすサンシャインウェザーメーター等による促進耐候性試験

②直接的に自然環境に晒す屋外暴露試験

があります。

近年、耐久性の高い塗料が開発されますと、屋外試験場では結果が出るためには数年かかってしまうので、サンシャインウェザーメーターによる耐候性促進試験が進んでおります。

しかしながら、サンシャインウェザーメーター試験を通し合格と判断され、期待耐久年数が10年以上と唄われ、堂々と新製品が市場に登場し、屋根や壁に塗装されたものの、試験結果とは全く異なり、数年のうちに、退色から細かいひび割れへと劣化が進行し、終には販売停止となり、市場から消えていく塗料もあります。

残念ながら、現在いかに科学技術が発達し、自然に近い暴露環境をつくった最新設備と言えども、実際の屋外暴露環境に勝るものが出来ていないのが現状です。

実は、過去の話とは言えども、当社も、大手メーカーの塗料事業部による画期的な新製品を使用したものの、数年のうちに見るも無残な状態となってしまい、再度施工をやり直した経験があります。

その際、穏やかではありますが、お施主様より

「メーカーが良いというものをそのまま信じ施主に進め、問題が起きた場合は、たとえ塗料に問題があっても、メーカーの情報を鵜呑みにしてしまった施工店の塗料選定ミスと捉えるべきではないか」

との言葉を真摯に受け止めさせて頂き、特に新製品の仕様に関しましては慎重になり、カタログやウェブに表記された言葉だけでなく、自社で使用し続けて期待通りの耐久年数をだしているものや、メーカーの技術部の方やできれば開発に携わったご本人に直接お話をお伺いすること、同業の友人に確認して、友人が信頼して使い続けている塗料をお施主様に提案させて頂いております。

さて、屋外暴露試験場の公的機関である日本ウェザリングテストセンターでは北海道の旭川暴露試験場、千葉県の銚子暴露試験場と沖縄県の宮古島暴露試験場があります。

百聞は一見に如かず

東京を拠点とする当社にとって積雪よりも紫外線や酸性雨、そして海塩粒子を含む塩害による塗膜の劣化状況の確認のため、まずは東京の3倍の紫外線で暴露結果が顕著な宮古島のウェザリングテストセンターを見学してまいりました。

関連ブログ

八重山塗膜暴露視察2(日本ペイント宮古島ウェザリングセンター)

八重山塗膜暴露視察3(水谷ペイント西表島暴露試験場)

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ガレージドア 外装木部 文京区

シッケンズ木材保護塗料

シッケンズセトールHLSe

10年前の塗膜は紫外線劣化

シッケンズセトールHLSe2回目

シッケンズセトールHLSe2回目

木製シャッターもシッケンズ

木製ガレージドアもシッケンズ木材保護塗料

文京区内のデザイン住宅改修工事において、外装木製サッシをサンドペーパーで表層木肌を整え、シッケンズセトールHLSeで塗装しています。

この木材保護塗料は、浸透型で木材の呼吸を妨げることなく、薄い塗膜を形成し、底艶のある品のある仕上となります。

木材保護塗料には数多くの種類があり、合成樹脂系のキシラデコールやシッケンズ、ノンロット、水性のガードラックアクア

植物油脂のオスモカントリーカラー、ウッドステインプロテクター、プラネットジャパンのウッドコート等があります。

実は多くの種類があっても、これら全てに共通している特徴は造膜型ではなく、木目を生かした浸透型着色仕上の塗料です。

木材は、コンクリートや鉄などと異なり、調湿機能による伸縮が大きいため、造膜型の塗料ですと数年もすると剥がれてしまったり、または剥がれたところから水が染みこみ、その水が塗膜によて抜けなくなり木材を腐らせてしまう要因にもなるからです。

ここでは新築時にシッケンズセトールHLSが使用させていることが図面で表記されていたため既存塗膜の相性を考慮し、HLSeを使用させて頂いております。

 

> 木部塗装について 詳しくはこちら
木部塗装について:木材独自の機能や美しさを生かす塗料と仕上げをご紹介

シーリング 練馬区

オートンイクシード

オートンイクシード
オートンイクシード

外壁がサイディングパネルの場合、最も重要な工程は、目地と窓廻りのシーリング工事と言えます。

シーリング材はパネル間からの雨水の浸入を防ぎ、揺れを緩和するゴム状の部分です。

特に新築時で使用されるシーリングは高耐久なものは少ないので、紫外線に当たることで経年劣化を起こし、10年くらいで硬直化しひび割れが発生することが多いです。

このシーリング部分の改修には、既存のシーリングの上から新規のシーリングを打つ「打ち増し」と既存のシーリングを撤去し、新規のシーリングを充填する「打ち替え」があります。

シーリング材は「厚み」が確保されて初めて、伸縮機能を発揮し、防水と揺れの緩和、耐久性、耐候性という機能を発揮できますので、可能な限り経年劣化し硬直したシーリング材を撤去し、新しいシーリング材に「打ち替え」して厚みを確保することが大切と言えます。

さて、シーリングの基本的な役割と詳細なメンテナンス法についてはまた別に機会に触れさせて頂くとして、このシーリング材にも様々な種類がありますが、サイディングの目地と窓廻りにはウレタンか変成シリコンシーリングに限られます。

そして、当社で最もお勧めしているのがここでご紹介させて頂くのが、オートンイクシードです。

塗装工事の場合、高い材料を使用しても安い材料を使用しても、同じように施工費が掛かり、職人による施工費が7割から8割に対し、材料費は2割から3割です。

店舗などの定期的な衣装替えとは異なり、工事費を安くするために、全体の3割に満たない材料費の削り、耐久年数を下げてしまうのは、結果的にはお住まいの寿命に対するランニングコストが高くなってしまうので、お施主様にとっては損失になってしまうと考えております。

特に外壁がサイディングの場合、シーリング工事が要となりますので、外壁や屋根の高耐久高機能の塗装仕様よりシーリング材の打ち替えの高耐久仕様を第一義としてお勧めしています。

オートンイクシード

ガイナ施工事例 屋根塗装 豊島区

塗る断熱材ガイナ

塗る断熱材ガイナ
塗る断熱材ガイナ

ご紹介によってご依頼頂きました豊島区内の屋根塗装が完成いたしました。

施工仕様は、下記の通りです。

高圧洗浄:ワグナー 高圧洗浄機WZ13-150 ECO

塗装仕様:エポラオールプライマー1回+ガイナ2回

縁切り仕様:タスペーサーダブル

ガイナは当社でご提案させて頂いている塗装仕様の中でも、価格的にも4Fフッソ仕上と同等で、どちらかと言えば高級仕様ですが、断熱機能による省エネ効果が高く、コストパフォーマンスが高いことをご理解いただき、多くの方からご依頼頂いております。

> ガイナについて 詳しくはこちら
ガイナで地球と人に優しい暮らし。ガイナの心を知る施工店 安田塗装におまかせください!

ガイナ施工事例 塗料 屋根塗装 豊島区

遮熱プライマー

エポラオールプライマー

遮熱プライマー

エポラオールプライマ―塗装後

エポラオールプライマ―塗装後

エポラオールプライマ―塗装後

プライマー後ガイナ塗装中

プライマー後ガイナ塗装中

画像は高圧洗浄後、プライマーを塗装したスレート瓦です。

シーラーやプライマーは基材に浸透し強度を高めるとともに、上塗り材を密着させるための塗料で、上塗り材に対し、下塗り材とも呼ばれます。

ひと口にプライマーと言っても、水性系、溶剤系、2液反応硬化型などがあり、画像のように白い顔料によって遮熱プライマーもあり、安いものから高級なものまで様々あります。

この日本特殊塗料のエポラオールプライマーは2液溶剤型で、遮熱機能あり、錆止め機能もあり、遮熱断熱塗装仕上げの場合、当社では1年ほど前からこの高機能プライマーを標準仕様とさせて頂いております。

上塗り材を塗ってしまうと隠れてしまう下塗り材ですが、多くの現場で使用させて頂き、2液反応硬化型の弱溶剤系の粒子基材に深く浸透することで機材の強度を高くし、遮熱顔料濃度も高いのでので遮熱機能も高く、上塗り材を透過した紫外線を跳ね返し、このプライマーを塗った時点で、基材の表面温度を20度程度下げることができます。

さらに、高い濃度の特殊エポキシ樹脂が防錆効果を発揮し、錆止め機能を持つ、屋根塗装の遮熱塗装仕上げや断熱仕上において力強い機能を発揮するプライマーです。

エポラオールプライマー

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