木部塗装 自然塗料

ラワン合板の塗装で大切な塗料選び

仕上がりだけでなく、室内環境まで考えたご提案を

新築現場での葛藤

今回の写真は、内装の壁を石膏ボードではなくラワン合板で仕上げ、ステイン着色塗装を行った現場です。

このような木部仕上げでは、私たちがぜひおすすめしたい塗料があります。しかし、新築工事では当社が元請会社ではないことが多く、お施主様と直接打ち合わせを行う機会は限られています。そのため、設計図書で指定された材料や色、仕様に沿って施工することが基本となります。

また、新築工事は限られた工期と予算の中で進められるため、たとえより良い塗料があったとしても、工程や材料費が増える場合は簡単に仕様変更することはできません。

仕様を変更するには、現場監督や設計士、お施主様との協議が必要となり、色合いや木目の見え方、艶感などが変わることで、「イメージと違う」というトラブルにつながる可能性もあります。さらに、予算を超える材料を独断で採用することは現実的ではなく、指定仕様どおり施工することが求められます。

今回も、石油化学由来の油性ステインが指定されていました。私たちは施工経験から臭いについて気になっていましたが、仕様を変更することはせず、指定どおり施工いたしました。

施工中は職人も慣れているため大きな問題はありませんでしたが、完成後、お施主様から「臭いが気になる」というご意見をいただきました。

改めて、塗料は色や耐久性だけでなく、室内環境や住み心地にも大きく影響することを実感した現場でした。

今回の経験を今後の教訓とし、専門施工会社として、より良い塗料や施工方法について積極的に情報発信を行い、お客様が後悔しない塗料選びのお手伝いをしてまいります。

なお、今回ご紹介したようなラワン合板などの内装木部に対して、私たちが自信を持っておすすめしたい木部用塗料については、次回のブログで詳しくご紹介いたします。

 

> 木部塗装について 詳しくはこちら
木部塗装について:木材独自の機能や美しさを生かす塗料と仕上げをご紹介

> 自然塗料について 詳しくはこちら
自然塗料について:環境に優しい自然塗料の種類とご自分に合った自然塗料の選び方

あく洗い 目黒区

冠木門のあく洗い施工

あく洗いで10年前の美しさを取り戻しました

冠木門あく洗い

あく洗い第一工程

最終工程水拭き

最終工程水拭き

あく洗い完成

あく洗い完成

お施主様が長年大切にされてきた冠木門のあく洗い工事を施工いたしました。

施工後には、「まるで新品のようですね」と大変喜んでいただき、私たちも大きなやりがいを感じる現場となりました。

今回使用したのは、木部再生の専門薬品として実績のあるミヤキ「あく洗い自慢」です。

あく洗い自慢

施工では、

アクロンAB(あく洗い)
ノーベルAB(シミ抜き)
レブライト(カビ・汚れ除去)

の3種類の薬品を使い分けながら、木材の状態に合わせて丁寧に作業を進めました。

それぞれの薬品を使用した後には、成分を十分に洗い流すための水洗い工程を行います。そのため、薬品による3工程と水洗い3工程を合わせ、合計6工程の作業となります。

手間と時間を要するため、一般的な木部塗装よりも施工費用は高くなりますが、施工前後の写真をご覧いただければ、その仕上がりの違いをご実感いただけると思います。

木材は、紫外線や雨風の影響を受けることで、あくやシミ、カビ、黒ずみなどが蓄積し、本来の美しい木肌が失われてしまいます。

しかし、適切な薬品と施工技術によるあく洗いを行うことで、木材を傷めることなく汚れや変色を除去し、新築時に近い自然な風合いを取り戻すことが可能です。

私たちは、単に木部をきれいにするだけではなく、お施主様が大切に守り続けてきた住まいの歴史や思い出まで受け継ぐ気持ちで、一つひとつの施工に取り組んでいます。

これからも、伝統的な木造建築や天然木の魅力を末永く守るため、確かな技術と丁寧な施工でお応えしてまいります。

 
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木製看板のあく洗い

 

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サイディング シーリング 豊島区

外壁塗装の耐久性はシーリングで決まる

長持ちする施工を支える5つの品質基準と適切な養生期間

サッシ廻りシーリング充填

サッシ廻りシーリング充填

打ち手と均しての連携

打ち手と均しての連携

目地シーリング充填後

目地シーリング充填後

目地シーリング充填後

目地シーリング充填後

外壁サイディングの改修工事において、建物を雨水から守るうえで最も重要なのが、シーリング(コーキング)の打ち替えです。

どれほど高性能な塗料を使用しても、シーリングが数年で剥離・破断してしまえば、防水性能は大きく低下し、住まいの寿命を縮める原因になります。

見積書に記載された単価だけでは判断できない「施工品質」。ここでは、長期間にわたって防水性能を維持するために欠かせない5つの重要な施工基準と、品質を左右する気温・養生期間について、専門店の視点からご紹介します。

シーリング打ち替えで欠かせない「5つの施工基準」
① 既存シーリングを丁寧に撤去する

目地に残った古いシーリング材は、サイディング断面まで丁寧に除去します。

ただし、サッシ周りは形状によって完全撤去が難しい場合があります。無理に剥がすと外壁材や内部の防水紙を傷つける恐れがあるため、そのような箇所では既存材にVカットを施し、サッシ面まで十分な厚みで充填する工法を採用します。

② 外壁の凹凸に合わせて丁寧に養生する

外壁の意匠や凹凸に合わせてマスキングテープを細かく貼り込むことで、シーリングの仕上がりラインを美しく整えます。

養生の精度は、見た目の美しさだけでなく施工品質にも直結する大切な工程です。

③ 「2面接着」を確実に守る

シーリングは伸縮性能を十分に発揮させるため、目地の両側だけを接着する「2面接着」が基本です。

目地底の絶縁フィルムが劣化・剥離している場合は、ボンドブレーカー(絶縁テープ)を貼り直し、3面接着による早期破断を防ぎます。

④ プライマーを十分に塗布する

シーリングの剥離トラブルの多くは、下塗り材であるプライマーの塗布不足が原因です。

当社では、シーリング材との密着性を高めるため、素材へ十分浸透するよう適切な量を丁寧に塗布しています。

⑤ 空気を残さず高密度に充填する

専用ガンで圧力をかけながらシーリング材を充填し、内部に空気が残らないよう施工します。

その後、ヘラで均一に押さえ込み、隙間のない密実な仕上がりを実現します。

気温と養生期間が施工品質を左右します

シーリング材は気温によって硬化速度が大きく変化します。

夏場は硬化が非常に早く、施工中に表面が乾き始めるため、充填と仕上げを素早く連携して行うことが、美しい仕上がりを維持する重要なポイントです。

一方、冬場は表面が乾いていても内部まで完全に硬化するまで約1週間~10日程度かかることがあります。

この段階で塗装工程を急いでしまうと、塗膜の収縮にシーリングが十分追従できず、お引き渡し後にシーリング上の塗膜がひび割れる原因となることがあります。

そのため、私たちは工期の短縮よりも耐久性を優先し、季節や気温に応じた十分な養生期間を確保しています。

見えなくなる工程こそ、品質の差が生まれます

シーリングや下地処理は、完成後には見えなくなってしまう部分です。

しかし、建物の耐久性や防水性能を支えるのは、まさにこうした見えない工程です。

だからこそ私たちは、一つひとつの工程を丁寧に積み重ねることを何より大切にしています。

私たちは価格だけで選ばれる施工ではなく、お施主様が大切に守ってこられた住まいに敬意を払い、その価値を未来へつないでいく建築塗装専門店でありたいと考えています。

これからも、一つひとつの現場に誠実に向き合い、長く安心して暮らせる住まいづくりをお手伝いしてまいります。

サイディング シーリング

オートンイクシード

材料について

シーリング2

既存シーリングをきれいに撤去し

サイデイングの凹凸に応じマスキング

サイデイングの凹凸に応じマスキング

シーリングを打つ職人とならし職人の連携

シーリングを打つ職人とならし職人の連携

オートンイクシード

オートンイクシード

前回のシーリング撤去の違いから施工品質や業者選定の在り方について簡単に綴らせて頂きました。

今回はシーリング材の種類やサイデイングの目地や窓廻りに適した高品質なシーリング材について触れさせて頂きます。

尚、全てのシーリング材に触れますと幅が広すぎますので、外壁サイディングの目費や窓廻りに打たれるシーリング材について絞らせて頂きます。

外壁サイディングの目地や窓廻りにおいて求められるシーリング材の機能は、

・壁の動きや振動によって伸縮が繰り返されても長期にわたり維持できる柔軟性

・紫外線や雨、外壁の蓄熱によっても長期に劣化することのない耐候性

・シーリングの上から塗られる塗料との相性

の3点となります。

上記から、自ずと以下のシーリング材は消去されます。

・アクリルシーリング:著しく耐久性並びに耐候性に劣る

・シリコンシーリング:塗料との密着せず、伸縮率もない

・ポリサルファイドシーリング:塗料に可塑剤が移行し、塗膜を汚染するブリード現象を生じさせる

残る、ウレタンシーシーリングと変成シリコンシーリングが適切と言えますが、変成シリコンの場合、ブリードを生じさせてしまうので、変成シリコンでもノンブリード機能があるもので、以下がサイディング目地と窓廻りに適正なシーリング材と言えることとなります。

・ウレタンシーリング

・変成シリコンシーリング(ノンブリード型)

一般的にウレタンシーリングは塗料との密着は良いものの、紫外線に弱く耐候性に劣り、変成シリコンは耐候性に優れているものの、塗料との密着が悪く、ブリードを起こすことが欠点です。

いったい、これらの欠点を補う高品質なシーリング材はないのでしょうか…

昨年から当社が主に使用しているシーリング材はオート化学のオートンイクシードを紹介させて頂きます。

オートンイクシード

可塑剤に依存しないLSポリマー技術による柔軟性維持や、CRオリゴマーによる美観維持など多彩な機能がありますが、わかりやすくすると下記の通りとなります。

・ウレタン系であることから、変成シリコンと比較し、塗料との密着に優れ

・ブリードを起こすこともありません

・壁面の振動に対し、長期に柔軟性を維持し耐久性に優れ

・紫外線や雨、蓄熱による劣化を長期にわたる防ぎます

・サンシャインウェザーメーターによる耐久及び耐候性の理論値は20年以上

以上のように非常に高品質です。

さて、高品質な施工とは、「施工部位に応じ、的確で高品質な材料を使用して、高い技術力で施工すること」という言葉に集約されます。

どんなに施工技術が高くても材料が粗悪であれば、施工品質は低くなり、逆にどんなに高品質な材料を使用しても、施工技術が未熟であれば、施工品質は高くはなりません。

大切なのは、的確で高品質な材料を高い技術力で施工することとなります。

特にシーリングに関しては、外壁の一次防水機能が塗装以上にシーリングに依存しているので、材料を指定でいるような場合は材料品質をきちんと確認することが賢明と言えるでしょう。

 

シーリング

外壁シーリング打ち替え工事

見えない下地処理こそ、信頼できる塗装会社を見極めるポイント

剥離を起こしている既存シーリング

剥離を起こしている既存シーリング

既存シーリング撤去1

既存シーリング撤去1

既存シーリング撤去2

既存シーリング撤去2

外壁がサイディングのお住まいでは、建物を雨水から守るために欠かせない工事の一つが、目地や窓まわりのシーリング(コーキング)打ち替えです。

ひと口にシーリング工事といっても、古いシーリング材を撤去して新しい材料を充填するだけではありません。完成後には見えなくなる細かな工程を、一つひとつ丁寧に積み重ねることで、防水性と耐久性が大きく変わります。

今回は、実際の施工手順をご紹介しながら、住まいを長持ちさせるために大切な施工品質と、信頼できる塗装会社を選ぶポイントについてご紹介します。

💡 シーリング打ち替えを形づくる「6つの手順」

・既存シーリングの撤去:古くなって弾力性を失った防水材を丁寧に取り除きます。

・マスキング養生:サイディングのラインに合わせて、まっすぐ美しく仕上げるためのテープを貼ります。

・ボンドブレーカー貼り:シーリングが柔軟に伸縮できるよう、目地底の絶縁テープを補修します。

フィルムが残っている場合はボンドブレーカーは必要ございません。

・プライマー(下塗り材)の塗布:新しいシーリング材を外壁材へ強固に密着させるための接着剤です。

・新規シーリングの充填・ヘラ均し:空気が入らないよう隙間なく打ち込み、平滑に整えます。

・マスキングテープの撤去:周囲を汚さないよう、細心の注意を払ってテープを剥がします。

例えば、最初のステップである「既存シーリングの撤去」の工程に注目してみましょう。お届けしている2番目と3番目の画像は、古いシーリングを取り除いた直後の目地の写真ですが、その細かな違いにお気づきでしょうか。「撤去1」の写真では、サイディングの側面に古いシーリング材の薄い膜がまだ少し残ってしまっています。一方で「撤去2」の写真は、サイディングの側面をカッターなどで丁寧に削ぎ落とし、次に塗るプライマーが外壁材の素地へしっかりと吸い込むよう、本来の素材を綺麗に露出させている状態です。

作業が完了して上から新しいシーリングを被せてしまえば、この違いを目視で見抜くことは誰にもできません。しかしながら、3年、5年、7年と歳月が過ぎたとき、古い材が残ったままの目地は、そのわずかな隙間から新しいシーリングがペリペリと剥がれてしまう「剥離現象」が起きやすくなることは、決して珍しいことではないのです。こうした目に見えなくなる些細な部分にこそ、施工会社や職人の住まいに対する「姿勢」の違いが実直に現れます。

ただし、サッシ周りに関しては形状により完全撤去が難しい場合があります。無理な撤去によって外壁材を痛めたり、内部の「防水紙」を刃先で切ってしまう危険性がある場合は、あえて無理に剥がさず、溝を作る「Vカット」を施した上でサッシの面一(つらいち)まで肉厚に充填する工法を選択します。

相見積もりをされた際、例えば「シーリング打ち替え:1メートルあたり1,200円」の会社と「800円」の会社があったとして、見積書の単価の数字が「安いから」という理由だけで、良い業者であるとは一概に言えない理由がここにあります。古い材を綺麗に削ぎ落とすには、それだけ多くの時間と、職人の根気強い手仕事が必要になるためです。この細かな仕上がりの差は、施工会社の理念や職人の手仕事に対する考え方の反映である場合もあれば、現場の管理体制の違いによるものもございます。

会社の経営効率や目先の利益率ばかりを追い求めてしまえば、こうした目に見えなくなる些細なひと手間は、どうしてもおろそかになりがちです。だからと言って、品質に影響を及ぼさない部分にまで過剰に時間をかけ、それを「丁寧な作業」と称して相場から乖離した高すぎる金額をご提示するのも、おかしな話だと私たちは考えております。

大切なお住まいのメンテナンスを任せる業者を選定される際は、提示された価格(数字)を比較する前に、まずは以下のようなポイントをそっと見極めていただくことが肝要かと存じます。

🔍 失敗しない業者選びのための大切なチェックポイント

施工会社が掲げる理念や、代表者の家づくりに対する生き方に共感できるか目に見えなくなる下地処理を、正しくチェックする管理体制が整っているかその理念や体制に裏打ちされた、確かな施工技術(6工程の遵守)があるかこれらを総合的に見極めた上で、最後に初めて価格のバランスを比較していただくことが、後悔のないリフォームを叶える最善の方法です。

お引き渡し時の美しさだけでなく、5年後、10年後もお施主様が「この会社に頼んで本当に良かった」と安心して笑顔で過ごせる塗装をお届けできるか否かは、ひとえに、お施主様の優しく賢明なる「洞察力」にかかっていると言っても過言ではございません。私たちは、ただ価格の安さだけでお応えする会社ではございません。

お施主様が大切にされてきた我が家の歴史に深い敬意を払い、愛着ある住まいを未来へ紡ぐことのできる建築塗装店として、明日からも一つひとつの目地、一塗りの刷毛に誠実な想いを込めて向き合ってまいります。

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