202003/21
ダイヤカレイド完了検査
水性シリコン系微光沢多彩模様仕上
先日ご紹介させて頂いた目黒区内における外装改修工事が完了いたしました。
塗装仕様は。多彩模様仕上げのダイヤカレイドです。
多彩模様の塗料ですが、従来の顔料カプセルではなくカラーフレークを配合することで石材調塗材のような重厚な仕上げとなります。
202003/21
先日ご紹介させて頂いた目黒区内における外装改修工事が完了いたしました。
塗装仕様は。多彩模様仕上げのダイヤカレイドです。
多彩模様の塗料ですが、従来の顔料カプセルではなくカラーフレークを配合することで石材調塗材のような重厚な仕上げとなります。
202003/17
202003/12
先日のブログにて、一般的な塗装工事の約4〜5倍もの手間と時間をかける弊社のあく洗いに対する姿勢と、その価値について解説いたしました、築10年の木部改修工事。
職人が何度も何度も実直に洗浄を繰り返した結果、この度、あく洗い工程が無事に完成を迎えました。経年変化による木材自体の物理的な傷みまでを完全に新築時に戻すことは叶いませんが、木材を真っ黒に変色させていた「あく」や「カビ」に関しては、プロの引き算の技術により、ほぼ100%除去することに成功いたしました。
本記事では、美しく生まれ変わった木肌を滑らかに整える職人のひと手間や、お施主様が多額の費用を投じて取り戻した木肌を未来へ守るための「特別な塗料」について、当時の忘れられない思い出とともに詳しくご紹介します。
あく洗いの工程を終えた直後の木肌は、薬剤を木目の深部まで的確に浸透させるために刷毛(はけ)で何度も擦り洗いを施しているため、どうしても表面にわずかな毛羽立ちや「木肌の荒れ」が生じてしまいます。
弊社では、ここでそのまま塗装に移ることはいたしません。仕上げ塗装の吸い込みを均一にし、絹のような極上の手触りを取り戻すため、240番(#240)の細かいサンドペーパー(紙やすり)を用いて、職人が手作業で優しく丹念に木肌を研磨して整えさせていただきます。
一般的な塗装費用と比較して、決して安くはない多額の費用をお預かりし、職人の情熱と手間のすべてを注ぎ込んで、ようやくこの真っ白で健やかな木肌へと戻すことができました。だからこそ、ここから始まる「仕上げ塗装」の役割は極めて重大です。あく洗いによって無防備になった無垢の木材が、これから先、再び紫外線や雨風によって傷んでしまわないよう、鉄壁の保護膜を形成しなければなりません。そこで弊社がこちらの現場にご提案させていただいたのが、一般的な「合成樹脂木材保護塗料」を遥かに凌駕する圧倒的な耐久性を誇る塗料です。
それは、植物油脂などの100%天然成分を主成分とする「自然塗料」の分類にありながら、過酷な外部環境にも耐えうる強靭な保護性能を併せ持っています。その塗料こそ、ドイツのクライデツァイト(Kreidezeit)社と、日本の株式会社プラネットジャパン様が共同開発された「プラネットカラー(Planet Color)」です。
甚だ私事ではございますが、私が現場でこの素晴らしい塗料を刷毛に取るたび、胸の奥から熱く込み上げてくる感慨がございます。
それは、本材料の開発メーカーであるクライデツァイト社の創始者、ゲルト・ツイーゼマン(Gerd Ziesemann)氏と、プラネットジャパンの平尾社長の、環境と品質に対して決して妥協を許さない「公正で純粋な精神」に触れた時の記憶です。
今から数年前、忘れもしない2017年の秋の日に、両氏のモノづくりへの情熱と哲学を直に味あわせていただいた体験は、私にとって職人人生の大きな道標となりました。その高潔な志に思いを馳せながら施工する時間は、私にとって筆舌に尽くせぬ特別な意味を持っています。
お施主様が大切にされてきた住まいの歴史(思い出)を、最高の技術で引き出し、そして世界最高峰の志が詰まった塗料で未来へと守り抜く。
単なる「建物の塗り替え」という作業を超え、ご家族の特別な場を蘇らせる「思い出の蘇生屋」としての使命を、今回も一分の隙もなく果たすことができました。
弊社を信頼し、大切な我が家の未来を託してくださったお施主様に、職人一同、心より深く感謝申し上げます。
関連ブログ
▶ 陰の大功労者
※2017年秋、クライデツァイトのシリカットペイントで杉原千畝記念館を蘇生させて頂いた際に現地で発信させて頂いた塗魂ペインターズの声明文です。
202003/11
先日のブログにて、真っ黒に変色してしまった木肌がパッと明るくなり、お施主様のお母様に大変お喜びいただけたエピソードをご紹介した木部あく洗い工事。
本日も引き続き、お住まいの価値を最大限に高めるための丁寧な洗浄作業を継続しております。木部のあく洗いは、既存の壁の上から新しい色を塗って覆い隠す「足し算の塗装」とは異なり、素材そのものの美しさを引き出す「引き算の技術」です。そのため、一般的な塗装工事と比較して、膨大な「手間(時間)」と「費用」が必要となります。
本記事では、あく洗いがなぜ塗装の約4〜5倍ものコストを要するのか、その技術的な理由と、弊社が価格以上の価値をお届けするために貫いている仕事への姿勢について詳しく解説します。
事前のテスト施工の際にもお伝えいたしました通り、木部のあく洗い(薬品洗浄)において最も重要であり、同時に最も困難なのが「薬剤のコントロール」です。
汚れを落としたい一心で強すぎる薬品を使用すれば、デリケートな天然木の繊維を著しく傷めてしまい、逆に薬品の濃度が弱すぎれば、木材の深部に染み込んだ頑固な「あく」を抜くことはできません。あく洗いは、あらかじめメーカーが定めた一定の希釈率(濃度)の塗料を均一に塗れば仕上がる一般的な外壁塗装とは根本的に異なります。
同じ1本の柱や外壁であっても、直射日光の当たり方や雨水の受け方によって劣化度合いは一箇所ずつ異なるため、職人が現場の状況を目と手で微細に見極めながら、場所ごとに薬品の希釈率を臨機応変に調整し、木材を絶対に傷めないよう慎重に進めていかなければならないのです。
さらに、この作業は「薬品を1回塗って洗い流せば終わり」という単純なものではありません。一度の洗浄では落としきれない根深い汚れやカビに対しては、薬品の濃度や配合を変えながら、完全に綺麗になるまで何度も繰り返し洗う工程を重ねます。
このように、緻密な手作業を繰り返すため、あく洗いに要する「手間(作業時間)」は、一般的な塗装工事における手間のおよそ4〜5倍もの時間を費やすことになります。
そして、職人の高度な専門技術と膨大な施工日数が必要となることに準じて、費用(工事金額)の面においても、同様に一般的な塗装の4〜5倍のコストがかかるというのが隠れもない事実でございます。
しかしながら、これまで数多くのあく洗い現場に携わらせていただく中で、職人の一切の手抜きを許さない真摯な作業をそばでずっと見守ってくださっているお施主様は、私たちがどのような覚悟と姿勢で大切な我が家に向き合っているのかを深くご理解してくださいます。
そして、完成した美しい木肌をご覧になったとき、その金額に相応しい、あるいはそれ以上の本物の価値を見出してくださるのだと確信しております。
弊社は、目に見える施工前の見積書の「数字(安さ)」だけで勝負する会社ではありません。お客様が本当に評価してくださるのは、目には見えない仕事に対する誠実な姿勢であり、これまで積み重ねてきた確かな実績であると信じております。
私たちを信じ、大切な住まいの未来を託してくださるお施主様のご信頼に最高の技術でお応えし、価格以上の感動と永続する価値を誠実にお届けしてまいります。
明日からは、あく洗いで美しく生まれ変わった木肌を長期にわたって保護するための「仕上げ塗装(外装用高性能オイル等)」の工程へと移ります。
関連ブログ
202003/04
先月のブログにて、現場ごとに最適な薬品と希釈率を見極めるための「テスト施工(テスト洗い)」の様子をご紹介した木部あく洗い工事。
入念な事前検証を経て最適な薬剤を選定し、いよいよ本日から本格的なあく洗い工程を開始いたしました。
今回ご依頼をいただいたお住まいは、築10年という比較的新しい建物です。しかし、外装・内装ともに木材本来の質感を活かすクリアー仕上げが施されていたものの、ある「深刻な原因」によって、外部の木部がわずか数年で真っ黒に変色してしまっていました。本記事では、木材が急激に劣化してしまった原因の解説とともに、お施主様のご不安を笑顔へと変えていく弊社のあく洗いプロセスの裏側についてご紹介します。
今回施工をお任せいただいたお住まいは、随所に美しい天然木が配されたこだわりの邸宅です。築10年という経過年数にもかかわらず、外部の木部が数年で真っ黒に変色してしまった背景には、新築時の塗料選定に原因がありました。
内装・外装ともに天然木の風合いを活かすクリアーオイルが塗布されていたのですが、その塗料に「紫外線防止効果(UVカット機能)」が含まれていなかったのです。木材は直射日光(紫外線)や雨風に直接晒されると、木質成分(リグニン)が分解され、またたく間に灰色や黒色へと変色(風化)してしまいます。特に外部の木部においては、美観を保つだけでなく、紫外線から木組織を保護する「外装専用の高性能な保護塗料」を選定することが極めて重要となります。
先月のテスト洗いで実証したデータを基に、初日から徹底的なあく洗い(薬品洗浄)を開始いたしました。作業が始まった初日は、真っ黒になってしまった大切な我が家が本当に綺麗になるのだろうかと、お施主様のお母様が非常に心配そうな表情で見守っていらっしゃいました。
木部のあく洗いは、職人の技術力によって仕上がりに天と地ほどの差が出るため、お施主様がご不安になられるのは当然のことです。しかし、段階を追って丁寧に汚れとカビを浮き上がらせて除去し、あく洗いが2日目を迎えた頃、お母様の表情は一変いたしました。
パッと本来の明るい木肌が姿を現した我が家をご覧になり、満面の微笑みを浮かべながら「見違えるように明るくなりましたね」と、大変光栄な喜びのお言葉を直接頂戴することができたのです。
職人として、これ以上ない幸福な瞬間でございます。住まいとは、ただ雨風を凌ぐためだけに建てられた、単なる「居住の器(うつわ)」ではありません。
そこには、ご家族の皆様が共に過ごした日々の息遣いが染み込み、過去の思い出から現在、そしてこれから先の未来へと紡がれていく、かけがえのない特別な時間が流れる場所です。
弊社は、時代やトレンドが変わろうとも、この「塗装」という尊い仕事を通じ、単に建物の表面を綺麗にするだけにとどまらない施工を追求し続けております。
そこに暮らすご家族の心に深く思いを馳せ、大切な歴史が詰まった特別な場を新築時の輝きとともに蘇らせる「思い出の蘇生屋」として、これからも一つひとつの現場に誠実、かつ一分の妥協もなく携わらせていただく所存です。明日からも引き続き、木材の耐久性を高める仕上げ塗装へと工程を進めてまいります。
関連ブログ
▶あく洗い
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